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2017年7月15日 (土)

祇園祭 前祭・山鉾建つ

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日の記事の八坂神社御旅所を後に、四条通を西に鉾町を目指します(7月13日)。途中にある長刀鉾はほぼ完成しているようです。前日(12日)の午後には曳き初めがありました。

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烏丸通を横切って、少し北に行くと錦小路があります。その角に、「山一番 占出山」とあります。7月2日に京都市議会で行われた「くじ取り式」で占出山が一番くじを引き、前祭の山鉾巡行では長刀鉾の後に続くことになりました。、

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通りを入ると、占出山はすでに完成していました。ご神体や装飾品を見に町会所に入ります。

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横に「木下順庵邸跡」の石標。順庵は江戸時代前期の儒学者で、この地で生まれ、幕府の儒官となり5代将軍徳川綱吉の侍講をつとめました。幕府の編纂事業にたずさわる一方、新井白石をはじめとして木門十哲と呼ばれる優れた人材を輩出しました。

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手前の御太刀は、三条小鍛冶宗近(こかじむねちか)作で国宝! 宗近は長刀鉾の長刀も作っています。

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下のお堂に安置されているご神体は、三韓征伐を行ったことで知られる神功皇后で、魚釣りをしている姿だそうです。肥前の川で鮎釣りをして戦勝を占ったことが、占出山の名の由来となっています。

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錦小路を西に行くと室町通と交差し、その通りの北に山伏山があります。通りの右にかって明倫小学校があり、その建物は現在「京都芸術センター」になっています。

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こちらの山も完成していました。

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ご神体は、町家(町会所)の2階に置かれていまあす。八坂の塔が傾いたときに法力でそれを直したという浄蔵貴所が修行のため大峰入りする姿で、左手に数珠、右手に斧を持ち、腰に法螺貝をつけています。

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250年ぶりに復元新調された前水引「桐竹霊獣図刺繍」

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奥に、茅の輪がありました。7月13日~16日に無病息災を祈る茅の輪くぐりが行われます。蘇民将来の伝説は祇園祭にも取り入れら、7月31日には疫神社(八坂神社西楼門前)の夏越祭(茅の輪くぐり)が行われ、祇園祭の最後を締めくくります。

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室町通の南には菊水鉾が見えます。

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菊水鉾はすでに飾り付けも終わって、中を拝観できるようです。

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ここで「したたり」を購入しました。「亀廣永」さんが菊水鉾に献上していた茶席菓子が、口コミで評判になり、今では季節を通じて作っているとか。

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鉾の横に「大黒庵 武野紹鴎邸址」の石碑。千利休の師で茶道の先覚者・武野紹鴎がここに湧いていた「菊水の井」をこよなく愛して大黒庵を構えた場所です。ビル建設の際に発見された菊水の名がある井桁の石が置いてあります。菊水鉾の名の由来になりました。

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もう一筋西の新町通には放下鉾があります。こちらもほぼ完成して飾り付けをしていました。

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四条通を横切ります。向うの右に月鉾、左に函谷鉾、さらに奥に長刀鉾が見えます。

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新町通をさらに南に行くと、今年4月にできた「四条町大船鉾保存会」の会所があります。大船鉾は幕末の蛤御門の変で鉾が焼失してしまいました。2014年にようやく再建して巡行に加わり、後祭の主役となっています。その右に「幸野楳嶺生誕地」の石標があります。

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楳嶺(ばいれい)は、幕末から明治初期の日本画家で、この町内の町奉行の第四子として生まれました。当初は師事した円山派の影響を受けましたが、後に四条派を受け継ぎます。竹内栖鳳をはじめ楳嶺四天王と呼ばれる門弟を育てたことでも知られます。

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新町通の南に「船鉾」が見えます。もうすぐすると前にテントが張られ正面から船体が見えにくくなるので、この日はいいタイミングでした。

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神功皇后の外征説話により鉾全体を船の形にし、皇后と磯良・住吉・鹿島の三神像を安置します。舳先には金色の鷁が取り付けられています。大船鉾も同じ説話をもとにしていますが、こちらが「出陣の船鉾」、大船鉾は「凱旋の船鉾」とされています。

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後ろに回ると、飛龍文様の舵がまだ付いていませんでした。

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祇園祭は災厄除去を祈る御霊会がもとになっています。檜扇(ヒオウギ)で悪霊を退散したといういい伝えから、かっては厄除けの花として檜扇を飾る風習がありました。この花文化を復活させるために、いけばな協会の若手の皆さんが作品を展示していました。

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船鉾の南に「岩戸山」があり、人だかりがしています。

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曳き初めをした後のようで、生徒さんたちの記念撮影をしていました。さらに西の通りには鉾と山がいくつもありますが、ここから戻ることにしました。

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室町通の四条近くに「鶏鉾」があります。こちらはすでに飾り付けも終り、鉾の中を拝観していました。

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鶏鉾の横に「八橋検校道場の跡」の石標。検校は江戸時代の筝(琴)の奏者・作曲家で近世筝曲の祖といわれます。寛文3年(1663)に京都に移り,この地に居をかまえて門人に箏曲を教授しました。墓は黒谷にあり、墓参の人のために作られた菓子が「八ツ橋」です。

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本日(15日)は八坂神社の宵宮際、鉾町では本日と明日が宵々山、宵山として歩行者天国があります。

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「したたり」は沖縄波照間島産の黒砂糖を材料にした寒天のお菓子です。

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コメント

いよいよ祇園祭。
京都の一大行事、夏ですよね。
桜、祇園祭、紅葉、雪は
京都の外せない春夏秋冬の大行事ですよね。

投稿: munixyu | 2017年7月15日 (土) 12:45

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