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2017年5月11日 (木)

日向大神宮 シャガの花咲く

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

一昨日の記事の蹴上浄水場を出て、向かいの山の斜面にある日向大神宮を訪れました。

下は一の鳥居で、京の七口の一つ・粟田口にあたります。このあたりには弓屋、井筒屋、藤屋という京では有名な茶屋があって、旅人や送り迎えの人々で賑わいました。日向大神宮は旅人の道中の安全祈願の神社として栄えました。

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「日向(ひむかい)大神宮」の創建は古く、古墳時代の顕宗天皇(在位485-487)の時、筑紫の日向の高千穂の峰の神蹟を移したのが起こりといわれています。(鳥居くぐると、参道石段は近所の方が植えた花で囲まれています。)

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その後、飛鳥時代に天智天皇(在位661-672)が神田を寄進して、神域の山を日ノ御山(ひのみやま)と名付けました。(石段を上り、琵琶湖疏水にかかる「大神宮橋」を渡ります。)

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橋の上から蹴上浄水場の取水施設、反対側はインクラインの上にある蹴上船溜り。ここからも坂道の参道が続きます。

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平安時代、清和天皇(在位858-876)は日向宮の勅額を賜り、醍醐天皇(在位897-930)は「延喜の制」で当社を宮幣社に指定しました。(柱だけ残っている「二の鳥居」。)

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建武の乱(1336年)のとき、新田義貞は戦勝を祈願して、良馬と太刀一身を奉納したそうです。(神社に近づくと、参道にシャガの花が目立ってきます。)

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室町時代、応仁の乱(1467-1477)の兵火で社殿ならびに古い記録は焼失してしまいましたが、松坂村の篤志家・松井藤左衛門によって仮宮が造営され、朝廷から修理料を賜り社殿が再興されました。

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「三の鳥居」は伊勢神宮を模した「神明鳥居」、右手は拝殿、左には社務所があります。

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拝殿と外宮の間にある「猿田彦神社」と「花祭(かさい)神社」は、それぞれ猿田彦命と木花開耶姫(このはなさくやひめ)を祀ります。実は、三の鳥居の右手の斜面を上ると、いくつかの摂社や菅原道真の旧跡などがありますが、数が多くて紹介しきれません。

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安土桃山時代から江戸初期にかけて、後陽成天皇(在位1586-1611)は、内宮、外宮の御宸筆の額を賜りました。下宮(下ノ本宮)、天津彦火瓊々杵尊(あまつひこほににぎのみこと)と天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)を祀っています。

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さらに、慶長年間(1596-1615)には、徳川家康より神領が加増され社殿の改造が行われました。

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江戸時代を通じて、後水尾、中御門、後桃園、光格天皇や皇族の参拝や寄進が相次ぎ、朝廷の庇護を受けました。

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江戸時代中期(1787年)に刊行された『拾遺都名所図会』には、境内の様子が描かれています。(内宮への石段です。)

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摂社の「恵美須神社」は山城国では初めて鎮座したもので、事代主神(ことしろぬしのかみ)を祀ります。相殿の天鈿女(あまのうずめ)神社は、天鈿女命と大山祇神(おおやまつみのかみ)を祀ります。

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左は御井(みい)神社で 水波能売神(みずはのめのかみ)を祀ります。ここには、神社創建前から湧き出る「朝日泉」があり、平安時代の疫病をこの水をもって鎮めた霊泉とされています。正月三が日に振る舞われます。

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内宮(上ノ本宮)には祭神の天照大御神(あまてらすおおみかみ)、多紀理毘売命(たぎりひめのみこと)、市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)、多岐都比売命(たぎつひめのみこと)を祀ります。開運、厄除、縁結びのご利益があるとされています。

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京都市内では数少ない神明造本殿です。大棟に並行する面である「平」から出入りする「平入り」の神明造は、伊勢神宮に代表される最も古い神社建築様式とされています、京都市文化財。

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内宮の左にある「影向岩(ようごういわ)」、神様が降臨した神聖な岩だそうです。

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影向岩の横に天岩戸への石段があります。ここは京都一周トレイルのルートにもなっているようです。

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峠にあたるところに、「天岩戸」がありました。

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中には摂社の「戸隠神社(とがくしじんじゃ)」があり、天手力男命(あめのたぢからおのみこと)が祀られています。天岩戸に隠れた天照大神を引きずり出した、腕力・筋力を象徴する神です。

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ところで、シャガは人家近くの森林周辺の木陰や斜面など、やや湿ったところに群生するといわれています。(ここから戻ります。)

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シャガは、種子ができず、球根や地下の分枝で増殖するのだそうです。中国原産の帰化植物で、先史時代(縄文・弥生)に、人為的に日本に持ち込まれたと考えられています。

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上のことから、日本に存在する全てのシャガは同一の遺伝子を持っていて、「ソメイヨシノ」と同様に、同じ地域(条件)で一斉に開花するとのことです。

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三の鳥居の石段下にある摂社の「神田稲荷神社」、宇迦御魂命(うがたまのみこと)と保食神(うけもちのかみ)を祀ります。この横の道(最初の参道の延長)をさらに上ると、

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「伊勢大神宮遥拝所」への石段があります。ここから約10分上ったところにある遥拝所からは、かって伊勢神宮が見えたそうです。

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日向大神宮は、「京の伊勢」として伊勢神宮の代参の人々でも賑わったそうです。

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一の鳥居の手前まで戻ってきました。

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コメント

小さいのに存在感の大きな、不思議な花ですよね。
涼しい夏の花。
庭にあってもいいかもしれません。

投稿: munixyu | 2017年5月11日 (木) 13:56

★munixyuさん こんばんは♪
シャガの花は、なぜか高貴な感じがしますね。咲いた花は一日でしぼんで、次々と新しい花が咲きます。意外と育てるの楽で、種ができないので根分けして増やすそうです。

投稿: りせ | 2017年5月12日 (金) 22:11

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