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2016年11月12日 (土)

紅葉2016 神護寺の諸堂を訪ねて

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

神護寺の楼門をくぐり、諸堂を訪ねて歩きます。昨日の記事で紹介したように、この地には和気清麻呂が建立した和気氏の氏寺・高雄山寺があり、その後14年間に渡り弘法大師・空海が住持を務めました。

楼門の右手に建物が並んでいます。そのうち、昨日は鐘楼だけを紹介しましたが、その前に書院があります。書院には石庭「灌頂の庭」や茶室「了々軒」があり、5月初めに「宝物虫払い行事」として 国宝・源頼朝像、平重盛像、釈迦如来像などが展示されます。

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「宝蔵」

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「和気清麻呂公霊廟」 昭和9年(1934)に建立、檜皮葺で向拝付零廟。大壇越の京都の実業家・山口玄洞が寄進して、安井猶次郎が設計。この先に鐘楼があります。壇越とは寺や僧侶に布施をする信者のことで、檀家や檀那のもととなったことばです。

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「明王堂」 江戸時代の1623年、京都所司代・板倉勝重が奉行になり、細川忠興の帰依も得て再建された建物です。祀られている不動明王像が、2012年の調査で平安中期作であることが判明しました。

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「五大堂」 平安時代の天長年間(824-834)に淳和天皇の勅願により建立されたといいます。現在の建物は、江戸時代の1623年頃の再建。

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「毘沙門堂」 江戸時代の1623年頃に建立され、厨子内に毘沙門天立像(重文)を安置しています。現在の金堂が完成するまでは、本尊の薬師如来像も祀っていました。

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「大師堂」(重文)は安土・桃山時代の建立で、元の建物は空海の高雄山寺時代の住房「納涼房」だったそうです。毎年11月1日~7日の期間、板彫弘法大師が御開帳されます。

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石段の上に「金堂」があります。金堂は和気公霊廟と同じく、1934年に山口玄洞の寄進、安井猶次郎の設計です。

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金堂内陣には、8世紀末作の「薬師如来立像」(国宝)が祀られています。この仏像はかつて河内・神願寺の本尊でした。神願寺は、793年頃に和気清麻呂が道鏡事件において八幡神より信託を受けて建立したとされます。

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道鏡は天皇位を得ようして「宇佐八幡宮のご神託」により、皇位に就くようにとの託宣を受けたと述べました。ところが、勅使に遣わされた清麻呂は、道鏡の神託を虚偽として、この計画を阻止します。(石段上から、五大堂と毘沙門堂が見えます。)

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道鏡は、その報復として清麻呂と姉・広虫を流刑にしましたが、770年に称徳天皇が亡くなり、今度は道鏡が失脚して下野に追放されました。清麻呂は、真のご神願を果たすために寺を建立して八幡神を祀ったとされます。(金堂の右手)

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金堂の左から斜面を上ると「多宝塔」があります。内陣には平安時代前期作の「五大虚空菩薩坐像」(国宝)が安置されています。こちらは、10月の連休に御開帳されます。

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地蔵院・かわらけ投げへ行く途中にある「閼伽井(あかい)」 平安時代の812年、空海が金剛界、胎蔵界両部の伝法灌頂を行った際に掘り、浄水を儀式に用いたといわれ、今も水が湧いています。

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左は俳人・能村登四郎(1911-2001)の句「初紅葉せる羞ひを杉囲み」 能村は水原秋桜子に師事して、「馬酔木(あしび)」の同人、「沖」の主宰でした。

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「地蔵院」 明治33年(1900)に再建された塔頭で、地蔵菩薩(世継地蔵)を祀ります。江戸時代には、この付近にも神護寺の堂宇があったといいます。

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「かわらけ投げ」 厄除け祈願の「かわらけ投げ」は神護寺が発祥地といわれています。かわらけは、素焼きの皿で、中央に厄除と刻印されています。

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下には清滝川が流れ、このあたりの高雄から鳴滝までの谷は錦雲渓と呼ばれています。

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夕日に照らされて *記事の最後にある「お願い」をよろしく。

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五大堂の横を通れば楼門が正面に見えます。

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帰りは楼門の右手にある車道を下りました。意外と快適で、途中で高雄茶屋の横を通ります。

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2016 紅葉1」カテゴリの記事

コメント

赤が段々と色濃くなってきたね。
いよいよ紅葉が本格化だね。
一気に進みそう。

投稿: munixyu | 2016年11月12日 (土) 10:14

昨日の写真よりもより広々した所が多くていいですね~!建物と自然がいい感じのバランスだと思います~。しかし、この広さでも土の部分がキレイなのがすごくすっきりしてるイメージ!
今年は急に冷え込んだので、いい紅葉になるかもしれませんね。。。11月末にはもう終わっているかなぁ。。12月に入ったら何とか一回は行きたいのですが。。。

投稿: ばるさろ | 2016年11月12日 (土) 20:20

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