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2018年7月 1日 (日)

夏越大祓と茅の輪くぐり

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日はあちこちの神社で「夏越大祓(なごしのおおはらい)」、「茅の輪くぐり」が行われました。今年はどこにも出かけていませんが、この神事の簡単な説明といくつかの神社の茅の輪くぐりを紹介します。

大祓とは古来より、毎年6月(夏越)と12月(師走)の年2回 宮中を始め各神社で行われる重要な神事です。日常生活の中で知らず識らずに犯した罪や穢れを人形(ひとがた)に託して祓い清め、日々穏やかに過ごせるように願います。

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あらかじめ氏名と住所を書いた人形が拝殿に設けられた祭壇の上に置かれ、宮司の祝詞や神官のお祓いの後、参列者が事前に渡された切り幣(ぬさ)を、体の左・右・左の順番で振りかけて清めます。これは吉田神社の夏越大祓式(おおはらえ)の例です。

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祓(はら)えつ物として布を切り裂いて祓います。これは、災いは身に付いてしまった不要なものが引き起こすと考え、それを裂くことによって、本来の魂が輝きを取り戻すのだそうです。この後、人形や切り裂いた布切れなどを浄火(いみび)にくべに持っていきます。

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神事の後、神官を先頭に参列者が茅の輪を3回くぐります。輪をくぐるときには、次の和歌を唱えます。「水無月のなごしの祓(はらい)する人はちとせの命のぶというふなり」(拾遺和歌集・よみ人知らず)。

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吉田神社では同じ方向に茅の輪をくぐりますが、これは神社によって異なります。列の輪の中に浄火が見えます。

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次は北野天満宮です。本殿の正面に設けられた祭壇で神事が行われませす。その流れは吉田神社の場合と同じです。

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はやり、祓えつ物として布を切り裂きます。神職が必死になって切り裂く様子がこの神事の見どころ?です。

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人形や切り裂いた布切れなども長びつに入れて茅の輪をくぐらせます。こちらは、左回り、右回り、左回りの計3回くぐります。穢れものを浄火にくべるのは別途行われるようです。

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ところで、夏越大祓で茅の輪をくぐるのは、日本各地に伝わる蘇民将来(そみんしょうらい)の故事にちなんでいるとされています。(下は白峯神宮で、蹴鞠場の隅で神事が行われます。)

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旅の途中で宿を乞うた武塔神(むとうのかみ)を、裕福な村の長者である弟の巨旦将来〈こたんしょうらい〉は追い出しました。一方、貧しい村の兄の蘇民将来は、粗末ながらも武塔神をもてなしました。(こちらも左回り、右回り、左回りと3回茅の輪をくぐります。)

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後に再訪した武塔神は、弟・巨旦の妻となっていた蘇民の娘に茅の輪を付けさせて、それを目印として娘を除く弟・巨旦の一族を滅ぼしました。疫病で滅んだという説もあります。(下は熊野神社です。)

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武塔神は以後茅の輪を付けていれば災難を免れることができると教え、蘇民の家は子孫代々に至るまで災いなく栄えたとされます。(熊野神社では茅の輪をくぐった後、本殿で神事があります。)

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小さな茅の輪を身に付けると厄払いになることは、奈良時代の風土記にも記されています。そして、時代とともに茅の輪が大きくなって、やがてこれをくぐるようになったそうです。(熊野神社では神事の後、各自で茅の輪から茅を引き抜いて小さな輪を作ります。)

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多くの神社では6月30日以前から茅の輪が置かれていて、厄除けに各自がくぐるようになっています。ほとんどの場合、左回り、右回り、左回りとくぐります。下はゑびす神社。

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新熊野神社

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下御霊神社

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石清水八幡宮

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上賀茂神社では6月30日の午後8時から神職らが茅の輪をくぐった後、橋殿に上がります。

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神職らは橋殿の上から人形を「ならの小川」に流して穢れを祓います。このとき、藤原家隆「風そよぐ ならの小川の夕ぐれは みそぎぞ夏のしるしなりける」(小倉百人一首)が朗朗と詠まれます。鎌倉時代の上賀茂神社の夏越祓の情景を詠った和歌です。

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かがり火の中、神事が続きます。

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コメント

形代って結構浮くのですね。
僕の形代は、東大阪の大和川に流されたらしいです。
涼しさを感じるいい行事ですね。

投稿: munixyu | 2018年7月 1日 (日) 12:08

★munixyuさん こんばんは♪
わたしは今年の夏越の行事にいっていないのですが、はやり半年のお祓いをしておいた方がすっきりしますね。

投稿: りせ | 2018年7月 6日 (金) 00:07

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