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2018年3月 9日 (金)

市比賣神社 女人守護と市場守護

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

河原町通五条から一筋下がった通り(市姫通)の角に、市比賣(いちひめ)神社の「お守り授与所」があります。

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「市比賣神社」は、女人守護の神社として知られ、その創建は平安時代初めにさかのぼります。市姫通を西に入ると通りの南に市比賣神社があります。

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桓武天皇が平安京を造営した翌年(795)、当時の左大臣藤原冬嗣に命じて、東西両市場の守護神として、宗像三女神を勧請して市姫大明神として祀りました。

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両市場は官営の常設市場で、全国から産物が集められ貴族から庶民にいたるまで多くの人々で賑わいました。東市は現在の七条北の大宮東、西市は七条北の西大路西にあり、それぞれ市場の門に市姫大明神が祀られ、当神社は東市の社に由来します。

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下は手水舎の「瀞」で、清と浄の文字が組み合わさって「がすがしい」と読むのだそうです。

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清和天皇(在位858-876)から後鳥羽天皇(在位1183-1198)に至る27代の間は皇室、公家の尊敬篤く、皇子又は子女の誕生ごとに当社の「天之真名井(あまのまない)」の水を産湯に加えられたと伝えられています。

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本殿には祭神として、多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)、市寸嶋比賣命(いちきしまひめのみこと)、多岐都比賣命(たぎつひめのみこと)の宗像3女神とともに、神大市比賣命(かみおおいちひめのみこと)、下光比賣命(したてるひめのみこと)を祀ります。

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神大市比賣命はスサノオノミコトと結婚して、大歳神(おおとしかみ、正月の神)と宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ、稲荷神)を産みます。下光比賣命は多紀理比賣命と大国主命の子神です。

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縁結び、子授け、安産、女人厄除け、婦人病平癒などの女人守護のご利益に加え、市場守護、商売繁盛の信仰があります。現在でも京都中央市場の守り神として、市場市有地の中央に分社が祀られています。京都十六社朱印めぐりの一つ。

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平安時代中頃、東市の近くに踊念仏の祖とされる空也(903-972)が天台宗の金光寺を開きました。東市に近いことから市屋(いちや)道場とも呼ばれたといいます。

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中世になり、金光寺の境内に市姫大明神が祀られ、寺は市姫金光寺とも呼ばれたといわれています。この頃になると両市場は衰退したようです。「カード塚」、使い終わったカードに感謝する意味で、祓い清めて供養してくれます。

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安土桃山時代の1591年、本願寺の進出にともなって豊臣秀吉の命により、金光寺は現在地へ移転しました。「祈祷殿」

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明治初年(1868)の神仏分離令により、市比賣神社は金光寺より独立しました。現在、金光寺は西隣にあります。市比賣神社が北向きに建てられているのは、御所を守護するためだそうです。

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境内の南側に摂社や井戸があります。

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摂社の「植松稲荷社」 祭神として、植松稲荷大神、松玉稲荷大神、光玉稲荷大神を祀り、商売繁昌や金運アップのご利益があるとされます。

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「天之真名井」が再現されています。地下60mから汲み上げられ、神水を飲み祈ると、一つの願い事が叶う一願成就の井戸といわれています。こちらの井水も名水とされ、いまも茶会などに用いられているそうです(茶の湯都七名水のひとつ)。

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「姫みくじ」 張り子人形の中におみくじが入っていて、人形を井戸の上にお供えしています(持ち帰ってもよいそうです)。絵馬のように願いが書かれた人形もあります。

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「衆霊(しゅうれい)殿」、市比賣神社に所縁のある大国主命、花山天皇、恵比須大黒、護国英霊、社家祖霊、崇敬者祖霊、蛭子大霊を祀ります。

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3月3日には市比賣神社の「ひいなまつり」が行われ、厄除け祈願が行われました。近くのひと・まち交流館京都では束帯姿の男びなや十二単の女びな、三人官女や五人ばやしが登場し、平安時代の風雅な情景が再現されたそうです。

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コメント

カード塚。何でもあるもんですね。
姫みくじ、かわいい人形ですね。
京都のおみくじは、かわいい人形系が多いですよね。

投稿: munixyu | 2018年3月 9日 (金) 13:51

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