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2017年12月 7日 (木)

岩戸落葉神社 2017秋

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

先日の記事の高山寺を訪れた後、岩戸落葉神社に向かいました。栂ノ尾からJRバスに乗って約30分近く、小野郷で降りると通りの向こうに神社が見えています。

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神社への参道の途中に「岩戸落葉神社 氏子会館」があります。市街地の大神社でも見かけないほど立派な建物です。

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「岩戸落葉神社」の創建年代は不詳ですが、その前身の二つの神社は平安時代前期には既に祀られていました。(清滝川を渡ります。)

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前身社の一つ、岩戸社は元の天津石門別稚姫神社で、小野上村(かみむら)の産土神として神輿岩に祀られ、祭神は水の女神、弥都波能売神(みづはのめのかみ)、瀬織津比咩神(せおりつひめのかみ)、稚日女神(わかひめのかみ)でした。(清滝川の下流)

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もうひとつの落葉社は元の堕川(おちかわ)神社で、小野下村の産土神として、祭神は伝わっていませんが、落葉姫命(おちばひめのみこと)あるいは嵯峨天皇皇后ともいわれています。後に、「おちかわ」が「おちば」になまったという説があります。(上流の方)

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二つの神社はともに平安時代初期の『延喜式神名帳』に記載された由緒がある式内社でした。この地、小野郷は清滝川の上流に位置し、平安京遷都に当たっては主要な調木地の一つに選ばれました。

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寛仁年間(1017-1021)この地は賀茂別雷神社(上賀茂神社)の神領となり、次いで天領(天皇家の御領)となりました。(境内には何本ものイチョウの巨木があり、文字通り落葉で埋め尽くされていました。)

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江戸時代初期の元和年間(1615-1624)、岩戸社が火災にあい落葉社に合祀されて、岩戸落葉神社となりました。(拝殿)

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左が岩戸神社、右が落葉神社で、どちらも覆い屋の中にあります。

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岩戸神社、祭神の稚日女神は神話では機織りの神「天御衣織女稚姫神」とされ、日本書紀では神功皇后の新羅遠征に際して、風雨を司って海路の安全を守護して神功皇后を助けた神霊とされます。

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落葉神社 源氏物語のモデルの落葉の宮(落葉姫)はこの地(小野の山里)に隠棲したことから、社名も落葉社に改められたともいわれています。祭神候補の嵯峨天皇皇后(橘嘉智子)は、仏教に深く帰依して檀林皇后ともよばれ、天皇没後大きな権勢をふるいました。

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境内の左(北)には摂社が並んでいます。

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「稲荷社」 五穀豊穣、商売繁盛の稲荷神を祀ります。

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「靖国社」 昭和22年に建立されました。

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「山神社」 祭神として山の神・大山津祇命を祀ります。

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左の「太田社」は芸能の神・天鈿女命(あめのうずめ)を祀り、右の「天神社」は学問の神・菅原道真を祀ります。以上の摂社(末社)は、地元の住民が常時お詣りできるように便宜を図って勧請したものと思われます。

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本殿の裏は岩盤をくりぬいていて岩戸神社の名にふさわしいのですが、記録では落葉社が岩戸社を合祀したとされ、この地は落葉社があった場所と考えられています。

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本殿の右手の「御霊社」、こちらはかっての落葉社の摂社で、祭神の落葉姫命は源氏物語のモデルの落葉の宮(落葉姫)の御霊です。現落葉神社の祭神を落葉姫命としているサイトを見かけますが、前身の堕川神社は源氏物語以前から存在しています。

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暗くなってきてちょっと寂しげなので、最後に過去のライトアップの写真(2011年)を。

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毎年11月の第3土曜日の17:00~21:00に、氏子や住民によって一日だけのライトアップが行われ、露店もでます。

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コメント

凄い銀杏落葉ですね。
綺麗。最近冷え込みが激しくなりました。
今年も雪が降りそう。

投稿: munixyu | 2017年12月 7日 (木) 11:32

★munixyuさん こんばんは♪
この神社を訪れたのは11月16日でしたが、その名の通りイチョウの落葉で埋まっていました。イチョウの葉は落葉になっても色あせず黄金色に輝いていました。市内から不便なところにありますが、時々は訪れたい神社です。

投稿: りせ | 2017年12月13日 (水) 00:44

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