常寂光寺 2016紅葉
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昨日の記事で竹林から北に向かう散策路を歩きました。小倉池を過ぎると常寂光寺があります。
「常寂光寺」は、小倉山の東麓に位置し、山号を小倉山という日蓮宗の寺です。「花の寺」あるいは境内を囲む「塀のない寺」としても知られています。
安土桃山時代の文禄5年(1596)、究竟院日禛(にっしん)上人の隠棲地として角倉家から小倉山の土地の寄進を受けました。「仁王門」は元和2年(1616) 大本山本圀ああ寺客殿の南門を移築したもので、仁王像は運慶作と伝えられます。
慶長年間(1596~1615)に2世・日韶(にっしょう)上人が小早川秀秋の助力を得て、桃山城客殿をこの地に移築して本堂としたのが常寂光寺の始まりとされます。寺号は仏のあ住んでいるとされる静かで汚れのない世界を表す「寂光浄土」からつけられたといいます。
「本堂」 修復工事が完了して外観が新しくなりました。本尊として十界大曼荼羅を安置しています。
本堂の左に行くと見晴らしのいい場所があります。仁王門の右にある妙見堂への参道を上ったあたりです。
いつものように、鳥居の前にちりめん山椒のお店が出ています。「妙見堂」は享和年間(1801~1804)の建立。洛陽十二支妙見に数えられ「酉の妙見」といわれます。
本尊の能勢型の妙見大菩薩の他、日禛上人開眼の鬼子母神と十羅刹女、大黒天像が合祀されています。
本堂の横に道があり、小倉山の斜面を上って行きます。
途中で、本堂の裏の池と庭園を見ていきます。
山道の途中に竹林があります。
途中で多宝塔の前を通る道が右に分かれますが、真っすぐ上ります。、
「歌仙祠」 記録によると、創建以前からあった小さな祠を開山時に山上へ移転したとあり、明治23年(1890)に改築して今日に至るそうです。扁額は富岡鉄斎の筆、祠内に藤原定家、家隆の座像を祀っています。この前の道を奥に行くと、
「時雨亭跡」の石碑があります。藤原定家の小倉山荘の庵で、小倉百人一首の編纂などをおこなった場所といわれています。
山道をさらに上ると見晴らし台があります。ここから比叡山から大文字山、稲荷山のあたりまで見渡せんます。
右手前は清凉寺、山裾の緑は大覚寺の大沢の池です。
「開山堂」 平成16年(2004)に建立され、日禛上人座像(江戸初期)を祀ります。
多宝塔」 元和6年(1620)辻藤兵衛尉直信の寄進により建立され、釈迦如来、多宝如来の二尊を祀ります。
本堂の前を通り、仁王門の横の道を下ります。
小さい老爺柿です。
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コメント
昨日今日が紅葉のピークみたいですよね。
これから一気に散って冬に向かう。
冬の京都も楽しみです。
投稿: munixyu | 2016年11月24日 (木) 15:11
今年の紅葉は少しはやめだった。。って所でしょうか。いい色付きですね~。さすがに人が多くて、静かで汚れない。。。という感じには行きませんねw
時雨亭の石碑は、二尊院の時雨亭跡とはどういう関係なんでしょう。同じ場所ではなさそうですが。。。近場だから移動したりもしていたかもしれませんね。。。軒端寺と常寂光寺が未だに繋がらず、いつもあれ。。。軒端寺ってなんだっけ。。。ってなってますw
投稿: ばるさろ | 2016年11月24日 (木) 20:01