哲学の道 早咲き桜めぐり
←目次 2006年1月27日から毎日更新しています。
昨日哲学の道を訪れました。3月31日に桜の開花宣言が出てから4日目でしたが、ソメイヨシノはまだ満開にはほど遠い状態でした。一足早く見頃になっていた枝垂桜をお送りします。
哲学の道ではないのですが、同じ琵琶湖疏水(分線)が北白川疏水として北に流れていきます。その中ほどの伊織町にある「銀月アパートメント」は戦前からのレトロな建物が人気で、映画「鴨川ホルモー」のロケも行われました。
この大きな紅枝垂桜は、例年ならば一足早く(3月末頃)に満開となるのですが、今年はずいぶん遅れているようです。まだ蕾もかなり残っていました。
銀閣寺(白川今出川)交差点から琵琶湖疏水。桜は2~3分咲き程度でしたが、昨日は温かかったのでかなり開花が進んだようです。
銀閣寺橋から哲学の道が始まります。左は銀閣寺参道で、このあたりはいつも混雑しています。
哲学の道の桜もまだ見頃には程遠い状態でしたが、ところどころにある枝垂桜が見頃になっていました。「幸せ地蔵尊」、この枝垂桜は新しいようです。
弥勒院では3月28日~4月10日の期間、「しあわせ市」(手作り市)を開催しています。
1階は漆器や家具のショールーム、2階は茶室を備えたカフェになっています。
哲学の道の桜はほとんどがソメイヨシノで、橋本関雪が大正時代に植えた「関雪桜」(大島桜)は既に寿命がつきたと考えられています。
大豊神社の参道への橋のたもとに、桜の大木があります。すこし濃いピンク色をしていて、真如堂にもある「立皮(たてかわ)桜」だそうです。
大豊神社の本殿前には枝垂桜(左)と枝垂梅(右)あり、両方同時に満開となるのは4年ぶりです。桜の方がずいぶん大きいですが、この枝垂桜は円山公園にある「祇園枝垂桜」の三代目で、俳優の栗塚旭氏の献木だそうです。
哲学の道は大混雑でしたが、ここを訪れる人はほとんどありません。
狛ネズミたちは可愛く花で飾られていました。
4月2に日に「桜花祭」が行われ、詩吟の奉納などがあったそうです。
神社の裏山にある「桜花苑」に上ります。
若王子の取水施設が見えます。疏水の水はここからパイプで松ヶ崎浄水場まで送られ、残りは哲学の道沿いに北上します。
しばらく上ると西の方の視界が開け、斜面に濃いピンクの「陽光桜」の林があります。陽光桜は、愛媛県の高岡正明氏が「里桜」の天城吉野と寒緋桜を交配して作った品種です。
元教師の高岡氏は、戦場に散った教え子たちを悼む旅に出た沖縄で寒緋桜と出会い、25年にわたって改良して陽光桜を創り出し、「平和のシンボル」として各地に贈り続けたそうです。この桜花苑の桜は記念植樹されたものです。
今年は開花が遅れましたが、もう少しで満開のようです。
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コメント
おはようございます。
京都、桜、和服この組み合わせは素敵ですねー。
見ていても、気持ちがほっこりします。
また哲学の道、紹介ありがとうです。
投稿: さゆうさん | 2017年4月 5日 (水) 08:56
今年は少し遅いのですね。
でも、この少し早い遅いがあるのもまた、桜なんですよね。
早くて悲しく遅くて悔しく
タイミングによっても見え方が変わってきますよね。
投稿: munixyu | 2017年4月 5日 (水) 09:32
★さゆうさん こんばんは♪
コメント、ありがとうございました。お返事が遅れてすみませんでした。
最近、京都で和服の女性をよく見かけるようになりました。実際には外国の方が多いようですが、それでも京都の街並みに似合っていますね。
投稿: りせ | 2017年4月 8日 (土) 01:00