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2017年5月18日 (木)

比叡山延暦寺 西塔地域 2017

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

葵祭の記事が2日続きましたが、その前に比叡山延暦寺の浄土院御まで来ました。そこから山道を通って西塔地区を訪れました。杉木立の中のほぼ水平な道には、寄進された石灯籠が並んでいます。

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しばらく歩くと、シャトルバスの停留所からの道が合流します。その先に西塔地域の拝観受付があります。西塔は第2世天台座主寂光大師円澄によって開かれ区域で、拝観券は根本中堂jがある東塔、横川地域も共通です。

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草野天平(1910-1952)の詩碑「辨慶の飛び六法」 1950年に天平は比叡山飯室谷の松禅院への入居を許され、詩作に専念する生活を送りました。詩碑は1986年に妻梅乃によって建立されました。

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「箕淵(みのふち)弁財天」 東塔、横川にもあって、あわせて三弁財天というそうです。

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下の脇道にある「椿堂」には十一面観音を安置していて、今でも坐禅道場として使われているそうです。飛鳥時代に聖徳太子が比叡山に登ったとき、常に護持していた観音像を祀ったともいいます。

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聖徳太子が杖として使っていた椿の枝を地面に挿したところ芽が出たので、椿堂と呼ばれるようになったといいます。今も周囲に椿の木が生えています。お堂の横を上ってもとの道に戻ります。

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蒲生町極楽寺の住職で歌人、米田雄郎(1891‐1959)の辞世の歌碑「しづやかに輪廻生死の世なりけり春くる空のかすみしてけり」。

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「常行堂・法華堂」 同じ形をしたお堂が廊下によって繋がっています。左が阿弥陀如来を本尊とし四種三昧のうち、常行三昧を修行する常行堂、右が普賢菩薩を本尊とし法華三昧を修行する法華堂です。

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弁慶が両堂をつなぐ廊下に肩を入れて担ったとのいい伝えから、二つのお堂を合わせて「にない堂」とも呼ばれています。国の重要文化財に指定されています。最近では、常行堂で座禅体験が行われています。

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にない堂の渡り廊下をくぐると、石段があり山桜が咲いていました。

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石段の途中の右手にある「西塔政所」 西塔の管理事務所の役目をしています。右の看板には「延暦寺学問所 止観道場」とあります。

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「恵亮堂」 大楽大師・恵亮(1800‐1859)を祀ります。恵亮は当時最も修力・霊験に優れているといわれ、京都の妙法院を創建しました。左に円戒国師の寿塔、右に中西悟堂の歌碑があります。、 

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「円戒国師寿塔」 寿塔とは生前墓のことです。円戒国師は、応仁の乱(1467-1477)の後、世の中の乱れを見るに忍びず、20年間修行を続けた比叡山を下りました。黒谷青龍寺に移り、『往生要集』により称名念仏を唱え、天台宗真盛派のの開祖となりました。

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日本野鳥の会の創設者・中西悟堂(1895-1984)の歌碑「樹之雫しきりに落つる暁闇(ぎょうあん)の比叡をこめて啼くほととぎす」。悟堂は16歳で得度して比叡山で修業をしていましたが、やがて野鳥・自然保護運動に力を注ぐようになりました。

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「転法輪堂」(重文) 西塔の本堂にあたり本尊の釈迦如来にちなんで、「釈迦堂」の名で知られています。延暦寺に現存する最古の建築物です。もとは三井寺の園城寺の金堂でしたが、文禄4年(1596)に秀吉が西塔に移築しました。

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左にある石段の上に鐘楼があり、自由に鐘をつくことができます。

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黒谷青龍寺は比西塔地区の黒谷にあり、古くから隠遁者の住居となっていました。この寺は浄土宗の祖、法然(源空)が若い頃修行した地とされています。下はその案内の石標で、左面には「ここから400m」と書いてあります。

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若山牧水(1885-1928)の歌碑「比叡山(ひえやま)の古(ふ)りぬる寺の木がくれの庭の筧(かけひ)を 聞きつつ眠る」。牧水は1918年に西塔 にあった本覚院に一週間滞在しました。本覚院は現在 「叡山学寮」 と名を変え、一般公募の修行僧の宿舎となっているそうです。

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歌碑の前の道を上ったところにある「居士林」 修行道場で、一般の方も修行体験をすることができます(要予約)。

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東塔地域に行くため、石段を上ってバス停に向かいます。

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先ほど通ってきた拝観受付の向こうにバス停への道があります。

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「弁慶杉」の下にバス停があり、ここからシャトルバスに乗って東塔地域に向かいます。駐車場には「桜祭り」のテントが出ていて、お土産や飲み物、甘いものなどを売っていました。

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比叡山のこのあたりでは、京都市内に比べてひと月以上遅れて桜が満開でした。

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一隅を照らす運動のキャラクター「しょうぐうさん」、愛嬌がありました。

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コメント

こんにちは。
この秋ごろ比叡山延暦寺を訪問して見たいなーと考えていました。
凄く参考になりましたので、これからゆっくりと考えて見たいとおもいます。
ありがとうございます。

投稿: さゆうさん | 2017年5月18日 (木) 10:19

聖徳太子の椿の枝の杖かぁ。
どんな杖だったのだろう。
そういうの楽しいですよね。

投稿: munixyu | 2017年5月18日 (木) 10:38

★さゆうさん こんばんは♪
コメントありがとうございます。
延暦寺も紅葉がきれいなところです。比叡山は京都市内より2週間くらい紅葉が早いので、出かける時期にご注意くささい。私の記事では、2013年11月10日からの記事が参考になるかも知れません。左のサイドバーの上の方にある「バックナンバー」から記事を見ることができます。

投稿: りせ | 2017年5月20日 (土) 22:41

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