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2018年1月14日 (日)

護浄院(清荒神) 勅願所と観音霊場・七福神

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日の記事の出町妙音堂を出て、近くの清荒神に寄りました。昨年秋に訪れたばかりですが、正月にお詣りすると縁起が良い七福神があり、同じような境遇なので気になりました。

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「清荒神(きよしこうじん)」は、正式名称を「護浄院(ごじょういん)」という天台宗延暦寺派の寺院です。このあたりの荒神という地名の由来になった寺院です。(正面は庫裏・寺務所で、本堂は右にあり、左にお堂が並んでいます。)

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奈良時代の宝亀2年(722)光仁天皇の皇子である開成皇子が仏門に入り、勝尾山(今の大阪府箕面市)で修行中三宝荒神尊が現れたのを見て、自らその姿を模刻しました。そして、守護神として清(きよし、箕面市)に祀ったのが始まりとされます。

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「三宝荒神尊」とは仏・法・僧の三宝を守る神で、憤怒の形相をした八面八臂の鬼神の姿をしているそうです。皇子が守護神として祀った像は、日本で最初の荒神尊といわれています。(寺務所・授与所)

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荒神尊は不浄や災難を除去する神とされることから、火と竈(かまど)の神として民間にも荒神信仰が広がりました。西門の横の手水舎には名水「無垢の井」が湧いています。梨木神社の染井の水に近く、その上にあたるので、同じ水脈と思われます。

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南北朝時代の1390年、北朝の後小松天皇の勅命により、荒神尊は摂津国から醒ヶ井高辻(高辻堀川東)に遷されました。本堂の前に鳥居があるのは珍しい。

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安土桃山時代の慶長5年(1600)、後陽成天皇が王城守護のために荒神尊を現在地に遷しました。その際、かっての所在地から清三宝大荒神尊、あるいは清荒神と称し、後陽成天皇自作という如来荒神七体(七体荒神)も合祀したといいます。

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以来、歴代天皇が国家安泰、皇室安寧、五穀豊穣の祈願をする祈願所となり、現在でも御札を皇室に献上しているそうです。(本尊の清三宝大荒神尊は秘仏で、松久宗琳(1926-1992)作の御前立が置かれています。)

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江戸時代の1694年、住持・実誉に僧官が与えられ、東山天皇により護浄院と命名されました。僧官は僧尼を取り締まる役職です。1788年の天明の大火により護浄院は焼失しましたが、ほどなくして再建されました。

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平安時代の文章博士・三善清行の子で、修験道の浄蔵(891-964)が、護摩を焚いたという「採燈護摩壇旧跡」が本堂の横にあります。 

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境内の東に様々な神仏が祀られている長屋のような建物があります。その一番南(下の写真の右)には「薬師如来」が祀られています。来世の安泰を司る阿弥陀如来に対して、現世で苦しみを取り除いて人々を救う仏です。正面は大聖歓喜天です。

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「大聖歓喜天」 他の神仏にはお願いできないような無茶な願い事もかなえてくれるといいます。でも、祟りも強烈で、約束を守らない者には、容赦ない罰を与えるとされます。覚悟を決めて、この仏を奉ると7代後の子孫まで福徳をもたらすとか。

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その左の「不動明王」は平安時代の慈覚大師・円仁(794-864)作とされ、幕末の1681年に荒神の本地仏として安置したといわれます。本地仏とは姿が見えない神が、人々を救うために仏の姿になって現れたものです。

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「准胝観世音菩薩像」は江戸時代初期作とされ、あらゆる仏の母でとしてべての人々を救済します。特に、清浄と母性の守護として女性の守り本尊、子授けの信仰を集めています。洛陽三十三観音巡礼第3番札所の本尊、京の通称寺霊場7番になっています。

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准胝観世音菩薩の右手前にある「光格天皇胞衣塚」 江戸時代後期の光格天皇(1771‐1840)の胞衣塚で、この塚にちなんで、安産の信仰もあります。

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左手前には夫婦円満、縁結びのご利益があるとされる「道祖神」が置かれています。

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一番左には「弁財天」が祀られ、同じ厨子内に「恵比須神」、「福禄寿」、「吉祥天」なども安置されています。これらは明治維新後の東京遷都の際に、御所や堂上家に祀られいたものが、ここに遷されたそうです。堂上家とは御所の殿上間に昇段を許された公家です。

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恵比須神は「京都七福神」、福禄寿は「京洛七福神」、「京の七福神」に選ばれています。

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山門の横の「延命地蔵大菩薩」 子供を守り、寿命を延ばすとされる地蔵です。

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昨晩から冷え込み、今朝は市内にも雪が積もっています。

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コメント

やっぱり朝は市内は雪だったのですね。
今週が寒さのピークみたいです。
炭の火の赤が、心に響きます。

投稿: munixyu | 2018年1月14日 (日) 14:33

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