東山花灯路 八坂神社から高台寺へ
←目次 2006年1月27日から毎日更新しています。
一昨日の記事では、東山花灯路が行われている知恩院から円山公園を通って大谷祖廟の参道まで来ました。その次の日に、改めて八坂神社を通って続きの道を行くことにしました。西楼門がライトアップされています。
西の参道沿いにはこの日も露店が出ていました。
花灯路の期間中に五花街の舞妓さんの舞踊の奉納があります。3月4日(土)、祇園甲部、5日(日)、宮川町、10日(金)先斗町、11日(土)上七軒、12日(日)祇園東で、八坂神社の舞殿(下)と清水寺前の花咲ステージ(特設)で行われます(時間帯が違います)。
八坂神社の境内はいつも夜は灯りがともっています。東山花灯路の期間(3月3日~12日)の昼間は、本殿(重文)が特別公開されています。
修復工事中(3月末竣工)の南楼門を通って、大谷祖廟の参道まで来ました。この日は東の空がまだ明るさが残っていました。ここから一昨日の続きの道になります。
円山公園から高台寺の前を通り維新の道までが「ねねの道」です。豊臣秀吉の正室・ねねは、秀吉の死後に圓徳院で余生を送り、このあたりを歩いたといわれます。ここからは電柱がなく石畳の道が続きます。
右手に「大雲院」があります。安土桃山時代の天正15年(1587)正親町天皇の勅命により、織田信長、信忠父子の菩提を弔うために創建された浄土宗の寺です。大雲院は信忠の法名です。
ねねの道は大雲院の塀に沿って一旦西に行き、この山門(南門)から再び南に向かいます。門の前に「いけばなプロムナード」のいけばな作品が展示されています。
「洛匠」 まだ開いていました。
振り返ると、祇園閣が見えます。
この日は意外に人通りが少なかったです。この道の左手に高台寺塔頭の「岡林院(こうりんいん)」と「月真院」があります。月真院は新選組から分かれた「御陵衛士の最後の屯所」跡でもあり、中はライトアップされていました。
高台寺の参道石段を上ります。
「高台寺」はねねが創建した寺で、3月3日(金)から5月7日(日)の間、春の夜間特別拝観を行っています。拝観入り口は正面の庫裏の左にあります。
「狐の嫁入り巡行」は古来から縁起がよいとされ、人力車と提灯行列で再現します。狐のお面をつけたお嫁さんが登場するのですが、準備中のようでいけないものを見た気がします。
拝観受付を過ぎると、祇園閣が見える場所があります。
庭園に向かう途中にある茶席「遺芳庵」。
方丈前庭「波心庭」のプロジェクションマッピング
今回は「万華鏡ファンタジー」というタイトルで、京都万華鏡ミュージアムの協力だそうです。
いままでの作品と比べると、いくぶん控えめな(落ち着いた?)感じがします。
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この後、庭に出て開山堂に向かいました。向こうの左から方丈と書院、「偃月池(えんげつち)」にかかる橋と「観月台」が見えます。
右には「臥龍池」 風がないと底なしの穴のように見えます。
「開山堂」 高台寺第一世の住持、三江紹益禅師(1527~1650)を祀る塔所です。
臥龍池の上の斜面にある「霊屋(おたまや)」、秀吉とねねの像があり、その下にねねが葬られています。
霊屋の横から臥龍廊が開山堂まで続いています。
さらに山の斜面を上ります。
伏見城から移築された二つの茶室「傘亭」(手前)と「時雨亭」。
茶室を回り込んで、反感順路は下りになり竹林を通ります。
途中で隣にある「霊山観音」の大観音像の横を通ります。霊山観音は、昭和30年に 第二次世界大戦の戦没者および戦争の犠牲になった方の冥福を祈念するために、建てられました。
鬼師・美濃邉恵一氏が鬼瓦で制作した「龍の頭」 4年前の夜間特別拝観で波心庭の白砂に置かれ「大海を泳ぐ親子龍」として話題になった作品です。
鼓月茶屋
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コメント
おはようございます。
以前から多くの映像を載せて、丁寧な紹介をしていることを素敵だなーと感じていました。
今回も解り易い紹介で、嬉しいですね。
大いに参考になります。
ありがとうございます。
投稿: さゆうさん | 2017年3月10日 (金) 06:48
露店の灯りっていいですよね。
吸い込まれるような、独特の雰囲気がありますよね。
不思議です。
投稿: munixyu | 2017年3月10日 (金) 13:08
★さゆうさん こんばんは♪
お返事が遅れてすみませんでした。
私のブログが、少しでも京都を知ったり、訪れる参考になればうれしいです。
投稿: りせ | 2017年3月11日 (土) 22:56