岡崎から雪降るねねの道へ
←目次 2006年1月27日から毎日更新しています。
天気予報によれば、昨日は午後から雪が降るとのことで、雪景色を求めて岡崎から南に歩きました。ところがなかなか雪が降りそうにないので、途中で今まで気が付かなかったもの、特に目についたものを紹介していきます。
二条通を神宮道まで行くと「平安楽市」、すなわち、毎月第2土曜日に岡崎公園で開催される手作り市が終わって後片付けをしていました。天候が不順ということで早めに終了したようです。
京都市美術館、命名権を売却して昨年中に修復工事を開始する予定でしたが、入札不調で現在基本計画の見直し中です。市民や美術関係者らの反発が強く、京セラの株主の理解が得られない可能性も指摘されています。ただし、工事予定地では発掘調査が行われていました。
「楠部彌弌作陶之地」 楠部彌弌(くすべやいち、1897-1984)は京焼の陶芸家で、特に京焼の伝統を踏まえた優美な色絵と彩?と名付けた釉下彩磁は独自のものだそうです。パリ万国博覧会などで受賞、1978年文化勲章。
神宮道三条に、先日木屋町歴史散歩で紹介した「さきぞう」ブランドの本店があります。そこにシンボルマークの「般若」が描かれています。般若は源氏物語では美しい女性の嫉妬の極致で、さきぞうの強撚糸(鬼縮緬)のことでもあるとか。
山門の横の「植髪堂」の両側にある楠は東・西本願寺法主御手植(右・左)です。青蓮院の門前の楠の巨樹(京都市登録天然記念物)は親鸞聖人の御手植とされます。衰微期の本願寺が末寺として青蓮院に属した時期に、その頃の法主もここで得度したそうです。
青蓮院の南東に花園天皇の十楽院上陵があります。神宮道の門は昼間開いています。
知恩院に近づいてきました。このあたりで雪が降り始めてきました。
円山公園は相変わらず大勢の外国人観光客でにぎわっていました、
「大谷祖廟」 円山公園から高台寺に行く道は「ねねの道」と呼ばれています。
「大雲院 龍池会館」 大雲院は安土桃山時代の天正15年(1587)正親町天皇の勅命により、織田信長、信忠父子の菩提を弔うために貞安(じょうあん)上人が開山した浄土宗の寺です。
「圓山地蔵尊」 大雲院が高島屋の拡張工事のためにここに移転し、昭和48年に堂宇の落成を祝って「京都自治経済協議会」などから奉納されたものです。
左に見えるのが「祇園閣」 大倉財閥の創始者・大倉喜八郎氏が昭和2年、別邸内に展望台を兼ねた高閣を建て、その後高島屋の所有を経て、現在は大雲院の所有となっています。ときどき公開され、このあたり一帯を眺められます。
高台寺塔頭の「岡林院(こうりんいん)」 江戸時代初めの1608年、久林元昌が創建し、1616年に三江紹益が中興したといいます。丸窓の下にお地蔵さまがいます。
旅館「元奈古(もとなご)」 ミシュランガイドでは初版から7年連続掲載されたそうです。
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高台寺塔頭の「月真院」 江戸時代初め元和5年(1619)に津和野藩二代藩主亀井茲政によって建立されました。新選組から分かれた「御陵衛士の最後の屯所」跡でもあります。最近立ち寄る人が増えてきました。
高台地塔頭「圓徳院」
高台寺の鐘楼横から八坂の塔、京都タワーはかすんで見えませんでした。
駐車場の南にある「高台寺お茶所」、全国で3店舗目の自家焙煎珈琲「スロージェットコーヒー」だそうです。南側の席からは八坂の塔や京都市内が望めます。とlなりには売店があります。
「京くらふと 波ぎ」、姉妹店の「グラスギャラリー 波ぎ」と「波ぎ茶寮」があります。
霊山護国神社の参道に来ました。
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コメント
今日は大阪も大雪でした。
近年では、珍しい大雪かもしれません。
トラックが横転していたりしていたので
相当降ってたみたいです。
冬本番。まさに真冬ですよね。
投稿: munixyu | 2017年1月15日 (日) 12:02
★munixyuさん こんばんは♪
場所によっては大雪で大変な思いをしているところがあるのは分かっていますが、冬の写真としては雪の景色が見栄えがいいですね。
投稿: りせ | 2017年1月15日 (日) 21:47