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2017年11月 7日 (火)

夕日の大文字山に登る

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日の記事に続いて、今日は大文字山に登ります。銀閣寺側の登山口の行者の森を後に、しばらく行くと森林事務所の小屋と駐車場があります(登山者用ではないようです)。

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大文字山は如意ヶ岳ともいわれましたが、現在では両者を区別する場合が多いようです。如意ヶ岳は大の字の火床がある大文字山の東にある頂ですが、市内の平野部からは大文字山に隠れて見えません。しばらく川沿いの道を上ります。

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途中に水場があります。かって石仏(お地蔵さまと弘法大師)が置かれ、水場として親しまれていましたが、平成27年に森林事務所による斜面の保全工事のため石仏と水場が撤去されました。しかし現在は水場が復活していました。

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道の左は如意ヶ岳の北西の支峰である中尾山とよばれ、かって山上に中尾城がありました。如意が岳山頂付近の如意ヶ岳城とともに、天文18年(1549)に、12代将軍足利義晴および細川晴元が築城を行ったとされます。

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如意ヶ岳は京と大津を結ぶ経路にある要衝で、そこを守る目的で二つの城が築かれました。現在、いくつかの遺構が残っています。林道の突き当りにある橋を渡ると、本格的な山道になります。

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急な山道ですが、このあたりは階段や手すりが整備されています。

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しばらく登ると斜面が緩やかとなり、山腹を南に回り込みます。このあたりは銀閣寺の裏山になります。

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すぐに「千人塚」がある広場につきます。太平洋戦争後期に山中に壕を造っていたところ大きな壺に入った大量の遺骨が発見され、それを祀った塚です。ここで鹿ヶ谷方面からの道と出会い、大文字山への登山道は一旦北東の方に向かいます。

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途中で、頭上にリフトが通る場所があります。送り火の当日、大量の薪を運ぶためで先ほど通った橋の手前が出発点です。

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やがて登山道は南に向き、長い階段が続きます。

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長い階段の後、平らな道を少し東に行くと再び階段があり、大文字の火床の開けた空間が見えてきます。

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何とか予定の時間どおりに火床に着きました。でも、登り始めたのが4時前だったので、太陽がかなり傾いています。向うの水平な道は大の字の横棒で80mあるそうです。

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大の字の中央は「金尾」とよばれ、そこには弘法大師を祀る弘法大師堂があります。送り火の点火前にここで浄土院住職による般若心経の読経があります。かっての大文字送り火では、盂蘭盆会としてだけでなく都の安泰や悪霊退治も祈願したといわれています。

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大の字の中央には大きな火床があります。この時間帯でもかなりの人が登っていて、外国人の方も目立ちました。

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草で分かりにくいのですが、左に向かって大の字の「南流れ」(第三画の右払い)の火床があり、横棒の上に突き出た部分を含めて160mあるそうです。さらに少し上ったところに大文字山の山頂がありますが、そこまでは登っていません。

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ここからは、南は大阪方面、北は岩倉、比叡山まで京都盆地を一望できます。夕日の逆光で写真でははっきりしませんが、なんとか、中央に吉田山、その向うに京都御苑、糺の森、賀茂川沿いの並木、奥の愛宕山がわかります。

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夕日に浮かぶ西山のシルエットがきれいでした。

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近くに見えるのは、送り火の「法」の字、松ヶ崎のあたりです。

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昨日の記事の琵琶湖疏水沿いの桜並木が分かります。上は京大の北部キャンパスと運動場です。

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緑は吉田山で、金戒光明寺の御影堂と山門の屋根が見えます。よく見ると文殊塔(三重塔)の宝輪も分かります。

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「ウェスティン都ホテル京都」、山に半分隠れて知恩院の御影堂の屋根も見えます。現在修復工事中で、屋根瓦の葺き替えが終わったそうです。

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そうこうしているうちに、太陽が西山に沈みかけました。

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この日は一日中雲一つない快晴でした。

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最近では日が沈むと直ぐ暗くなるので、急いで下山します。大の字の第二画(左の払い、120m)を下ると千人塚への近道です。

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下の写真の中央より少し左上に小さな飛行機雲が見えます。京都上空は東京から九州北部や中国など西に行く大型機の航空路になっているそうです。かなりの高度を飛んでいるので、夕日に照らされる時間になると見えます。

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途中で暗くなってしまいました。懐中電灯を持ってくればよかったのですが、無事に下山しました。

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銀閣寺参道のお店はみんな閉まっていました。「うさぎのさかあがり」はウサギグッツのお店です。銀閣寺とウサギがデザインされたオリジナルの御朱印帳が5月から販売されています。

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銀閣寺交差点

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もう一枚夕焼けの写真を

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コメント

薪はリフトで上げていたのですね。
重いですもんね。
大文字山は意外と高いのですね。
帰る頃にはもう夜になるって驚きです。

投稿: munixyu | 2017年11月 7日 (火) 09:48

こんばんは。
私も昨年5月と ちょうど1か月前の10月に
1人登りしてきました。2度の心臓手術後に
低山といえども このように山登りが可能になるとは
思ってもみなかったので 火床から見下ろすパノラマには
その都度 いっそう感慨深いものがありました。
大文字山は幼児から高齢者まで多くの人に親しまれる
京都のシンボルですね。
登っても市街から眺めても その存在に癒される山です。
最近は外国人の方ともよく出会います。
10月から1か月で 火床あたりも
すっかり晩秋の色濃くなっている様子がわかります。

投稿: カワセミ | 2017年11月 7日 (火) 19:04

京都が一望できるし、どこに何があるかがわかりやすいので、大文字山に登ると京都がさらに好きになる!
駐車場の写真は俺も撮っていたので、入り口はちょっと違ったけど、山の道はほぼ同じルートでした~。千人塚で道が反対側に行くので、ちゃんとつくのかな。。。と不安になったりしたのを覚えてますw階段が151段で結構はぁはぁいいながら登ったり。。そのまま頂上に行って、道を間違えたりしながら七福思案処~日向大神宮と行きました。
左のはらいの所をそのまま下ると、たしかにまっすぐ千人塚の方角ですね。。。下るにはそっちのほうが楽かも。。。久々に大文字山に登りたくなってきました~

投稿: ばるさろ | 2017年11月 7日 (火) 22:43

★munixyuさん こんばんは♪
薪は、リフトの終点から火床までは、ボーイスカウトやボランティアの人たちの人力によって運ばれます。昔は限られた人数の方が20kもの薪を背負って、麓から火床まで数回往復したそうです。

投稿: りせ | 2017年11月 7日 (火) 23:40

★カワセミさん こんにちは♪
やはり大文字は気持ちがいいですね。緩やかなアプローチ、山の斜面の急登、ゆったりした尾根道、頂上直下の急な登りは、高くはないのですが本格的な山登りの気分が味わえます。確かに外国人が多いですね。伏見稲荷のお山や嵐山のモンキーパークも外国人が多く、安上がりで健康的な山登りが人気なのかも知れませんね。

投稿: りせ | 2017年11月 8日 (水) 11:27

★ばるさろさん こんにちは♪
階段の数をかぞえるなんて、余裕がありますね。大文字山は京都周辺の山を一周する京都トレイルのコースに入っていますね。私は伏見稲荷から出発して、日向大神宮を越えて南禅寺で止まっています。いつかは完踏?しようとは思っているのですが、何年かかるか分かりません。

投稿: りせ | 2017年11月 8日 (水) 11:39

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