2016桜 醍醐寺 霊宝館
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昨日の記事の醍醐寺三宝院を出て、正面の通りの左手にある霊宝館に入りました。醍醐寺の参拝は、三宝院、霊宝館、伽藍の3か所が有料となっていて、この霊宝館は桜の巨木がたくさんあります。
霊宝館には、醍醐寺が所有する仏像や絵画、工芸品など10万点以上の宝物の管理・保存や公開・展示を行っています。左に見えるのが「本館」です。
建物の中は撮影できませんが、本館の前にある枝垂れ桜が満開に近い状態でした。
霊宝館の前庭の枝垂れ桜は、背は高くありませんが巨木が多く、古いものは樹齢180年だそうです。この桜は樹齢100年のソメイヨシノだそうです。
醍醐寺では、かなり以前から所蔵品の調査・研究が行われてきました。(向こうに見えるのは「仏像館」です。)
特に、醍醐寺文書といわれる多数宇の古文書については、明治時代から研究が始められ、目録の作成作業が行われました。(順路の右手には枝垂れ桜が並んでいます。)
醍醐天皇の没後1100年にあたる昭和5年(1930)から霊宝館の建設が始まり、昭和10年(1935)に最初の施設が公開されました。
私設の展示施設としては早い時期の建設で、当時として最高の設備が備えられていました。
明治から戦前にかけて、各地の寺院で文化財が散逸した時期に、上の一連の事業は評価に値します。
その後、所蔵品の増加に伴って新たに収蔵庫を新築(後に本館として改築)され、平成13年(2001)に新たに「平成館」が増築されました。平成館(左)は本館の背後にあり、仏像館(右)の間に大きな枝垂れ桜があります。、
この桜は「醍醐深雪桜」というそうです。
醍醐寺には、国宝69420点、重要文化財6521点(2015年)を所蔵して、そのうち建物以外のほとんどが霊宝館に収蔵されているそうです。(仏像館の前から今来た道を振り返ります。)
仏像館を出て、本館の左の道を行き敷地の周囲を回ります(霊宝館外周通路通り抜け)。
途中で、醍醐寺の仁王門の横を通ります。
霊宝館外周通路通り抜けは、3月28日~4月5日の期間です。ただし、4月3日は行事のため通り抜けできないとのことです。
おそらく一番背が高いと思います。
霊宝館の裏手には記念植樹(献木)された若い桜が並んでいます。
建物の隅に、苗木が置かれています。
建物の周囲を一周して仏像館の前に戻ってきました。
昨日に、哲学の道、南禅寺、東寺、l平等院、石清水八幡宮などが満開の情報がありました。3月末に満開になったのは、京都御苑、本満寺、法金剛院、車折神社などです。
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コメント
苗木を作って、しっかり整備して。
庭師って凄いもんだよね。
投稿: munixyu | 2016年4月 2日 (土) 13:22
★munixyuさん こんばんは♪
写真の苗木にはラベルがついていますが、おそらく記念植樹のものではないかと思います。いずれにしても桜は手がかかりますね。
投稿: りせ | 2016年4月 3日 (日) 23:27