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2018年5月11日 (金)

上賀茂社家・西村家 緑の庭園

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

先日上賀茂神社の競馬(くらべうま)を見た後、大田神社に行く途中に西村家を訪れました。上賀茂神社から流れる「明神川」沿いに、かっての神官たちの住宅「社家」が並んでいます。

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「西村家別邸」は現存する社家の中で唯一公開されていて、かつ最も昔の面影を留めているといわれています。、

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上賀茂は、平安京の鎮守社である上賀茂神社を中心に、神官(社司と氏人)と農民によって門前集落が形成され、室町時代からは神官の社家町として発展してきました。明治以後は京都の近郊農村的性格を徐々に強め、社家町の性格は薄らいでいきます。

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しかし、この明神川沿いには社家が旧来のまま残り、昭和63年(1988)に「重要伝統的建造物群保存地区」および「上賀茂郷界わい景観整備地区」に指定されました。下は玄関で、江戸時代には社家は門と玄関(式台)を設けることを許されていました。

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この邸宅は、明治時代の後半、西陣で織物業を営んでいた西村清三郎(7代目)が、社家の錦部(にしごり)家と西池家から別邸として利用するために買い求めたものです。

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清三郎氏は、この別邸を自分の好みのままに造営するのではなく、江戸時代以降も残っていた庭園をなるべく保存しながら、主屋を建て、庭園の再整備を行いました。庭園は上の俯瞰図のように、主屋の北、南、西の3方に分かれます。(下は北庭の南東部。)

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広間から北の方、北庭には水を明神川から引いて鑓水が造られ、再び明神川に戻しています。梅、桜、椿、ウツギ(空木)、ホトトギス、萩、楓などの植栽が季節を彩ります。

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手前に井戸があり、神官が神社に赴く前に禊(みそぎ)を行う石組の「水垢離(みずごり)場」でした。今は水が涸れているそうです。

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中央の奥に「降臨石」が据えられています。上賀茂神社の祭神・賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)が降り立った神山(こうやま)になぞらえています。

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こちらは東の方で先ほど見た北庭の南東部です。

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「深草三和土(ふかくさたたき)」 土間たたきの一種で、石灰、赤土、白川砂(深草砂利)を水で練り、木のコテで叩いて固めます。手間がかかかるので現在ではあまり使われず、残っている庭も少ないそうです。

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向うは西庭で、ちょっと裏庭のような雰囲気です。

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一旦玄関から出て、南庭に向かいます。

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「南庭」は主屋の南の部屋に面しています。西村家ではこの部屋で月見などを催していたそうです。

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中央に池があり、池庭ともよばれていたそうです。

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こちらの庭は楓が目立ちます。

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最後に別の季節に訪れたときの写真を。下はまだ秋の初めで、もっと鮮やかな紅葉になると思います。

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毎年12月の初旬から翌年3月中旬までは公開していません。

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コメント

この時期の楓は、柔らかな緑でいいですよね。
楓は、初夏の緑、晩秋の赤と
2度楽しめて、いいですよね。

投稿: munixyu | 2018年5月11日 (金) 11:58

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