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2017年12月12日 (火)

糺の森と河合神社 2017秋

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

先日下鴨神社の遅い紅葉を記事にしましたが、その時、糺の森の馬場と河合神社にも行ってきました。こちらは晩秋のような雰囲気がしたので、記事にするのが後廻しになりました。下は下鴨神社の表参道との間にある「あけ橋」。

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馬場の橋(北)に来ると、観光バスが何台も停まっていました。市内では最も遅いといわれる紅葉が目当てのツアーのバスです。

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表参道沿いのカエデが紅葉しています。

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馬場の中央にある末社「雑太(さわた)社」 祭神として神魂命(かんたまのみこと)と賀茂建角身命を祀ります。もともと、鴨社神舘御所内の雑太という字地に御所の鎮祭社として祀られていた神社だそうです。応仁の乱や宝永の大火(1708)で類焼しましたが、

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正徳元年(1711)の式年遷宮の際、この地に再興されました。しかしながら、昭和34年の式年遷宮の際に雑太社は造替のため解体されましたが、再建されないままになっていました。今回の式年遷宮事業でようやく社殿が再建されました。

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この馬場は三高(京都大学の前身・旧制第三高等学校)のラグビーチームの練習場でした。祭神の神魂命が玉に通じるとして 明治44(1911)年に慶応義塾大学のラグビーチームとの間で、雑太社の前で日本人同士で初めて試合が行われました。「第一蹴の地」

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社殿が解体中、祭神は三井神社に移されており、今年の6月には社殿は完成していましたが「仮社」と書かれていました。今回は仮社の文字がなく、正式に祭神を遷座したようです。既にたくさんのラクビー関係者の絵馬がかけられていました。

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このあたりは明治時代に廃絶された神宮寺の跡地で、最近まで発掘調査が行われていました。「神宮寺」は神仏習合の時代に、大きな神社を統括する寺院でした。下はその池跡でくぼ地になっています。

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神宮寺跡から馬場の方

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左の「育みの樹」の看板には「山城原野の植生を今に残す糺の森は、太古よりさまざまな命を育み、静かに見守っています」と書かれていました。右は「日台友好の絆」の植樹、まだ若い木です。

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『有頂天家族2』の成功祈願の植樹、森見登美彦氏の小説・有頂天家族が今年4月からTVアニメとして放映されるのを記念して、主人公が棲むとされる糺の森でイベントがあり、アニメとして初めて「有頂天家族」が「京都特別親善大使」に任命されたそうです。

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馬場の南の端まで来ました。この右に河合神社があります。こちら側(東)と西に二つの鳥居がありますが、現在鳥居の前に門が建てられ(工事中)夜間は通り抜けできないようになっています。

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「河合神社」の創建時期は不明ですがく、平安時代初めの「延喜式」に「鴨河合坐小社宅(かものかわあいにますおこそやけ)神社」とあるのが河合神社であると考えられています。下は南門。

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「鴨河合」とは、賀茂川と高野川が出合うこの場所を表し、「小社宅」は多くの場合に社家の屋敷神を表します。この地に進出してきた鴨氏が代々祭りごとをおこなったと考えられています。明治10年(1887)には下鴨神社の第一摂社になりました。(舞殿)

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境内の南東隅にイチョウの巨木があり、手前は「日露戦役褒美ノ砲弾」で日露戦争の戦勝記念に奉納されたものです。

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鴨長明の「方丈の庵」 鴨長明は若くして河合神社の正禰宜惣官であった父を失いました。50歳のときすべての公職から退いて大原に隠棲し、その後58歳まで各地を転々としました。その間の「栖」(すみか)とした組み立て式「方丈」を再現したものです。

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本殿に祀られている祭神の「玉依姫命(たまよりひめのみこと)」は、上賀茂神社の祭神・賀茂別雷神(かもわけいかずちのみこと)の母神であり、鴨一族の祖先神とされています。

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玉依姫命は美しい女性であったとされることから、河合神社では「日本第一美麗神」として崇めています。手鏡の絵馬に顔を描き、神様から頂いたお下がりのお米を食べると、綺麗になりたい願いをかなえてくれるのだそうです。

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本殿の玉垣内に摂社「貴布禰神社(きふねじんじゃ)」があります。古くから境内に祀られていたとされ、水の神・高?神(たかおかみ)を祀ります。この左隣の

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「任部社(とうべのやしろ)」は八咫烏命(やたからすのみこと)を祀っています。八咫烏は下鴨神社の祭神の賀茂建角身命の化身とされ、神話では神武天皇を大和まで案内して、導きの神、勝負の神とされています。

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舞殿の向こうは先ほどのイチョウの巨木です。

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境内に西にある「六社(むつのやしろ)」 右から、諏訪社、衢社(みちしゃ)、稲荷社、竈神(かまどのかみ)、印社(いんしゃ)、由木社(ゆうきしゃ)で、衣食住の守護神たちです。

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ついでに、南門の外にある「三社(みついしゃ)」を紹介しておきます。左から玉依媛賣命(たまよりひめのみこと)、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)、伊賀古夜日賣命(いかこやひめのみこと)を祀っています。前二つは下鴨神社の祭神と同じです。

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六社の横にある西門から外に出ます。

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「古馬場」 ここは奈良時代以前から賀茂祭(葵祭)の前儀の一つ「御陰祭」の切芝神事が行わた場所でしたが、永正14年(1517)を最後に途絶えました。元禄7年(1694)に御陰祭が再興されてからは現在のように表参道で行われています。

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この道は訪れる人も少なく、紅葉の隠れた名所です。

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もう一度境内を通り抜けて外に出ます。

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「瀬見の小川」を渡ると下鴨神社の表参道です。

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コメント

糺の森が、最後の紅葉になるのですね。
紅葉ももう見納めと思うと、寂しい色に感じます。

投稿: munixyu | 2017年12月12日 (火) 14:37

★munixyuさん こんばんは♪
紅葉の季節は終わり、気温も冬らしく冷え込んできました。といっても、今の季節を感じさせるような写真は難しくて、記事を書くのにちょっと苦労する時期です。

投稿: りせ | 2017年12月13日 (水) 01:08

こんにちは!初めて投稿します。
土曜日に糺ノ森から下鴨神社を散策しました。
糺ノ森では多くのカメラ愛好家さんがでっかいカメラと三脚をずらり並べて撮影会をやってましたので、気後れして下鴨神社へ。舞殿に有頂天家族のたぬきとカエルが置いてありほっこりしましたよ。

投稿: narihira2015 | 2017年12月14日 (木) 10:55

★narihira2015さん 始めまして♪
カメラ教室では三脚を使うのが基本のようですね。京都の寺社のほとんどで三脚の使用が禁止になっていますが、糺の森はそうではないようです。でも、使用禁止と書いてなくても他人に迷惑なことには変わりないので、街中の観光地で三脚を使うのはやめてほしいと思います。有頂天家族は京都観光に貢献しているようですね。

投稿: りせ | 2017年12月17日 (日) 00:13

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