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2017年11月13日 (月)

白沙村荘 2017秋

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

白沙村荘に行ってきました。「白沙村荘(はくさそんそう)」は、近代の日本画家・橋本関雪(1883-1945)が制作拠点として造営した邸宅です。今出川通に面した北門が拝観入り口です。

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関雪は自身の美意識に基づいて、当時水田が広がっていた銀閣寺畔、浄土寺・鹿ヶ谷村に1914年から1944年の30年間にわたって自ら設計と作庭を行い、土石草木の一切を運び入れて邸宅を造り上げました。(受付の横にある供待と「不許葷酒入山門」の石碑)

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拝観順路によってしばらく行くと石橋と門があります。石橋は「大阪講元」の銘が刻まれた江戸期のものだそうです。「東門」は1918年の建造で、以前は鉄板の屋根でした。

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2年前に景観に配慮して檜皮葺と瓦の屋根に変えました。

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庭園の入口の木戸、ここからは池を中心とした池泉回遊式庭園になります。関雪は最初に北半分の敷地を手に入れ、自ら指揮してこの池を造って一旦庭を完成させました。

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右の「芙蓉池」に沿って南に行きます。昭和5年(1930)には南側の敷地も入手して、北の庭とつなげるように池を拡張して、集めた石造品を配置しなおしました。

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庭園には、全国から集められた銘石と、平安から鎌倉期を中心とした、石塔、灯籠、石仏、国東塔などの石像美術品が各所に配置されています。今日は景色を中心にして、石造美術品は拝観路にあるものだけにします。

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芙蓉池は南で小さな瑞月池とつながっていて、その間に石橋がかかっています。瑞月池のほとりに1933年に関雪夫人のために建てた二つの茶室があり、左は「憩寂庵(けいじゃくあん)」、右は「倚翠亭(いすいてい)」。石橋を渡らず、左の瑞月池のほとりを回ります。

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瑞月池の東に四阿(あずまや)の「如舫亭(にょほうてい)」があり、そこから池を挟んで二つの茶室が見えます。2009年に火災にあい、2012年に修復されました。この日は倚翠亭でお茶会が開かれていました。

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瑞月池の南にはかって等持院にあった石橋がかかっています。そこから北の方には二つの池が見渡せます。

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瑞月池の茶室の前から見た如舫亭。

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芙蓉池の西に「存古楼」があります。関雪が展覧会出品作品などの大作の制作をおこなったアトリエです。手前は鎌倉時代の永仁(1293-1299)の銘がある十一重石塔。

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存古楼の前からは芙蓉池とその借景の東山の待月山と大文字山が見えます。、

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存古楼の前にもう一つの木戸があり、その西の庭園は小さな池がありますが大部分は苔地で、たくさんの石造品が点在しています。

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手前は平安期の「旧富田林八幡宮七重層塔」。向こうの「持仏堂」は1919年に建立され、橋本家の本尊「地蔵尊立像」(重文、鎌倉期)を祀っています。毎年、関雪夫妻の命日(2月26日、4月14日)に開帳されるそうです。

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持仏堂の裏(北)から西にかけて、「浄土池」が広がっています。この池は向うで芙蓉池とつながっています。

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浄土池の北の竹やぶにある「藪の羅漢仏」、薬師如来など様々な石仏があります。

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敷地の西端に「橋本関雪記念館MUSEUM」があります。3室の展示室では関雪の作品、資料、企画展示などが行われています。国に博物館登録されていて、関雪以外の近代の日本画家や国内外の作家による展覧会も開催されます。

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MUSEUMの中では撮影できませんが、テラスに出ることができます。

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テラスからは庭園や借景の東山や大文字山が一望できます。

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白沙村荘庭園は、日本画家が自らの美意識をもって設計した稀な庭であるとして、平成15年(2003)に国の名勝に指定されました。

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コメント

池の色、水の色、鯉の色が
透き通っていて、秋の水、冬の水を感じます。
紅葉は日々、色が深まっていきますよね。

投稿: munixyu | 2017年11月13日 (月) 14:54

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