« 松尾大社 だだ今遷宮中 | トップページ | 月読神社 壱岐の月神 »

2017年10月 2日 (月)

松尾大社 三玲の庭を巡る

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

Jni_4485a
※写真は全てクリックで拡大します。

昨日の松尾大社の記事に続いて、重森三玲の庭「松風苑」を見て回りました。下の写真の奥にある拝観受付から右に入ります。

Jni_4474a

松風苑は三つの庭園からなり、そのひとつ「曲水の庭」の入り口。

Jni_4482a

重森三玲作の松風苑は、四国・吉野川産の青石(緑泥片岩)を200余個用い、昭和50年に完成した、昭和を代表する現代庭園といわれています。

Jni_4488a

松尾大社は、平安時代に京の都を守る西の神様とされ、隆盛を極めました。曲水の庭は、王朝文化が華やかだった平安貴族の雅遊の場を表現したものです。

Jni_4493a

滑らかな曲線を基調に、洗練されたデザインで鑓水が表現されています。

Jni_4503a

かなり水量があり、周囲の石と相まって渓流の雰囲気もします。

Jni_4504a

上古(じょうこ)の庭の入口、遠く昔の上古の時代には神社も社殿もなく、山中の巨岩などが神霊のやどる聖地とされ、その場所を磐座(いわくら)と呼んでいました。

Jni_4515a

松尾大社でも本殿が建てられる以前は、後方の松尾山頂上近くにある磐座で祭祀が営まれており、その古代祭祀の場を模して造られたのがこの庭です。

Jni_4524a

中央の二つの巨石は、松尾大社の祭神の男女2神を表し、その周囲の岩は随従する神々を表します。また一面に植えられているミヤコ笹は高山の趣を表現しているそうです。

Jni_4527a

右手の塀に沿って坂道があり、しばらく上ると「心願盃投げ」の場があります。盃投げは、、願い事をしながら樽の中に盃を投げ入れます。斜面の上方にあるので意外に難しく、10枚も投げてしまいました。

Jni_4554a

さらに上ったところに「磐座遥拝所」があります。実際に登拝する(山に登って拝む)こともできます。

Jni_4560a

拝観順路は、上古の庭の上部の背後を回ります。向うの山は比叡山。

Jni_4587a

「磐座登拝口」 特に希望する場合は、神社の許可を得てここから磐座に上ることができます。ただし、人数、時間、服装、携帯品などの制約や登拝の心得を守らなければななりません。千数百年にわたって、太古の信仰の形が続けられていることが驚きです。

Jni_4593a

社殿の裏を回り込むと、いったん拝観区域の外に出ます。左の三宮社は山城国開拓の功労神・玉依姫命を祀ります。右の四大神社(しののおおかみのやしろ)は四季それぞれの神・春若年神、夏高津日神、秋比売神、冬年神を祀り、一年を通じて平安を司ります。

Jni_4614a

松尾山は七つの谷を持っていますが、この大杉谷の御手洗川に霊亀の滝があります。昨日の記事で紹介した「霊亀」が現れた谷です。向うの祠は摂社の滝御前で罔象女神(みつはのめのかみ)を祀ります。

Jni_4620a

罔象女神はイザナミの娘で、灌漑用水、井戸、安産の神だそうです。滝の上部の岩に天狗の顔が見えます。

Jni_4617a

霊亀の滝の下流に「亀の井」という霊泉があります。酒造家はこの水を酒の元水として造り水に混ぜて用い、また「延命長寿」、「蘇り」の水としても有名だとか。

Jni_4648a

また、茶道や書道の水あるいは家庭用水として、早朝から開門と同時に汲みに来られる方もいるそうです。

Jni_4643a

ここから境内を横切り、二の鳥居の内側にある茶店の前に来ました。庭を見た後でここで一休みしました。

Jni_4308a

茶店の横に「蓬莱の庭」の入り口があります。この庭は重森三玲、最晩年の作庭です。

Jni_4671a

蓬莱とは不老不死の仙界の意味で、その島にあこがれる蓬莱思想が鎌倉時代に流行し、作庭技術にも採用されて来ました。ここでは、中央の池に立つ石が蓬莱の島を表しています。池の周りの回遊路を一周します。

Jni_4701a

松尾大社は、鎌倉時代以降将軍・源頼朝を始めとした武家にも崇敬され、それは明治維新まで続きました。(中央に焼き物の亀がいます。)

Jni_4707a

この庭は、そんな鎌倉期に代表される池泉回遊式庭園を取り入れたもので、全体が羽を広げた鶴を形どっているそうです。全体の形は、上から見ないと分かりませんが。

Jni_4718a

池の端にちょっとした枯山水があります。

Jni_4716a

歩きながら池を眺めると、刻々と景色が変わります。

Jni_4725a

池にはあちこちに平らな陸地が作られていて、その輪郭はいずれも雲のような形をしています。もしかしたら、陸地ではなく雲を表しているのかも知れません。

Jni_4744a

雲だとすると、その上の石は水面から雲を突き抜けてそそり立つ島を表していることになります。

Jni_4763a

池を一周しました。

Jni_4771a

お帰りの前に、ブログランキングの応援のクリック↓をよろしくお願いします。

  ★こちらを是非よろしく→   ブログ村→にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
-------------------------------------------------------------------

Jni_4779a

|

« 松尾大社 だだ今遷宮中 | トップページ | 月読神社 壱岐の月神 »

コメント

食欲の秋だからというわけではないけど、
花より団子。団子に目が行ってしまいます。
美味しそう。

投稿: munixyu | 2017年10月 2日 (月) 13:55

★munixyuさん こんばんは♪
自分としては、思い出のためにもあちこちで食べたものを記事に載せたい気もします。でも他人が見るとどうかなって躊躇してしまいます。おいしそうだと感じていただけると嬉しいです。

投稿: りせ | 2017年10月 3日 (火) 00:24

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 松尾大社 だだ今遷宮中 | トップページ | 月読神社 壱岐の月神 »