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2017年10月11日 (水)

護浄院(清荒神) 勅願寺・観音霊場・七福神

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

荒神橋の西、荒神町にある護浄院に行ってきました。「護浄院(ごじょういん)」は天台宗延暦寺派の寺院で、古くから朝廷とのゆかりが深く、「清荒神(きよしこうじん)とも呼ばれています。このあたりの地名の由来となった寺院でもあります。

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奈良時代の宝亀2年(722)光仁天皇の皇子である開成皇子が仏門に入り、勝尾山(今の大阪府箕面市)で修行中三宝荒神尊が現れたのを見て、自らその姿を模刻したといいます。(本堂は右にあり、左にはお堂が並んでいます。)

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「三宝荒神尊」とは仏・法・僧の三宝を守る神で、憤怒の形相をした八面八臂の鬼神の姿をしていました。皇子が守護神としてその像を摂津国・清澄寺(宝塚市)に祀ったのが日本で最初の荒神尊とされます。(本堂の前には鳥居があります。)

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荒神は不浄や災難を除去する神とされることから、火と竈(かまど)の神として民間にも荒神信仰が広がりました。(西門の脇に手水舎があります。)

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南北朝時代の1390年、北朝第6代・後小松天皇の勅命により、摂津国から醒ヶ井高辻(高辻堀川東)に遷りました。(名水「無垢の井」が湧いています。梨木神社の染井の水に近く、その上にあたるので、同じ水脈と思われます。)

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安土桃山時代の慶長5年(1600)、豊臣豊臣の命により現在地に移されました。かっての所在地から清荒神と称しました。その際に、後陽成天皇自作という如来荒神七体(七体荒神)も合祀したといいます。

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本尊の清三宝荒神尊は秘仏で、松久宗琳(1926-1992)作の御前立が置かれています。また、歴代天皇が国家安泰、五穀豊穣の祈願をして、護浄院は勅願寺ともなりました。

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江戸時代の1694年、住持・実誉に僧官が与えられ、東山天皇により護浄院と命名されました。僧官は僧尼を取り締まる役職です。

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あちこちに藤袴が咲いていました。護浄院は「源氏藤袴会」に協力して、万葉の時代から京都に自生していた藤袴を育て、京都市内に広める運動をしているそうです

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1788年の天明の大火により護浄院は焼失しましたが、ほどなくして再建されています。(もう一度山門までもどります。その脇にある「延命地蔵大菩薩」 子供を守り、寿命を延ばすとされる地蔵です。)

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長い建物に様々な仏像が祀られています。

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一番左は「弁財天」、同じ厨子内に「恵比須神」、「福禄寿」、「吉祥天」なども安置されており、明治維新後に御所や堂上家から遷されたものだそうです。恵比須神は「京都七福神」、福禄寿は「京洛七福神」に選ばれています。

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京都は七福神発祥の地とされ、他にも都七福神がありますが、これには護浄院は入っていません。

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弁財天の右は「准胝観世音」で、その前に、

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夫婦円満、縁結びのご利益があるとされる「道祖神」。

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「光格天皇胞衣塚」 光格天皇(1771‐1840)は江戸時代後期の第119代天皇で、この塚にちなんで、安産の信仰もあります。

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「准胝観世音菩薩像」は江戸時代初期作とされ、あらゆる仏の母でとしてべての人々を救済します。特に、清浄と母性の守護として女性の守り本尊、子授けの信仰を集めています。洛陽三十三観音巡礼第3番札所の本尊、京の通称寺霊場7番になっています。

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「不動明王」は平安時代の慈覚大師・円仁(794-864)作とされ、幕末の1681年に荒神の本地仏として安置したといわれます。本地仏とは姿が見えない神が、人々を救うために仏の姿になって現れたものです。

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「大聖歓喜天」 他の神仏にはお願いできないような無茶な願い事もかなえてくれるといいます。でも、祟りも強烈で、約束を守らない者には、容赦ない罰を与えるとされます。覚悟を決めて、この仏を奉ると7代後の子孫まで福徳をもたらすとか。

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「薬師如来」 来世の安泰を司る阿弥陀如来に対して、現世で苦しみを取り除いて人々を救う仏です。延暦寺の本尊でもあります。

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祭礼として、2月3日に節分会、毎月28日に荒神護摩供が行われ、11月28日はお火焚祭です。荒神護摩供は午後3時から行われ、御供養の無料接待があるそうです。 

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コメント

可愛い道祖神ですね。
萩に、ええっと、藤袴でしょうか。
秋の花を見ると落ち着きますよね。

投稿: munixyu | 2017年10月11日 (水) 13:01

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