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2018年11月 1日 (木)

源氏物語ミュージアム

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

宇治市の源氏物語ミュージアムに行ってきました。「さわらびの道」のはずれにあり、いつも閉館時間までに間に合わず今回初めて訪れました。

「宇治市源氏物語ミュージアム」は『源氏物語』のなど「源氏物語」に関する資料の収集・保管・展示等を行うための公立博物館で、平成10年(1998)に開館、開館10周年の平成20年(2008)と20周年の今年9月14日にリニューアルが行われました。

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上はエントランスホールで、、下のフロアーガイドでは中央下になります。最初に右の「展示ゾーン」(有料)に入ります。

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全面ガラスの通路から見る洗練された庭も見どころの一つです。

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?平安の間 源氏物語の舞台となった平安時代の王朝文化を紹介するスペースです。

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華やかな世界を象徴する牛車や装束が復元・展示されています。

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スクリーンでは源氏物語のあらすじを紹介、下は栄華を極めた光源氏の邸宅の六条院のジオラマです。光源氏は、252m四方の敷地を春夏秋冬の4町に分け、それぞれの季節に美しく映える邸宅と庭を造り、姫君たちを住まわせました。

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②架け橋 次の間への通路ですが、照明によって幻想的な空間になっています。

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源氏物語は、第3部で舞台が平安京から宇治に移ります。ここは、都から別業(別荘)のある宇治へ道行きを体感するスペースともなっています。当時は牛車で6時間かかったそうです。

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③宇治の間 源氏物語最後の宇治十帖を紹介するスペースです。当館所蔵の伝土佐光則筆「源氏絵鑑帖」のうち、宇治十帖を立体画像で表現しています。

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実物大の模型や紗幕(しゃまく)で宇治十帖の代表的な場面を再現しています。下は「薫の垣間見」で、光源氏亡きあと子の薫が姫君を垣間見るシーンです。他に、紗幕(薄い絹などで作られた幕)で覆われた「管弦の宴」と「匂宮と浮舟」のシーンもあります。

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この部屋から入る④映像展示室では、「橋姫 女人たちの心の丈」と「浮舟」が上映されていました(時間がないので入っていません)。下は、⑤物語の間 源氏物語のあらすじや宇治について紹介しています。

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54帖が一つの絵巻物になっていて、それぞれに簡単な説明があります。歩きながら読んでいくと、物語のあらすじが簡単に理解できます。

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⑥企画展示室 9月14日(金)~11月18日(日)の期間、「宇治の名所と旅する光氏」が展示されています。江戸時代後期、『源氏物語』を翻案した『偐紫田舎源氏』が出版され、人気を博しました。(受付の方に戻る途中に部屋がありますが、中は撮影できません。)

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「翻案」とは、元の著作物のストーリー性を変えることなく、具体的な表現を変える(例えば和訳)ことをいうそうです。ここでは、時代を平安時代から室町時代へ移し、主人公は将軍足利義政の妾腹の子・足利光氏となっています。

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将軍位を狙う山名宗全を抑えるため、足利光氏は好色遍歴を装いながら、宗全が盗み隠していた足利氏の重宝類を取り戻し、西国の山名勢をはかりごとで滅ぼした後、都に戻り、将軍後見役となって栄華を極めるというストーリーです。

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足利光氏は宇治にも現れ、歌川国貞によってその名所と光氏が錦絵で描かれています。この後、受付の反対側にある「情報ゾーン」(無料)に向かいます。

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ここにはお目当てのショップもあります。

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外のお土産屋にはないような、お洒落な小物やお菓子もいっぱいありました。

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⑦源氏物語に親しむコーナー 当館が所蔵する源氏絵鑑帖に登場する絵が描かれていて、ルーレットに現れる絵を探します。小さい子供さん用かも知れませんが、大人でも楽しめます。

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今年のリニューアルは、観光と生涯学習の拠点として再整備して、体験を重視し、楽しみながら平安時代の貴族文化に触れ、源氏物語が感じられる施設としたそうです。(六条院を使ったカルタのようですが、遊び方が分かりません。)

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隣の喫茶スペースで一休みしました。

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⑧図書室 幻の写本とよばれる「大沢本」を始めとした、源氏物語に関する書籍の所蔵・閲覧や「復元音で聞く源氏物語」や「六条院再現」などのDVDが視聴できます。

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ここには日本で唯一、源氏物語に関する3000冊を超える蔵書があり、研究者の方も利用しています。

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こちらの庭は広々としていて、紅葉が美しそうです。

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一番隅に⑨講座室があります。今年は10回の連続講座が開催され、これからは12月8日「母」の変容―摂関政治から院政へ―(京都学園大学教授・山本淳子)以降4回の講座が申込可能です。年間を通じた入門講座もあります。

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この後、近くにある宇治十帖の史跡を訪ね歩きました。

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コメント

現代的なところに、大昔のものが展示されているって、
なんか面白いですよね。
でも、源氏物語は何故か現代にも似合ってしまうから不思議です。

投稿: munixyu | 2018年11月 1日 (木) 19:51

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