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2017年7月12日 (水)

称念寺 猫寺 我家の猫たち 2017

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日の記事の雨宝院から北西に歩いて数分のところに称念寺があります。

「称念寺」は寺号を本空山(ほんくうざん)無量寿院という、浄土宗知恩院派の寺院です。通称を「猫寺」といい、猫を始めとして動物(ペット)の霊を供養していることで知られています。

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江戸時代初めの慶長11年(1606)茨城県土浦城主・松平信吉(のぶよし)が師僧・嶽誉(がくよ)上人のために寺を建立しました。上人は浄土宗捨世(しゃせい)派の祖・称念上人を開山とし寺号を称念寺と定め、自らを中興開基としました。

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実質的に寺を創建した僧が、尊敬する師を開山(初代住職)として迎え、自らは中興開基を名乗ることは珍しくありません。称念寺は300石の寺領を与えられて興隆しました。本堂には本尊として、平安時代中期の恵心僧都作と伝わる阿弥陀如来像を祀ります。

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松平信吉(1583-1620)は不遇な幼少時代を送りましたが、主君徳川家康の甥(母が徳川家康の異父妹)であったことから同じ藤井松平家の養子として迎えられました。関ヶ原の戦いの後、慶長8年(1603年)に養父が隠居して翌年に土浦藩主を継ぎました。

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土浦の領内を整備しながら、2度の大坂の陣に出陣しました。しかし、元和3年(1617)に高崎城に転封、翌々年には篠山城に移されて伊豆守となりました。度重なる転封によって病弱の信吉は体調を崩し、篠山転封の翌年京都の藩邸で41歳で病死しました。

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開基の松平信吉が徳川家の血縁であったので、称念寺の寺紋は三ツ葉葵と定められました。

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寺伝によれば、三代目住職・還誉の頃松平家と疎遠となり寺は衰退しました。寺禄を失った和尚は托鉢に回り、自らの食を削って猫に餌を与えました。ある夜のことです。

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和尚が托鉢を終えて寺へ戻ると、本堂前で美しい姫が扇をかざし舞っていました。本堂の障子には、月光に照らし出された猫の影が映っています。和尚は自らの労苦にもかかわらず、踊り浮かれている猫に怒って追い出してしまいました。(動物健康祈願のお守り)

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追い出された猫は松平家の姫に憑りつき、姫は臨終の際に自分が亡くなれば称念寺に葬るようにと遺言しました。数日後に猫は和尚の夢に現れ、松平家が復縁に来ることを告げました。翌朝、松平家の武士が寺を訪れ、亡くなった姫を当寺に葬るようにと伝えました。

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以後寺は今まで以上に栄え、猫の霊を厚く供養するようになり、いつしか「猫寺」と呼ばれるようになりました。本堂前に、還誉和尚が愛猫を偲んで植えた老松「猫松」があります。猫が寝そべった形をしているとされますが、よく分かりません。

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横に伸びた松の中央に「観音堂」があります。でも、この下をくぐってはいけないようです。

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小さなお堂ですが、ここでペットの法要を行いペット堂とも呼ばれます。ここに納骨もでき、遺品や遺影があれば回向もできるそうです。右手に小さな鐘楼があります。

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内部の撮影はできませんが、釈迦像、阿弥陀像、慈母観音像が祀られています。

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還誉和尚が老松を植えたときにも夢に猫が現れ、松の枝が本堂まで伸びると大きな福があると伝えたそうです。もう少しのようです。

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うちの二匹の猫のためにお守りを買いました。この猫のモデルはご住職の愛猫「ミーコ」ちゃんで、合掌している姿はご住職がデザインしたそうです。

我が家の猫たちにも1つずつ頂きました。(下の写真を見てくださいね)

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ナナ(メス・7才)とクック(オス・14才)です。健康で長生きしてね。

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コメント

最近はペットも人間も同じ。
どんどん動物供養のお寺が出てきてますよね。
これも時代の流れでしょうね。

投稿: munixyu | 2017年7月12日 (水) 11:10

にゃんこ寺だ!ネコ大好きなんですが、飼えないのでテレビ等で見るだけなんです。
ここのネコさんの話はちょっと寂しげですね
修行した和尚さんならそんなに怒らなくてもよかったのに。。。なんて思ってしまいますw
でも、ネコさんもとっても反省したんでしょうねぇ。。。そういやここのお寺でネコを飼っていたりするんですかね。今は大事にしてもらってることでしょう。。。
ナナちゃんクックくん、心なしかきりっとしてる感じ!!w

投稿: ばるさろ | 2017年7月13日 (木) 22:27

★ばるさろさん こんばんは♪
私も当時の和尚さんがやりすぎだと思いました。お寺でミーコちゃんという猫を飼っているようですが、見かけたことはありません。
うちの猫たちがきりっとして見えるのは嬉しいのですが、慣れないものを付けられてちょっと機嫌が悪いのが本当の話です。

投稿: りせ | 2017年7月14日 (金) 00:29

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