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2018年8月 7日 (火)

夏の円山公園 西部の史跡と飲食店

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

八坂神社の東の鳥居を出て、円山公園に来ました。途中の道沿いにある祇園祭山鉾館の前の芝生に「ラジオ塔」があります。

昭和7年にNHK京都放送局の開局を記念してラジオの普及のために建造。当時はラジオ体操や野球中継の際は塔の前に大勢の人が集まったといわれています。戦時中に資材を供出しましたが、昭和57年開局50周年の際に最新技術によって修復されました。

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「開花亭」 木の素材を強調した室内にジャズが流れるカフェ・レストランです。お子様連れの家族や女子会、結婚式のパーティーにも適しているそうです。テラス席もあります。

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「祇園円山堂」 色々なスイーツやドリング、お酒もあるカフェです。公園で食べるために店頭でソフトやハンバーグ、飲み物を買う方も多いようです。 

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円山公園は明治19年(1886)に開設された京都市最古の公園です。八坂神社の東、東山を背景に約86,600㎡あり、回遊式日本庭園を中心に、料亭や茶店が散在し、京都随一の桜の名所でもあります。

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「祇園枝垂桜」 円山公園には枝垂桜、ソメイヨシノ、山桜など約800本の桜が植えられていて、それらの中心的存在です。初代は昭和22年に樹齢220年で枯死、現在は2代目(樹齢90年程度)です。一時期カラスの害で心配しましたが、何とか勢いが戻ったようです。

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円山公園は東西に長く、その中央を知恩院南門からの道が南北に横切っています。今日はこの道から西側を歩きます。(ひょうたん池はこの道の東側です。)

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下図の中央左上の点線の道に料亭が並んでいるのが以前から気になっていました。

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「いもぼう平野家本家」 京都の名物料理「いもぼう」の本家です。江戸中期に初代は、仕えていた青蓮院の宮様から九州土産に唐芋(とうのいも)を頂きました。この地で栽培すると立派に育ち海老に似た独特の形と縞模様を持った「海老芋」(えびいも)となりました。

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初代は宮中への献上品の棒鱈」(ぼうだら)と一緒に炊き上げる工夫を重ねて考案した「出会いもん」がいもぼうです。吉川英治や川端康成はこの味をほめたたえ、松本清張は小説「球形の荒野」の重要な場面にこの店を登場させました。(下はちょっと離れた場所です。)

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「祇園相撲茶屋いころ」 先代の創業者は力士で、四季を通じて農家直送の京野菜や京都の素材を使った本格的なちゃんこ鍋が頂けます。

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先代は北海道出身の元小結・沢光(さわひかり)で、現役時代は173cm、105kgと小柄でしたが、大相撲の黄金時代のひとつである「柏鵬時代」に幕内力士として活躍しました。

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向かいの「いふじ」は創業70年の京料理、鍋物のお店です(全席予約のみ)。牛肉のしゃぶしゃぶが名物ですが、現在「鱧(はも)しゃぶ」も始めたそうです。きれいなお庭があります。

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「zucca da vino(ズッカ・ダ・ヴィーノ)」 4年半のイタリア修行を経たシェフが町家を改装してこじんまりしたお店を開業(完全予約制)。京都の旬の食材をふんだんに使ったお箸で頂く前菜盛り合わせから、本場のパスタや肉料理まで、コース仕立てのイタリアンです。

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「利休庵」 豆腐料理、湯葉料理のお店です。お手軽な値段で知られていますが、まだ開店していないか定休日のようでした。

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「志ぐれ」 大正2年の創業の京料理のお店です。懐石料理は毎月メニューが変わり、その中の煮物、焼物、揚物などいくつかは自分でメニューを選ぶこともできます(予約で同一グループは同じメニュー)。こちらも開いていませんでした。

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「鳥久」 現在出している夏の涼会席は、活鱧の造りやしゃぶしゃぶなどの鱧料理をはじめ、加茂茄子の揚げ出しや冷しあんかけ、活たこの酢物や、鮎の炭火焼きなどの旬の味覚いっぱいの豪華な料理だそうです。

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「ぎをん梅の井 陶泉房」 大正3年創業の鰻と京料理の老舗です。慣れ親しんだ賑やかな縄手筋を離れ、創業100年にあたる平成26年にこの地に移転して新たな歴史を刻むこととなったそうです。

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「大弓射場 園山(えんざん)」 浪人となった萩藩士・福井元造は、日置(へき)流弓術の免許皆伝の腕前で、文久2年(1862)、円山公園に大弓場を開きました。元造は捕えられ獄死しますが、息子、孫に引き継がれました。ちなみに大弓(だいきゅう)とは最もサイズが大きい本格的な弓のことだそうです。

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「祇園円山 かがり火」 南禅寺の順正の経営で、お手頃な値段で湯豆腐や湯葉鍋などの豆腐料理、すき焼き、鰻などが頂けます。大広間から小さなお部屋まであり、様々な会合に利用できます。東大路のすぐ裏ですが、鬱蒼とした林の中にあります。

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円山公園の西端から、芝生の中にある石碑を見ながらひょうたん池の方に戻ります。

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「中井弘の胸像」 中井は薩摩藩を脱藩して坂本龍馬などの資金で英国に密航・留学しました。帰国後、英国公使パークス襲撃事件では身を挺して護衛しました。その後滋賀県知事として北垣京都府知事とともに琵琶湖水事業を完成させました。

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京都府知事となり内国勧業博覧会を開催、平安神宮を造営。例の事件で尊攘派から狙われ、自分の名入りの尊王派高山彦九郎を称える詩を書いた扇子を数百本注文して代金を支払わず、扇子屋が叩き売るのを待って市内に配るなど逸話が多い人物でした。

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「丸山海道夫妻の句碑」 海道は京都出身の俳人で俳誌「京鹿子」を創刊、父は鈴鹿野風呂。「朱の宮を 神は住家として 露けし」、佳子「傘さして きく花の鐘  父おん母おん」。「ふおん、ぼおん」は近くの長楽寺と知恩院の鐘の音のことだそうです。

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ひょうたん池のほとりの「祇園小唄の碑」 この歌はマキノ映画「絵日傘」の主題歌で、作詞・長田幹彦、作曲・佐々紅花です。毎年11月23日にはこの地で「祇園小唄祭」が行われるそうです。

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コメント

これだけお店があれば、
どこがいいのか、難しいですよね。
お店も家みたいで、ぼーっとしてたら見失ってしまいそうですね。

投稿: munixyu | 2018年8月 7日 (火) 12:55

1位でしたoneup おめでとうございます
・・・ブログランキングの方happy01

いもぼう・・・2軒ありました。価格もメニューも同じでしたが?
湯豆腐・・・やはり予約しないと ガイドブックに載ってるお店は ドライブインみたいな席に通されるようですね
こちらは りせさんのブログで初めて知りました
予約の有無、価格帯で 印象も変わるとしたら 予約は必須coldsweats01

投稿: ゆっこ | 2018年8月 7日 (火) 15:16

★ゆっこさん こんばんは♪
お返事遅れてすみませんでした。「いもぼう」は登録商標だそうで、2軒のお店は同じ経営ではないかと思います。和食のお店はとりあえず予約をした方がよいですね。最近新しいお店が増えて、テレビで初めて知る状況です。でも初めてのお店はちょっと入りづらいので、いつものところになってしまいます。ランキングの応援ありがとうございます。連休や夏休みはいつも苦戦です。

投稿: りせ | 2018年8月 9日 (木) 00:16

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