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2017年3月13日 (月)

北野天満宮 飛梅伝説と摂社たち

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

梅が見頃とのことで北野天満宮に行ってきました(3月10日)。まだ蕾も多くあり、今日も見頃の状態が続いていると思われます。

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参道の途中にある「伴氏社(ともうじしゃ)」 菅原道真の母を祀り、彼女が大伴氏の出身だったのでこの名で呼ばれています。誠実で優秀な学者を育てたことにちなんで、子どもの成長と学業成就を願う母親に信仰されているとか。

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「北野天満宮」は、菅原道真を祭神として祀る全国約1万2000社の天満宮、天神社の総本社です。楼門には道真の歌が掲げられています「東風吹かばにほひおこせよ梅の花 主なしとて春なわすれそ」。

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平安時代中頃の天暦元年(947)に、西ノ京に住んでいた多治比文子(たじひのあやこ)や近江国比良宮の神主・神良種(みわのよしたね)、北野朝日寺の僧・最珍らが当所に神殿を建て、道真を祀ったのが北野天満宮の始まりとされます。

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楼門を内側から。

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楼門から西に行くと絵馬舎があります。元禄12年(1699)に建てられ、規模と歴史は現存する絵馬舎のなかでも随一といわれ京都市指定有形文化財です。

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「筋違いの本殿」 本殿は楼門の正面ではなく一筋西の参道にあり、北野天満宮の七不思議の一つとなっています。この両側には、道真を祀る神社によくみられる4つの摂社が並んでいます。

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「白太夫社」 道真の父が安産祈願を託した神官・度会春彦(わたらいはるひこ)を祀ります。度会はのちに道真の守役として大宰府までお供しました。若いころから頭髪が白かったので「白太夫」と呼ばれていたそうです。

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「福部社」 祭神の「十川能福(そごう のうふく)」は、道真の舎人(牛車を引く牛の世話役)だった人物です。金運や開運招福を司る「福の神」として信仰されるようになりました。

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「火之御子社(ひのみこしゃ)」 祭神は火雷神で、天満宮創建以前からこの地に鎮座していたとされ、雷除け、五穀豊穣のご利益があるとか。

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「老松社」 祭神の島田忠臣は道真の家臣、あるいは夫人の父ともいわれ、道真が配流先で天拝山に登って無実を神に訴えたときお供をした人物です。彼が松の種を蒔いたら多数の松が一夜にしてこの地に生じたという伝説があり、 植林と林業の神とされています。

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「三光j門」 本殿前の中門にあたり、日・月・星の彫刻があることから三光門と呼ばれます。ただし、実際には星の彫刻はないともいわれ、「星欠けの三光門」として七不思議の一つに数えられています。

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「社殿」 本殿と拝殿からなり、石の間、楽の間を連結した日本最古の八棟造(権現造)です。現在の建物は慶長12年(1607)に造営され、桃山時代の華麗な装飾とともに、歴史的に貴重な建築として国宝に指定されています。

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本殿前のご神木の紅梅が咲いていました。大宰府に左遷された道真を慕い、京都から大宰府に一晩で飛来したという「飛梅伝説」の木の子孫とされます。推定樹齢300年で、近年は衰えが目立ち、各地の梅林で広がっているPPVの感染も心配されました。

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北野天満宮と住友林業が保存方法を検討して、冬芽の先端を組織培養して5年余りかけて高さ10~15センチのクローン苗木6本を作ることに成功したと発表しました(2015年3月)。

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北野天満宮は、培養した苗木を「平成の飛梅」として太宰府など全国の天満宮に贈ることも検討しているそうです。*この日の前日(2017年3月9日)のニュースでは、約50㎝に育った苗木をこの場所に埋め戻し、「飛梅の里帰り」として話題になりました。

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さらに、この木を調査していた住友林業は、地上部と地下部ではDNAが異なり、推定樹齢350年の梅が接ぎ木によって増殖されてきた可能性が高いと発表しました。

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この時は少し雨が降っていましたが、すぐに止みました。

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社殿の西から境内に出て、裏を一回りします。西側には七社、四社、八社と摂社が並んでいます。

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北西の隅に絵馬所があります。学業成就、合格祈願などの絵馬は、毎年数万枚に及ぶそうです。以前は境内の南西の隅にありましたが、受験生の数が減ってきたのか規模が小さくなったようです。

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本殿の裏(北)にも摂社が並んでいます。

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ここにも、道真の家臣・島田忠臣を祀る「老松社」があります。こちら側からも道真を守っているような気がしました。

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「地主社」 本殿の裏にあり、北野天満宮の創建以前からある境内で最も古い社です。天地すべての神々「天神地祇」を祀っています。

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「文子天満宮」 多治比文子がご神託によって菅原道真を最初に祀った社とされます。

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手水舎、立派な屋根です。

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この後梅苑に入ります。

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コメント

枝ぶりがいいですよね。
梅は、花そのものも大事だけど、枝ぶりが一番大事なのかも
しれませんよね。

投稿: munixyu | 2017年3月13日 (月) 14:17

いついっても賑やかな神社ですよね~。いつ行っても何かしらのイベントやその準備でいろんな人が動き回っているイメージw 考古学調査っぽい人々がいた時にも遭遇しております。
長五郎餅が開いているとラッキー!松向軒の写しが参道にひっそりありますが、もうちょっとキレイにしてやってほしいなぁ~と思っております。
水火天満宮が最初の天満宮だと聞いたんですが、天皇の勅許があった天満宮として初ということで、それより先に間之町の文子天満宮が出来ていたそうですね~。

投稿: ばるさろ | 2017年3月13日 (月) 19:17

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