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2017年5月10日 (水)

天授庵 緑あふれる庭園 

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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南禅寺の塔頭 天授庵の青もみじです。
天授庵の庭園は、本堂前庭(東庭)の枯山水庭園と、書院南庭の池泉回遊式庭園に分かれます。今日は緑あふれる天授庵の庭園です。
天授庵の門を入ると目に飛び込んでくるのが書院の窓の向こうに見える景色です。紅葉の頃は真っ赤に、そして今は青もみじと1本の赤い紅葉がアクセント。

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天授庵は暦応2年(1339)、南禅寺第十五世虎関師練によって開山無関普門の塔所として創建された南禅寺の開山塔です。
明徳4年(1393)、文安4年(1447)に焼失、さらに応仁の乱で荒廃、130余年を経過しました。慶長年間に入り世情の安定と共に、玄圃霊三の代の慶長7年(1602)に、霊三の法嗣雲岳霊圭が細川幽斎の妻光寿院の甥にあたることから、幽斎の援助を得て再興されました。

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「頭上注意」の張り紙、中は青もみじが鮮やかです。

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南禅寺の三門が大きく見えます。あの三門から見下ろした緑の庭園です。

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紅葉の時期には行列ができる天授庵ですが、今はこんなにも静かです。目に優しく癒される緑の中、ついつい長居をしそうです。

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紅葉の頃はライトアップされた庭園を書院から眺める特別公開が行われます。

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秋の紅葉の頃には真っ赤な紅葉と、松の緑の対比が美しいところです。青もみじの前でも際立っています。

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本堂の東庭は、正門より本堂に至る幾何学的な石畳を軸として配する数個の石と、白砂を以ってし、これに緑苔を添えたものです。

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ひし形の石の周りの苔もそろそろ新芽が出てきそうです。

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こちらは額縁風?

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この先は書院南庭に続きます。

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門から見えていた書院のガラス窓です。

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若い青葉と赤い紅葉、これは年中赤い種類なのでしょうね。

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こちらは池泉回遊式庭園。庭園内を回遊して鑑賞します。

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睡蓮が咲きだせばまた美しさが増すことでしょう。

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色とりどりの錦鯉が優雅に泳いでいます。

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陽の当たった石の上には亀がいっぱい乗っています。

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池の水面も緑、もみじを映しています。

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緑の世界を独り占めです。

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油絵を見ているよう。

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錦鯉も亀もたくさんいました。

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紅葉の名所は青もみじの名所。これからは修学旅行生で賑やかな京都になります。

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