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2016年7月 2日 (土)

白峯神宮 夏越大祓式

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日の記事では北野天満宮の夏越の大祓を紹介しましたが、時間がかかるので茅の輪はくぐらず白峯神宮に向かいました。

白峯神宮の夏越大祓式(なごしのおおはらえ)は北野天満宮より1時間遅く午後5時から始まります。境内に入ると拝殿横で参列者に神事の説明が行われていました。

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6月30日に行われる茅の輪くぐりは、半年の間に付いてしまった罪や穢れを祓い、後の半年の平穏を祈る神事です。神社によって多少名称が異なりますが、神事のうち共通の所作の説明は昨日の記事をご覧ください。

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ここは「蹴鞠」が行われる長方形の広場ですが、北端に祭壇が設けられています。

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神事で奏上される大祓詞(おおはらえのことば)は、平安時代に作られた「延喜式」に出てる祝詞がもとになっているそうです。白峯神宮では参列者にコピーが配られて皆で斉唱します。

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大祓詞の途中で、宮司に付き添う神職が祓えつ物(はらえつもの)の布を切り裂いて罪穢れを償い祓います。「裂布」の神事ともいうそうです。

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大祓詞のすべての漢字に振り仮名が振ってありました。前半は高天原への天孫降臨から始まる神話の世界、後半は様々な罪穢れが四柱の祓戸神(はらえどのかみ、祓を司る神)によって消え去る様子が述べられています。

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参列者には大祓詞以外に、人形(ひとがた)と切り幣(ぬさ)が配られます。人形で頭や肩をなで、念じながら三回息を吹きかけて、罪穢れを人形に移します。

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切り幣を自分の左、右、左に振りかけて、体を清めます。

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参拝者から集めた人形を祭壇の前の長びつに納めます。北野天満宮とは違い、この長びつは茅の輪をくぐらず、本殿に納めて清めるようです。

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茅の輪くぐりが始まります。左回り、右回り、左回りと八の字を描いて計3回茅の輪をくぐります。

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ここでは、茅の輪の前に拝殿があるので、その周囲をまず左回りします。本殿の前で拝礼します。

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茅の輪くぐりをしているときは次のような言葉を唱えます。「みな月のなごしの祓する人は千年(ちとせ)の命の延(の)ぶというなり」、「蘇民将来、蘇民将来」

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最初の言葉は『拾遺集』の詠み人知らずの和歌で、蘇民将来の意味は昨日の記事で紹介しました。先頭が左回りで一周して茅の輪の前に来ました。

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「蘇民将来。蘇民将来」 (今度は拝殿の周囲を右回りします。)

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再び先頭が茅の輪の前に来ました。次が3回目です。

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今度は、本殿の前から大きく境内の隅を回ります。白峯神宮では行列の順番について特に決まっていないようです。

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宮司の後を歩いている和服の女性は、近くにある老舗呉服商・冨田屋(とんだや)の田中峰子さんで、隣はおそらく税理士のご主人です。お二人は氏子の代表のようです。

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冨田屋の町家は国の登録有形文化財の指定を受け、「西陣くらしの美術館」として公開されています。

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後から来られた方は、各自で人形に罪穢れを託し切り幣で身を清めた後、茅の輪をくぐります。

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京都では6月30日に和菓子の「水無月」を食べる習慣があります。旧暦では氷の節句にあたり、宮中では氷室から運ばれた氷を口にして暑気払いをしていました。庶民は氷が手に入らなかったので、その形をした菓子を食べて厄除けをしたのが由来だとか。

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コメント

ちょうどいい人の混み具合って感じで、参加したくなりますね~~。参列者も声を合わせて斉唱するってのがいいですね!旅行者でも中に入れてもらえるといい思い出になりそう。。。
バスで行くと、北野天満宮から白峰神宮って一直線で案外すぐなんですよね~。
あちこちで夏越の祓が行われてますね~。祇園祭の気分も盛り上がってきているんだろうなぁ。。

投稿: ばるさろ | 2016年7月 2日 (土) 21:40

★ばるさろさん こんばんは♪
白峯神宮の茅の輪くぐりは初めて行きましたが、親近感がわきますね。神事の手順について細かく教えてくれて、参加しやすい雰囲気でした。

投稿: りせ | 2016年7月 2日 (土) 23:27

夏越の大祓のはしごでしたか。
忙しかったでしょう?

白峯神宮のは初めてみました。
本当に何だか地域に根ざした感があって良いですね。

投稿: 8mama | 2016年7月 3日 (日) 05:46

★8mamaさん こんばんは♪
お返事が遅れてすみませんでした。年中行事は近くの寺社に出かけるのが本来なのかも知れませんね。白峯神社の茅の輪くぐりは京都でも有名?とされていたので、大勢のカメラマンが詰めかけていると思っていました。来てみると、ほとんど近所の方ばかりで、アットホームな雰囲気でした。

投稿: りせ | 2016年7月 5日 (火) 23:50

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