寺町電気街の寺社たち その1
←目次 2006年1月27日から毎日更新しています。
昨年暮れから寺町通の寺社を北の鞍馬口から訪ねて、2月末には四条の染殿院まで来ました。それから中断していましたが、今日は四条から南の寺社を紹介します。
寺町通の四条から南は「寺町電気街」と呼ばれ、規模は小さいのですが秋葉原や日本橋のように電化製品の店が並んだ通りでした。
数年前から京都駅付近の再開発や不況、インターネット販売などの影響で、撤退する店が相次ぎ、いまでは電気街とはいいにくい状況になってしまいました。
この通りも秀吉の都市計画の名残で、寺社が点在しています。「春長寺(しゅんちょうじ)」は山号を松林山という浄土宗の寺です。安土桃山時代の1574年、信長に仕えた武将・村井貞勝が三条京極の邸内に創建したお堂に始まります。
1581年に出家した貞勝は、翌年本能寺の変が起こると信長の嫡男・信忠の宿所に駆けつけ、明智軍と戦い討ち死にしました。貞勝の菩提を弔うためお堂を現在地に移し、春長寺と改められました。この名は出家した貞勝の号・春長軒にちなんでいます。
「火除(ひよけ)天満宮」は、安土桃山時代の天正7年(1579)、九州での兵乱を避けるため、筑紫国大宰府から老神官が菅原道眞の像を背負って入洛して、六条通周辺に祀ったのが始まりといわれています。

本能寺の変の後、天正15年(1587)に織田信長・信忠の菩提を弔うために烏丸二条龍池(たついけ)とよばれる地に「大雲院」が創建され、その鎮守社として迎えられました。(ビルの1階の通路が参道になっています。)
その後の慶長2年(1597)、秀吉による都市計画によって大雲院とともに現在地に遷されました。大雲院は通りの向かいの高島屋(駐車場)のあたりにあったそうです。
幕末の元治元年(1864)に起こった蛤御門の変では、戦闘による火の手が京都中を焼き尽くす大火となりました。(「天満宮二十五社第九番」の石碑)

ところが、この一帯だけが奇跡的に類焼を免れ、これ以降もしばしば火災から救われたという伝承があり、 学問成就とともに火除の神 として人々の信仰を集めてきました。
昭和48年(1973)「大雲院」は現在の円山へ移転しましたが、火除天満宮はそのままこの地に残りました。大雲院の移転先は、ねねの道の北端で祇園閣がある場所です。
写真の枚数が増えて紹介できないのですが、道真を祀る神社にある摂社たちはすべてそろっていました。
参道横のビルの1階は、社務所や神具庫などで占められているようです。
外の通りから見ると、拝殿と本殿からなる社殿は古い建築のようです。TOPの写真は外から見た参道です。
「浄教寺」は山号を多聞山という浄土宗の寺です。平安時代末の承安年間(1171~75)平重盛が東山小松谷の邸内に建てた燈籠堂が前身です。四十八間の精舎の各柱の間に一体ずつ阿弥陀仏を安置し、それぞれに燈籠を掲げた建物だったそうです。
室町時代の宝徳元年(1449)、荒廃していた堂を立誉上人が東洞院高辻に移し、花園天皇から「浄教寺」の名を賜りました。安土桃山時代の天正19年(1591)現在地に移転しました。本堂に重盛像、境内に重盛の碑があるそうです。
「京都大神社」 もう少し先から入ります。
明治6年(1873)伊勢神宮の布教機関、すなわち神宮教の京都教会所として創建され、伊勢神宮の内宮・外宮から、天照皇大神、豊受大神の分霊を勧請したのが始まりです。
神宮教とは伊勢信仰をもとにした神道の教派で、従来の伊勢講を神宮教会として再編成しました。(本殿は、五摂家のひとつ一條家の玄関と書院を移築したものです。)
創建以来、明治天皇の皇女や親王、大臣などの参拝が続いたそうです。その後、各地の講社(教会)を統一して神風講社が設立されました。一時は、101社の神風講社が結成されたそうです。また、京都教会所は神宮奉斎会京都地方本部と改称されました。
明治33年(1900)嘉仁(よしひと)皇太子(後の大正天皇)と九条節子(くじょう さだこ、貞明皇后)の神前結婚が行われ、初めて皇居内で慶事が行われました。このことを契機に、一般にも神前結婚の要請が高まりました。
そこで、東京と京都の神宮奉斎会地方本部で祭式を考案して、神前結婚を始めました。それ以来、神前結婚の様式が一般に普及したといいます。いわば「神前結婚の発祥の地」です。
明治39年(1906)には精華学園を創立しました。(本殿の右の祠は、当初伊勢神宮の遥拝所として建てられ、戦争中は御神体安全のために用いられ、現在は御神体は入っていないそうです。)
戦後になって、名称を京都大神宮と改め、精華学園は独立しました。
MIKOが携帯、スマホ、PCで参拝や神前結婚の案内をしてくれます。
おみくじがガチャガチャ…
鳥居の横にある手水舎、水盤は伏見城から移されたといいます。
向こうは綾小路通

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