御金神社 パワースポットは金属の守護神
←目次 2006年1月27日から毎日更新しています。
夕方御池通を通ったとき、御金神社に立ち寄りました。西洞院通を少し上がったところに光り輝く鳥居が見えます。
「御金(みかね)神社」は金神(こんじん)様ともよばれ親しまれていますが、その創建は明治時代になってからのことです。
この神社の創建者田中庄吉は、現在の金光教の布教者である初代白神新一郎により、金光教に入信し、京都で布教を行い、500人を越える信者が従った高徳な布教者でした。
明治16年(1883)10月6日に、その組織を公認のものとするため、金光教の祭神・金乃神の金にちなんで、美濃の南宮大社の祭神・金山彦命(かねやまひこのかみ)を祀る神社として、京都府知事の認可を得て創建したのが御金神社です。
明治の神仏分離令以後、神道側は神道事務局(神道本局)を設け、そこに元来ばらばらに存在した民衆信仰的な宗教を所属させ、信者数など一定の条件を満たした教派を教派神道には属さない独立教派として認定し、明治政府に14派(後に13派)が公認されました。
戦前までは、仏教宗派、キリスト教、教派神道だけが公認宗教団体とされ、文部省宗務局の管轄でした。一方、それ以外の新宗教は、類似宗教として内務省警保局の管轄で、国家神道の体制下では取り締まりの対象でした。
金光教は、行政的には認められた神道13派の中でも有力な宗派の一つでした。しかしながら、田中庄吉は多くの信者を抱え、宗教組織として公認される道を選んだと思われます。
明治21年(1888)には神道教会所属の御金教会所を設立しました。
明治33年(1900)に金光教は神道本局から別派独立しましたが、御金神社はその運動には加わらず、金光教とのかかわりが完全になくなりました。
本殿には主祭神として、金山毘古神(かねやまひこのかみ、金山彦命)を祀ります。さらに、邪那岐(いざなきのみこと)、伊邪那美(いざなみのみこと)、天照大神(あまてらすおおみかみ)、月読神(つくよみのかみ)を祀っています。
金山毘古神は鉱山や鉱物の神であり、金属類として鏡、刀剣、武具、鋤鍬など農耕器具、さらに鉱工業、農産業の大型機械など、金属類に関わる業界の信仰を集めています。(絵馬所)
本殿裏に樹齢200年以上という銀杏の大木があります(TOPの写真)。黄金色になる銀杏の葉にちなんで、絵馬は銀杏の葉の形をしています。
「祖霊社」 神社に貢献した人々の霊を祀っています。
祭神の月読神は月の神、夜の神とされ、神社は夜中にも灯りがつき24時間参拝できます。授与所は閉まっていますが、テントでお札やお守りを頂くことができ、お金は中央の黒い箱に入れます。
現在では、商売繁盛、豊作、厄除け、通貨や貴金属、証券や不動産の資産運用、競輪競馬、宝くじなどの勝負事の信仰もあります。さらに、住宅や方位、旅行の安全などの祈願も受け付けています。
もともと信者が多かった場所に建てられた御金神社でしたが、最近では金運のパワースポットとして人気の神社になりました。
縁結びの神様と同様に若いカップルが多いことに驚きました。縁結びの後は金運も大事ですからね。
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コメント
金の神様?
京都は不思議な神様が多いですよね。
神様だらけで安心ですね。
投稿: munixyu | 2017年11月 5日 (日) 09:31
Useful write ups. Regards.
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投稿: Richardsuirm | 2017年11月 6日 (月) 10:50