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2018年12月 7日 (金)

修学院離宮4 浴龍池を巡る

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日の記事に続いて、秋の修学林離宮の最終回です。上離宮の一番高い場所にある隣雲亭⑦から池のほとりまで下りて来ました。下は宮内庁のホームページにある「修学院離宮略図」をトリミングしたもので、文書中の番号は図に位置が描かれています。

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池の周囲の散策路をしばらく歩くと、万松塢(ばんしょうう)⑧と窮邃亭(きゅうすいてい)⑪がある中の島をつなぐ「千歳橋」⑨が見えてきます。切り石を組んだ橋脚に一枚石を渡し、二つの橋脚に宝形造りと寄棟造りの四阿(あずまや)風なものが建っています。

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しばらくすると、窮邃亭がある中の島に渡る「楓橋」⑩があります。長さ二間余りの欄干付き木橋です。

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楓橋を渡ると、千歳橋を見下ろす場所を通ります。手前が宝形造りのようで、屋根に鳳凰が乗っています。この中の島は特に名前がないようです。
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中の島の頂上に宝形造りの茶屋「窮邃亭」があります(頂上は狭くて全体の写真が撮れません)。文政年間(1818-1830)に修復はあったものの創建当時の建物で唯一現存しています。「窮邃」の扁額は後水尾上皇の震筆だそうです。

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十八畳と附属の水屋の一間からなり、一隅に直角に折れて畳一枚高くした上段を設け、上段西側いっぱいに低く一枚板を渡して御肘寄(窓の下の台)としています。庭の景色を眺められるように、上皇が好きなように配置したのでしょう。

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中の島から下りて、「土橋」⑫の上から。正面にあるのが「三保ヶ島」、昨日は中の島と書いたのですが、岸から突き出た半島でした、手前は涸れた蓮で、夏にも訪れたいところです。アオサギがいます。

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橋を渡ったところから「西浜」⑭が見渡せます。午後3時からのツアーだったので、陽が傾いています。上図の⑥は昨日の記事で見た土手の「大刈込み」です。

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西浜の手前に「舟着」があります。浴龍池は舟遊びの場でもあり、島々を廻りながら管弦や詩歌の会などが行われたそうです。

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北西の隅から。

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西浜の散策路は池を遮るものがなく、いままで見て来た中の島や建物が眺められます。

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反対側の視界も開け、この日は大阪までよく見渡せませた。中央にあるのが「あべのハルカス」だと思われ、左に京都タワー、下の方に御馬車道も見えます。

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中央は窮邃亭がある中の島で、木の間にかすかに建物が見えます。

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最後に渡った土橋

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千歳橋は近くで見ると中国風で、周囲となじんでいないともいわれますが、ここからは景色の一部となっています。

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ここでは一番最後を歩いています。

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歩いていて、雪景色も見てみたいと思いました。(中の島の万松塢)

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でも散策路に雪が積もると危ないので係の方にたずねると、過去70年間雪で参観が中止になったことがないそうです。(隣雲亭、TOPの写真も)

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最近では散策路の雪をブロワーで吹き飛ばして歩けるようにするそうです、(池の南に小川が滝となって流れ込んでいます。)

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上離宮の出口の近くにきました。

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コメント

冬の池は、透通るというより、
静けさというか、無を感じますよね。
池は季節を感じ易くていいですね。

投稿: munixyu | 2018年12月 7日 (金) 17:47

★munixyuさん こんばんは♪
この池は、斜面の西側に高い堤を設けて造った一種のダム湖です。それが何百年も存続しているのは当時の土木技術の高さだと思います。そして、後世でも池の周囲に美しい風景が見られるのは、後水尾上皇の執念かも知れませんね。

投稿: りせ | 2018年12月 8日 (土) 00:35

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