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2017年11月 4日 (土)

三条通のレトロ建築

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日の記事の三条釜座から東に向かって歩きました。明治時代には寺町通から西がメインストリートで、たくさんの近代建築が建てられました。現在でも当時の建物が多く残り、レトロな雰囲気が感じられる通りです。上は釜座通の一筋東の新町通との交差点。

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さらに衣棚通と室町通を過ぎたあたりから、古い建物が見えてきます。

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「素夢子 古茶家(そむし こちゃや)」 創業280年の帯問屋・誉田屋源兵衛の1階を改装して作られた韓国茶、薬膳のカフェです。洋風建築ではないようですね。

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「文椿(ふみつばき)ビルヂング」 大正9年(1920)に西村貿易会社の社屋として建設され、繊維問屋を経て、戦後はアメリカの文化施設、呉服商社に使われ、2004年に久和幸司建築設計事務所により、文椿ビルヂングとして整備されました。

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中には、衣料や輸入生活雑貨、宝石の店、アロマコスメ、ヘアー、エステ店、椿のギャラリーショップや、2階にも雑貨店があり、イタリアン、炉端、焼肉の店もあります。

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烏丸通を過ぎて、下は東洞院通との交差点。左に「中京郵便局」があります。

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明治35年(1902)に逓信省営繕課の設計により建築されたネオ・ルネサンス様式で、京都市登録文化財。

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「京都文化博物館 別館」 明治39年に日本銀行京都支店として建てられ、緑青の屋根と赤レンガに白い石のラインのデザインは辰野式とよばれ、建築家・辰野金吾の考案だそうです。後に東京駅にも同様のデザインが採用されました。

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赤レンガに丹波産花崗岩の帯石・隅石のコントラストが際立ち、屋根は全面銅板葺で、高屋根や小塔が装飾されているのも、辰野のデザインだそうです。同様のデザインの建物が先ほどの文椿ビルジングの前にあるのですが、工事中だったのか見逃してしまいました。

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「分銅屋 足袋」 創業1864年の老舗足袋専門店で、建物も江戸末期建造の黒塗り土塀の町家です。以前は漢方薬の店だったそうで、屋号は漢方薬のはかりの「分銅」からとか。

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柳馬場通との交差点に「京都YMCA三条本館」があります(耐震補強の改修工事中)。赤レンガにアーチ窓がありますが、1980年の建造です。以前の建物の3階に、数々の木造洋風建築を手がけたヴォーリズが1908年に初めて建築設計監督事務所を設けました。

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「京王京都三条ビル」 大正3年(1914)に辰野金吾(片岡建築事務所)の設計で、日本生命京都三条ビルとして建てられましたが、昨年11月から名前が変わりました。入口は南の三条通、東の柳馬場通に面して2箇所あります。

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レンガの上から石を貼り、塔屋部分は銅板葺きトンガリ屋根です。昭和58年に角地の塔屋と右側の一部だけを残して取り壊され、増築部(後ろに見える高い建物)と左側でつながっています。現在1階には、リサイクル着物ショップが入店、登録有形文化財です。

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西の方の空が赤く染まっていました。*今日も記事の最後の「お願い」をよろしく。

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「うしのほねあなざ」 築100年の町家で、京野菜のおばんざいやお酒をいただける「うしのほね」チェーン店の一つだそうです。

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「SACRA」 大正4年(1915)関根要太郎の設計で、不動貯金銀行京都三条支店として建造、銅版葺レンガ造の3階建で、積み木を積んだように、壁面の凹凸を強調した重厚なデザインです。

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30年ほど前から多数のテナントが入り、三条通のレトロ建築が複合商業施設として利用された初めてのケースといわれています。

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富小路通を過ぎて、右手に「ダマシンカンバニー」(旧家邊徳時計店)があります。明治23年(1890)建造、設計者は不明で、木造レンガ張り2階建。民間の木造洋風建築としては最古の部類に属し、登録有形文化財です。

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1階上部の三連アーチ、2階のセットバック(道路面から後退)は珍しく、内部に金庫室や螺旋階段があるそうです。まだヴォーリズが来日するずっと前に、日本人の職人によって本格的な木造洋風建築が造られたことは驚くべきことだそうです。

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麩屋町通を過ぎて御幸町通との交差点に最近紹介した「1928ビル」があります。武田五一の設計により昭和3年(1928)に毎日新聞社京都支局として建築、アール・デコ風の鉄筋コンクリ-ト造3階建、毎日新聞の社章に由来する形状のバルコニーがあります。

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玄関左右のランプカバ-のデザインにも特徴があります。1998年からはギャラリー・レストラン・フリースペースとして活用されています。

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向うは寺町三条のアーケード。

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西の空にはまだ夕焼けが残っていました。

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コメント

おしゃれなお店や変わったお店は
見るだけで楽しいですよね。
郵便局も趣きあっていいですね。

投稿: munixyu | 2017年11月 4日 (土) 11:48

家邊徳君とは同級、分銅屋さんはお得意さんでした。旧電通ビルにラジオ放送の録音で参加しました。遠い昔のことです。

投稿: Tacchan | 2017年11月 4日 (土) 11:52

★Taccha~n こんばんは♪
Tacchanのお祖母さんは西郷隆盛の顔を実際にご覧になったって・・・。上野の西郷さんとは全然違うって言ってましたよね。
このあたり歴史の宝庫、そんな所に住んでいたんやね。

投稿: りせ | 2017年11月 4日 (土) 20:15

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