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2017年12月 1日 (金)

常寂光寺 2017秋

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日の記事では嵯峨野の竹林の道を歩いて常寂光寺の前まで来ました(11月25日)。「常寂光寺」は、山号を小倉山という日蓮宗の寺です。「花の寺」あるいは境内を囲む「塀のない寺」としても知られています。

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昨日(11月30日)の常寂光寺のHPによると、「本日の風でモミジが散りだしました。仁王門の北側庭園のモミジ林と多宝塔南側、本堂周辺のモミジは、まだ残っています。今週の土日ぐらいまでがモミジを楽しんで頂ける期間となるでしょう」とのことです。

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安土桃山時代の文禄5年(1596)、究竟院日禛(くきょういんにっしん)上人の隠棲地として角倉家から小倉山の土地の寄進を受けました。「仁王門」は元和2年(1616) 大本山本圀寺客殿の南門を移築したもので、仁王像は運慶作と伝えられます。

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慶長年間(1596~1615)に2世・日韶(にっしょう)上人が小早川秀秋の助力を得て、桃山城客殿をこの地に移築して本堂としたのが常寂光寺の始まりとされます。(この石段は上りの一方通行になっていました。)

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石段の上から。

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「本堂」 一昨年修復工事が完了して外観が新しくなりました。本尊として十界大曼荼羅を安置しています。

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本堂左の妙見堂の前に「ちりめん山椒」の売り場が出ています。京都御苑の近くにある「こと路」さんですが、ネット販売もしています。

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上の写真の石畳は、仁王門の横から続く妙見堂の参道です。左の坂の上は見晴らしのいい場所です。

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「妙見堂」は享和年間(1801~1804)の建立。洛陽十二支妙見に数えられ「酉の妙見」といわれます。本尊は能勢型の妙見大菩薩で、日禛上人開眼の鬼子母神と十羅刹女、大黒天像が合祀されています。

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ここから、本堂の横を通って山の斜面を上り、一番高いところにある展望台まで行きます。

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本堂の裏には小さな池があります。

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途中の左側に竹林もあります。

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「歌仙祠」 創建以前からあった小さな祠を開山時に山上へ移転、明治23年(1890)に改築しました。扁額は富岡鉄斎の筆で、祠内に藤原定家、家隆の座像を祀っています。この左手に定家が小倉百人一首の編纂をおこなった「時雨亭跡」の石碑があります。、

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展望台に来ました。こちらは東の方で、比叡山から東山三十六峰が見渡せます。手前に衣笠山と双ヶ岡があります。

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ところで、角倉家から寺地を寄進された開山の日禛上人は、角倉了以の大堰川開発に協力したといわれています。(右の方には京都タワーも見えます。)

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所縁のあった牛窓(現瀬戸内市)から18人の舟夫を呼び寄せ、彼らは毎年川が開かれる8月から翌年4月まで常寂光寺を宿舎として滞在しました。(中央は如意が岳の大文字。)

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後に角倉家のはからいで天龍寺の近くに小屋が建てられ、牛窓から移り住みました。その地は小屋町といい、後に角倉町と改称されました。(左の煙が出ているのは平安郷のあたりで、その手前に広沢の池が見えます。)

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今も常寂光寺の檀家には、牛窓出身者が多いといわれています。(北東の方には清凉寺の屋根と奥に大沢の池を囲む林が見えます。)

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帰りは多宝塔の方に下りていきます。

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この日は空気が澄んでいて、仁和寺の五重塔がはっきり見えました。

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「多宝塔」 江戸時代初期の元和6年(1620)辻藤兵衛の寄進により建立され、釈迦如来、多宝如来の二尊を祀ります。辻藤兵衛は京都町衆(呉服商)で反骨の僧といわれる日奥上人の実家です。(開山堂の前から)

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「開山堂」 平成16年(2004)に建立され、日禛上人座像(江戸初期)を祀っています。

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下り道の途中で本堂の裏庭が見えます。

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多宝塔の南の竹林の中に小径が整備されていました。お寺の情報では、このあたりのモミジが現在でも残っていると思われます。

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小径は一回りして妙見堂の裏で、最初に登った道と合流します。

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帰りは本堂に隣接する庫裏の前から下ります。こちらは仁王門の方へ下る道ですが、左に直接出口に下る道もあります。このあたりが仁王門の北側庭園でまだモミジが残っている場所です。

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コメント

露店で「ちりめん山椒」売ってるのね。
京都らしいですね。

投稿: munixyu | 2017年12月 1日 (金) 09:49

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