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2018年12月 2日 (日)

真如寺 かしきりもみじ

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

衣笠にある真如寺(眞如寺)に行って、ちょっと贅沢な紅葉を楽しんできました(11月30日)。「かしきりもみじ」は真如寺の秋の特別公開の企画ですが、詳しくは後ほど。

今小路通に面して、真如寺の南門があります。この西(左)隣にはかっての鎮守社の六請(ろくしょう)神社があり、さらに西に行くと等持院の山門があります。

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真如寺は山号を萬年山という臨済宗相国寺派の寺院で、鹿苑寺(金閣寺)、慈照寺(銀閣寺)とともに大本山相国寺の三つの山外塔頭の一つです。

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鎌倉時代後期の弘安9年(1286)、無学祖元(むがくそげん、仏光国師)が没した後、その弟子で京都尼五山筆頭の景愛寺住職・無外如大尼(むがいにょだいに)が、無学の遺爪髪を祀るための塔所として「正脈庵」(しょうみゃくあん)を築いたのが始まりです。

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無外如大尼の没後も、同じく無学の弟子らが施主となり同庵は代々維持されました。暦応5年(1342)に、高峰顕日の弟子で、無学祖元の法孫・夢窓疎石が、足利尊氏の執権高師直、尊氏の弟足利直義の外護を受け、庵を東側に移して寺院として整備しました。山門

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この際に無学祖元初住の中国浙江省台州真如寺にならい、寺号を真如寺としました。そして無学祖元を勧請開山、無外如大尼を勧請開基として、夢窓自身は第2世として入寺しました。開山は初代住持、開基は創建者、勧請は尊敬する師にその名誉を譲ることです。

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その後、足利義満によって創建された相国寺が五山に入ったことを期に、十刹(五山に次ぐ寺格)であった眞如寺はその山外塔頭となりました。義満は南禅寺を五山の上として、五山を京都と鎌倉に分割する改革を行い、現在に至っています。

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参道の正面にある法堂(仏殿)は「大雄殿(だいおうでん)」といわれ、須弥壇に仙洞御所より遷された本尊・宝冠釈迦如来像、莫迦葉尊者像、阿難尊者像を安置しています。その後、江戸時代前期の明暦2年(1656)、後水尾上皇によって法堂は再建されました。

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上皇の第6皇女・理昌女王(りしょうじょおう、1631-1656)は得度し宝鏡寺門跡19世となり、女王没後、宝鏡寺には墓地が無く、真如寺に葬られました。その際、上皇が寺を整備したものです。その後、宝鏡寺の歴代門跡の菩提寺となりました。(七重塔、基部に四面仏)

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法堂に至る参道の途中にある「半僧坊大権現(」 大正7年(1918)、遠州奥山の大本山方広寺の鎮守の御分身を新たな鎮守として勧請したものです。

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西門へ行く途中に二つの祠があり、左は「稲荷大明神」。

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右の祠の名は見当たりませんでしたが、中に蛇の置物があったので弁財天だと思われます。

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種類は分かりませんが、境内のあちこちに葉の裏も表も真っ赤な紅葉がありました。

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特別公開されている「客殿」に入ります。客殿には三畳の上段の間があり、宮家や宝鏡寺門跡らが来寺の際に使用しました。

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客殿の南庭は苔地に植栽があり、奥に枯川、灯籠や石敷きが配された枯山水庭園です。

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昭和13年(1938)頃に田中泰阿弥によって修復作庭され、山国の風景を表し、禅宗様式に
茶庭の要素を取り入れているそうです。奥に待合があります。

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右手に大きな「牛塔(うしとう)」があります。かって牛は、農耕や土木工事、荷物の運搬、や牛車のけん引など、様々な役割を果たしました。そのような牛の供養塔と思われますが、詳しい所縁は分かりません。

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庭を望む客殿の間には江戸時代の絵師・原在中の襖絵が飾られています。「四季花卉図(かきず)」は極彩色でボタン・カキツバタ・アサガオなど、季節の草花が描かれ、部屋の中と外から季節の美しさが感じられるようになっています。

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客殿から書院(客殿と一体になっています)に移ると、その東庭の紅葉が目に飛び込んできます。

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かなり下に池があり、畔に雪見灯篭がありました。背が低くて傘が大きく、水面を照らしたものと思われます。

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先ほど見て来た客殿の南庭も見えます。

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ところで、「かしきりもみじ」とは2018年の12月9日までの期間、日時を指定して予約を受け付け(それぞれ一組限定)、静寂の中でゆっくりと紅葉を楽しむことができる企画です。

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貸し切りとなるのは客殿と書院で、拝観料は1組6千円です。1組15名までの定員なので、大勢ならば1人あたり安い拝観料ですが、1、2名では贅沢な紅葉となります。

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時間帯は10、11、13、14、15時からの各1時間で、今朝確認すると3~9日のそれぞれに受付け可能な時間帯がありました。

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見事な紅葉でした。

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コメント

かしきりもみじ、凄いですね。
一組6000円は、払う価値があると思います。
一人で一組分でも、これは行きたいところですね。
秋の静けさ満喫ですね。

投稿: munixyu | 2018年12月 2日 (日) 13:57

★munixyuさん こんばんは♪
6千円というのは、考えた拝観料だと思いました。15人で行くと一人200円と安すぎますが、普通の人が友達を誘うならばせいぜい5~6人というところでしょうか。一人千円の拝観料は高い方ですが、貸し切りならば納得できる額です。

投稿: りせ | 2018年12月 7日 (金) 23:44

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