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2018年11月 7日 (水)

秋の琵琶湖疏水1 冷泉通に沿って 

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

一昨日の記事に続いて、鴨川から琵琶湖疏水を遡りました。上の写真の右は冷泉放水口の施設で、疏水が増水したときにはここから鴨川に放流します(鴨川出合)。

下の写真で琵琶湖疏水は南に向きを変え、「鴨川運河」ともよばれ伏見まで続きます。

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南禅寺船溜から鴨川出合までの琵琶湖疏水は「鴨東運河」とも呼ばれます。運河の名は、かって薪炭を始めとする資材やお客を伏見から運ぶ舟運に利用されていたからです。琵琶湖疏水と平行して左に増水時だけ使用される「白川放水路」があります。

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右の通りは「冷泉通」です。かって少し南に夷川通が存在し、昭和10年の大洪水までは鴨川に橋があり西の夷川通とつながっていました。疏水沿いの小径は様々な名前で呼ばれ、この近くには「疏水こみち」という石碑があります。

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しばらく歩くと、「夷川水力発電所」(夷川ダム)の放水口が見えてきます。少し見えにくいですが、右には発電しないときのバイパス用放水口があります。

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明治24年(1891)に琵琶疏水による蹴上発電所が送電を開始しましたが、やがて電力需要が増加したため、明治41年(1908):第二疏水建設jが始まりました。この工事によって琵琶湖から蹴上に導かれる水量が3倍近くに増えました。

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第二疏水によって二つの運河は水深が深くなり、改修工事が行われました。また、この計画の一環として大正3年(1914)に夷川発電所と伏見発電所(墨染発電所)が完成しました。

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当初は市営の発電所でしたが、昭和17年(1942)からは関西電力所有の無人発電所となって現在でも発電を続けています。落差は3.4m、最大出力は300kWだそうです。

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ダムの取水口近くに、琵琶湖疏水開発に尽力した京都府知事・北垣国道の像があります。

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ダム湖にあたるこの場所は「夷川船溜」と呼ばれ、舟運の船の停留地でもありました。明治23年4月9日の琵琶湖疏水竣工式はここで行われました。右は「聖護院保育園」、左は「ヴィラ聖護院」。

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明治29年(1896)に大日本武徳会遊泳部の「夷川水泳場」が開設され、日本で最初の水泳場だったそうです。戦後「京都踏水会」と名を変えて現在に至ります。ただし、昭和44年(1969)に山ノ内浄水場がここから取水することになり、水泳場は閉鎖されました。

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現在では南禅寺船溜を出発した遊覧船「十石船」の折り返し地点となっています。右が琵琶湖疏水(鴨東運河)で、大文字が見えます。鴨のたまり場(ねぐら)でもあります。

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取水口の右に「夷川閘門(こうもん)」があります。閘門は水位が違う場所で船を上下させる装置で、運河を行きかう船がここでダムの水位差を乗り越えました。

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この区間の疏水には、南北の通りのそれぞれに橋が架けられています。橋の上から東の方です。

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もうすぐ東大路通です。

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「徳成橋」(東大路通)の上から、正面に「京都市武道センター」があります。ここは両岸に桜が密に並んでいて、春は見事な桜回廊になります。

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このあたりの対岸に京料理の「六盛」があるはずですが、どの建物か分かりません。

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「冷泉橋」の上から北の方、向うは「府営住宅西天王町団地1棟」、窓からは素晴らしい眺めだと思います。冷泉通はここから、平安神宮の応天門の前を通り、若王子神社まで続いています。

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武道館の前から西の方、向うに徳成橋、奥に愛宕山が見えます。

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コメント

大正の雰囲気は、独特でいいですよね。
鴨でしょうか。
楽しそうで、癒されます。

投稿: munixyu | 2018年11月 7日 (水) 17:51

★munixyuさん こんばんは♪
明治から大正にかけて造られ建物は、レトロで美しさを感じますね。昭和のモノもノスタルジーを感じるという人もいますが、私にはよく分かりません。琵琶湖疏水は餌が多いのか、鴨がいっぱいいます。

投稿: りせ | 2018年11月 8日 (木) 00:18

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