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2018年7月 8日 (日)

光明院 波心庭と大雨被害

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

京都の大雨についてご心配をしていただきありがとうございます。京都でも人的被害や住宅や道路の被害も出ていますが、雨は次第に弱まり大雨特別警報は昨晩解除されました。まだ警戒が必要ですが、とりあえず記事を書くことにしました。

観光地や文化財の被害についてはまだ集計されていないようですが、分かっている範囲でお知らせします。(今日は東福寺塔頭の光明院です。)

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「東福寺塔頭・光明院」は、山号を慧日山(えにちさん)といい、室町時代の1391年に金山明昶(きんざん みんしょう、明祖禅師)が開創しました。

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明治初年(1868)の神仏分離令後の廃仏毀釈によって荒廃しました。(山門を入ると、1962年に重森三玲が作庭した前庭「雲嶺庭」があります。)

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その後住持となった横幕滴泉(よこまくてきせん)が明治44年(1911)に再興し、20年以上の托鉢によって現本堂を建立しました。(庫裏の前に摩利支尊天が祀られています。)

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誰もいない拝観入り口で各自が拝観料を竹筒に入れます。

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受付を過ぎると正面に茶室「観庭楼」があります。全ての引き戸が開いていて、そこから方丈前庭の「波心の庭」が見渡せます。

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波心の庭は、昭和14年(1939)に重森三玲により作庭された池泉式の枯山水庭園です。上の写真の左の引き戸から三尊石と奥に茶室「両行庵」が見えます。

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外縁から、向こうjに方丈(左)と書院(右)が見えます。左と奥にも三尊石があり、それぞれから放射状に石が配置されています。

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ところで大雨の被害ですが、市内中央を流れる鴨川(賀茂川も)と高野川は増水して遊歩道がある河川敷まで浸水しました。(庭の白砂が海、苔が州浜を表し、苔地の端にある小石が打ち寄せる波を表しているそうです。)

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そして、三条大橋の近くで護岸(河川敷の一部)が20~30mに渡って崩れましたが、その背後にある土手(堤)は決壊していません。

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桂川(嵐山)でも中ノ島の浸水しましたが、5年前の台風18号のような大きな被害は報告されていません。(茶室と書院の間からは2組の三尊石が見えます。)

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ただし、上流の亀岡市では、保津橋付近の霞堤の一部で水があふれ出しました。

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木津川にかかる「流れ橋(上津屋橋)」は通行禁止でしたが、無事だったようです。この橋は増水すると橋板が橋脚から外れ、水が引いたあと金属ロープでつながれた橋板を手繰り寄せる構造になっています。(書院に入りました。)

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一旦橋板が流されると何千万円もの費用がかかるので、前回流れた後に橋板の高さを上げたのが効果があったようです。

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私のブログのヘッダー画像にもあるように、お気に入りの風景です。

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書院と方丈の間から、庭の向こう(東)には全国から集められたサツキやツツジの大刈り込みがあり、雲紋を表しているそうです。

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方丈から、背後の斜面の上(雲の上)には茶亭「蘿月(らげつ)庵」が建っています(木で見えませんが)。蘿月とは蔦葛(つたかずら)の葉の間に見える月を表すそうです。

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その他では、紙屋川が増水して川岸の家屋数戸が浸水、吉田山の東側の斜面が一部崩壊し近くの民家に土砂が流入、山科区の倉庫で床上浸水、西京区の寺院1軒で床下浸水したとのことです。(方丈は本堂でもあり、本尊の釈迦如来を安置しています。)

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また、東福寺ではほこらが倒壊したとされていますが、非文化財となっていて詳細は不明です。(方丈の横に納骨堂があります。)

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写真10枚をつないで波心庭のパノラマを作りました。

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定期観光バス(SKYバス)のQコース(大原&比叡山)、LGコース(鵜飼)、Sコース(保津川&トロッコ)は運休ですが、それ以外のコースは(嵐山行・京の夏の旅も含めて)通常通りです。(最後に過去の写真から。雨が降ると、白砂の部分が本当の「海」になります。)

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7月7日には拝観休止だった以下の寺社・施設は今日は拝観可能となっています。永観堂、鈴虫寺、伏見稲荷(奥ノ院まで)、三千院、蓮華寺、醍醐寺、三室戸寺、貴船神社、神護寺 鞍馬寺、嵐山モンキーパークいわたやま。(雪景色はめったに見られません。)

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ただし、伏見稲荷の稲荷山と醍醐寺の上醍醐へは入山禁止、神護寺の高雄バス停から神護寺橋までの道が不通で、槙尾から神護寺まで歩く必要があるそうです。

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大雨に関する新しい情報があれば明日の記事でお知らせします。

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コメント

空間を大きく見せる庭で、
開放感があっていいですよね。
地震、大雨、もう災害は止めて欲しいですよね。
のんびりしたいものです。

投稿: munixyu | 2018年7月 8日 (日) 18:36

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