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2016年6月 3日 (金)

東福寺 通天橋と開山堂

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

東福寺本坊庭園を見た後、もう一つの拝観エリアの「通天橋・開山堂」に入りました。一昨日の記事で紹介した経蔵と方丈の間に受付があります。

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「通天橋」 南北朝時代の1380年、普明国師(春屋妙葩、しゅんおくみょうは)が、三ノ橋川の対岸に渡るために架け、通天と名づけたといいます。それまでは、深い渓谷を上り下りしなければならなかったそうです。

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橋の上から東に、昨日紹介した方丈の通天台が見えます。

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西には最初に渡った「臥雲橋」が見え、下の峡谷は「洗玉澗(せんぎょくかん)」。 ここは楓が多く、その内三葉楓は東福寺開山の聖一国師が宋国から持ち込んだものといわれています。

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歩廊は峡谷を渡ると右(東)に曲がり斜面を上ります。

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石段を上ったところに、「開山堂」(重文、府指定文化財)があります。

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鎌倉時代の1280年に入定した聖一国師をお祀ります。九条道家が国師の為に普門寺を建て更に一条実経が常楽庵を贈ったとされます。

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途中に睡蓮が咲く池があります。

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上層に伝衣閣(でんねかく)がそびえ、そこには三国伝来の布袋和尚像が安置されていて、伏見人形のルーツといわれています。

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開山堂の脇にある「普門院」 東福寺創建後の1246年、開山・円爾弁円(えんにべんえん)の住居となる普門院が建立されました。円爾弁円は鎌倉幕府の帰依を受け、天皇から「聖一国師」の名を贈られました。

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当初は天台、真言、禅の三宗兼学の道場でした。その後江戸時代の1826年に再建され、内部の3室に安土・桃山時代から江戸時代の74面の障壁画が飾られているそうです。山門内の庭園は池泉観賞式の「普門院の庭園」です。

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この庭園の作庭者は不明ですが、江戸時代に修復されているといわれています。昭和14年(1939)に重森三玲により修復され、西(手前)は白砂による市松模様砂紋の枯山水庭園、東(奥)は小池と築山の庭園となっています。

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山門の前には、平石と立石からなる亀島と鶴島の石組みがあります。三玲が東福寺で最初に手掛けた庭で、その後作庭した本坊庭園の市松模様や三神仙鳥の石組の原型ともいえるものです。

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帰りの石段の上から方丈や法堂が見えます。

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通天廊を戻る途中で、三ノ橋川を渡らず境内に出ます。

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「愛染堂」(重文) 丹塗りの八角円堂で南北朝時代の建築。昭和12年万寿寺より移築されました。愛染(あいぜん)明王を祀ります。愛染明王は仏と人との間にあり、愛によって両者を結ぶと考えられ、大日如来または金剛愛菩薩と同一視されます。

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北に道が続いていて、「本派専門道場」があります。臨済宗14派の本山は、天皇家、公家、将軍家、大名などとの関係があり、格式が高く伽藍も立派で、他の風下に立つことを許さない風潮があるそうです。

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そのため曹洞宗のように本山が一本化できず、臨済宗14派と黄檗宗の各派は、それぞれ専門道場を持っています。ただし、どの専門道場を出ても資格は同じだそうです。

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帰りは通天橋を渡らずに、谷に下ります。

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下りてみると以外に険しく、通天橋を造った理由が分かる気がします。

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橋の上から見ると、かなりの水量がありました。

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三ノ橋川を渡ると見晴らし台があります。このあたり、紅葉の頃は見事な景色ですが、大変な人出になります。

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「通天橋前庭」も紅葉が見事なところです。この後、東福寺の塔頭に向かいました。

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コメント

睡蓮が結構みっしりなってますねwいつも他の所にばかり行って、通天橋は傍から見てれば十分だ~~なんて思ってたんですが、これを見ると。。。やはり行っておくべきだった!!と思い直しましたw
開山堂の建物の造りが、ちょっと珍しいですね~。うえにぴょこっとでた楼閣がおもしろい~
下の方に降りる階段もちゃんとあるんですね~
あそこの谷間はたしかに鋭角に落ち込んでて、他の場所が平らで歩きやすい場所なので、すごい違和感あるんですよねw次回はここもちゃんと見て回ろうとおもいます!

投稿: ばるさろ | 2016年6月 3日 (金) 23:12

★ばるさろさん こんばんは♪
いつもコメントありがとうございます。東福寺は紅葉の季節は大混雑なので、建物や庭をじっくり見て回るのは別の季節の方がよいかも知れませんね。重森三玲の庭は確かにインパクトがありますね。それも全国の各時代の庭を実測した上で、自分なりの新しいものを造りだしたことがスゴイと思います。知識が多くなると、どうしてもそれらにとらわれて、類型的になりがちだと思いますから。

投稿: りせ | 2016年6月 4日 (土) 21:19

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