« 裏寺町通 前編(北部の寺街) | トップページ | 金地院 以心崇伝と東照宮・名勝庭園 »

2018年6月 5日 (火)

裏寺町通 後編(南部の繁華街)

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

Jno_2195a
※写真は全てクリックで拡大します。

昨日の記事に続いて裏寺町通の後編(南部)です。こちらにもお寺が並んでいますが、南に行くにしたがってお店や飲食店が増えてきます。

「常楽寺」 安土桃山時代創建と伝えられる浄土宗西山深草派の寺院で、山号を雲松山、洛陽四十八願寺の第30番札所になっています。この地で2回火災に遭っていますが、墓地には土佐藩士の麻田時太郎の墓があります。(正覚寺の向かいです。)

Jno_2135a

「称名寺」 浄土宗の寺院。 坂本龍馬や中岡慎太郎が襲撃された醤油屋・近江屋はこの裏(東)にあり、龍馬が寝起きしていた土蔵からは、称名寺に逃げられるように梯子がかけられていました。しかし当日は母屋にいたので逃げられなかったといわれています。 江戸時代後期の漢方医・書家の有持桂里の墓があります。

Jno_2168a

明治時代になり東京に首都が移ると、京都は沈滞の一途をたどりました。明治5年(1872)京都府参事・槇村正直は、京都の復興のため三条~四条間に「新京極通」を通し、一大歓楽街を作ろうとしました。(「光徳寺」 浄土宗の寺院という以外情報がありません。)

Jno_2172a

新京極通を開くために、寺町通にあった寺院は移転や境内地を削られて寺町通に面した寺はなくなり、新京極通に8寺社が残りました。(「西導寺」 こちらも浄土宗の寺院。)

Jno_2179a

明治時代中頃となると新京極通は繁華街となり賑わいました。一方、江戸時代には芝居小屋や見世物小屋が建ち並んだ裏寺町通は、繁華街の裏通りとなりお店もほとんどありませんでした。(通りの東は「スーパーホテル」。)

Jno_2184a

裏寺町通が再び賑わう契機となったのは蛸薬師通での、1970年河原町ビブレの開店と、1973年の映画館・京極東宝の改築です。(「浄心寺」 浄土宗の寺院で、便利な場所にあるので講演会などの会場に使用されています。)

Jno_2202a

上記の施設によって、新京極通や河原町通からの人の流れができました。しかし、映画人口の減少、景気低迷やマイカルの経営破綻によるビブレの閉店などにより、再び裏寺町通の賑わいは失われました。

Jno_2191a

「スーパーホテル京都・四条河原町」 天然温泉「御所の湯」は男女入替制、ホテルで焼いてる焼き立てパンは好評で朝食は無料。J.D.パワーのホテル宿泊客満足度が4年連続No. 1(1泊9,000円未満部門)だそうです。ホテルの前(左)に東西の通りがあります。

Jno_2208a

この東西の通りは浄心寺の前から新京極通までですが、通り沿いにたくさんのお店や飲食店ができています。下はスーパーホテルの入口で、1、2階にはお店もいくつか入っています。

Jno_2288a

新京極通の錦天満宮の横が今来た東西の通りの端です。最近の錦市場や錦天満宮への観光客の増加によって、この通りにもお店が増えて人が流れができ、裏寺町通が再び活気を取り戻した要因だと思われています。(新京極通から)

Jno_2219a

スーパーホテルの前(南)に「柳小路」があり、ちょっと寄り道していきます。昔からあるこの通りは一時大人の繁華街として賑わいましたが、その後空き店舗が目立つようになり忘れられた存在でした。

Jno_2246a

最近このあたりの人通りが増えるにしたがって、新しい店が増え、石畳が敷かれて柳も植えられ、お洒落な小路になりました。地下足袋スニーカーの「SOU・SOU」の本店や、古着ショップ、美容院などに加え、雰囲気のよさそうな飲食店が並んでいます。

Jno_2253a

小路の中ほどにある「八兵衛明神」 明治5年に新京極通りができたとき、歓喜光寺という寺の境内で狸が3匹死んでいました。この辺りが整備された際に、その狸を「八兵衛明神」「七兵衛明神」「六兵衛明神」として祀り、地域の鎮守社3社が創建されました。

Jno_2261a

最近、信楽焼きの狸の「八相縁起」と「八兵衛さん」の八を掛けて、信楽焼きの狸が八体置かれています。長さ60m、幅2mほどの柳小路ですが、一度は訪れて雰囲気を味わってみたい通りです。

Jno_2278a

もう一度スーパーホテルの南の通りに戻りました。お好み焼きの「味乃家」、焼きそばやもんじゃ焼きもあり、一人でも入りやすいそうです。裏寺町通の方に戻ります。

Jno_2300a

「PCAAAN!!」 缶詰めバーで、立ち飲みですが椅子もあります。海外の缶詰も含めて多数そろっていて1缶350円からです。

Jno_2302a

「靴専科」 全国に展開している靴のクリーニング店です。カバンの修理やクリーニングも行っています。

Jno_2303a

裏寺町通に戻って南に歩きます。「キッチン 今村亭」は洋食屋さんです。フランス料理とのことですが、お手軽なランチもあります。

Jno_2312a

ここから裏寺町通の西側にはお店や飲食店が並んでいます。

Jno_2311a

「三木半」 看板には居酒屋とありますが、お料理がおいしいと評判のお食事処でもあります。

Jno_2313a

このお店の並びの向かい(東)に1998年にオープンした「河原町OPA(オーパ)」があります。地上8階建てでレディスむきの多数のテナントが入っています。河原町通が正面ですが、裏寺町通にも出入口があります。

Jno_2361a

「charlie」 お洒落な帽子屋さんです。

Jno_2317a

「FACE CODE」 福井県鯖江市のアイウェア(眼鏡・サングラス)メーカーRAINCOAT初の直営店が3年前にオープンしました。奥には工房も併設して、フレームのオーダーメイドもできるそうです。

Jno_2318a

「unico(うにこ)」 路地裏の隠れ家をイメージしたインテリアショップだそうです。キッチンやリビングのセットにお洒落な小物や家具が並んでいます。柳小路にも入口があります。

Jno_2319a

「三吉(さんきち)本店」 こちらも古くからある大衆的な焼肉屋さんで、牛タンやホルモンも人気だそうです。

Jno_2321a

「サラダの店 サンチョ」 1972年オープンしたサラダの専門店です。6種類の野菜をミックスしたヘルシーなサラダに、厳選した素材で作る自家製ドレッシングをかけたグリーンサラダが、いろいろなグリルについています。

Jno_2331a

裏寺町通が再び活気を取り戻したもう一つの要因は、OPAによって、河原町通からの人の流れができたからだといわれています。下は裏寺町通の出入り口。

Jno_2327a

「居酒屋 むぎ」 煮物やお魚、串カツなど、お酒の肴が美味しいそうです。

Jno_2316a

「たつみ」 創業1968年でこのあたりでは一番知られた居酒屋です。昼のカウンターは地元の常連客で賑わいますが、東北、北陸、瀬戸内の海の幸が頂け、庶民的な雰囲気に全国から観光客が訪れます。安いので2千円も飲み食いするのは大変だそうです。

Jno_2332a

たつみの南(左)の道は先ほど見た柳小路に続いています。そこにも雰囲気のよさそうなお店があるのですが、もうスペースがありません。ここからもう少しで四条通に出ます。

Jno_2347a

四条通からは何もなさそうな露地に見えますが、最近はこちらから裏寺町通への人の流れも増えてきました。「裏寺」とも呼ばれ、注目の通りの一つになっています。

Jno_2357a

お帰りの前に、ブログランキングの応援のクリック↓をよろしくお願いします。

  ★こちらを是非よろしく→   ブログ村→にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
-------------------------------------------------------------------

Jno_2298a

|

« 裏寺町通 前編(北部の寺街) | トップページ | 金地院 以心崇伝と東照宮・名勝庭園 »

コメント

この時期は食欲が大きくなるのかもしれませんね。
飲食店の写真を見ると、全部入りたくなってしまいます。
食欲の初夏でしょうか。

投稿: munixyu | 2018年6月 5日 (火) 11:09

見たことあるお店も少しありますが。。。どのあたりか今一つ浮かんできません!w南のほうがちょっと迷路っぽくなってるからかなぁ。。。でも、この前行ったときにこの辺りでご飯食べた記憶が。。。カレーに大根が入ってて、しかもおいしかったのでびっくりして、お店の人にお話しを聞いたんですが。。カレーの看板のとこだったのでしょうか。。w

投稿: ばるさろ | 2018年6月 5日 (火) 22:49

★munixyuさん こんばんは♪
このあたりの繁華街は夜になるともっと賑わうようです。入ったことがないお店ばかりですが、調べてみると興味がわいてきました。

投稿: りせ | 2018年6月 6日 (水) 22:52

★ばるさろさん こんばんは♪
裏寺町通は、夜になると雰囲気が違うのでしょうね。柳小路は初めて行きましたが、昼間でも趣がありました。ここのカレー屋さんは「マリーD」といって、御主人はちょっと愛想がよくありませんが、欧風カレーの老舗だそうです。付け合わせに大根が出ることがあるようですが、ルーに入っているのは別のお店かもしれませんね。

投稿: りせ | 2018年6月 6日 (水) 23:10

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 裏寺町通 前編(北部の寺街) | トップページ | 金地院 以心崇伝と東照宮・名勝庭園 »