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2016年3月27日 (日)

熊野若王子神社と桜花苑

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日の記事の大豊神社を出て、哲学の道をさらに南に歩き熊野若王子神社を訪れました。このあたりの哲学の道は桜の木もまばらで、咲いている木は見当たりませんでした。

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鳥居の右の古木(ご神木)は、樹齢400年余りの梛(なぎ)の木で京都で最大だそうです。悪しきものをなぎ倒す力があるとされています。^

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「熊野若王子神社」は、平安時代末期の永暦元年(1160)後白河上皇が紀州熊野権現を勧請して永観堂の守護神としたのが始まりとされます。社名は天照大神の別称「若一王子」にちなみ、かっては永観堂の近くにあったそうです。

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鎌倉時代には将軍・源頼朝の寄進、室町時代には将軍・足利尊氏や義満らの寄進が相次き、武家の信仰を集めました。この頃には花見の名所として知られ、尊氏や義政が花見の宴を開いたという記録が残っています。

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その後、応仁の乱により社殿は荒廃しましたが、豊臣秀吉によって再興されて社殿と境内が整備されました。

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祭神として、国常立神(くにとこたちのみこと)、伊佐那岐神(いざなぎのみこと)、伊佐那美神(いざなみのみこと)、天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀ります。

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江戸時代には聖護院門跡院家となりますが、明治時代の神仏分離令後の廃仏毀釈によって聖護院から独立しました。その時、熊野三山にちなんで本宮、新宮、那智と、若一王子を祀る若宮の四社殿が建てられました。

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下は末社の「恵比須社」で、かつて夷川通にあった「夷川恵比須社」を遷したものです。

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「恵比須神像」 木造寄木造りの等身大の坐像で、室町時代の作とされ、開運商売繁盛の神です。

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昭和54年(1979)には、一社相殿に改築されて現在の本殿となっています。下はかっての神仏習合の時代に、地仏堂の屋根にあった宝珠だそうです。

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花見の頃には境内の西に売店ができて、お弁当やお菓子、飲み物を売っています。

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この後、神社の裏山にある「桜花苑」に上りました。

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石段を登っていくと、開けた場所に出ます。

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ここの桜は「陽光桜」という種類で、例年3月下旬から4月上旬に濃いピンクの花を咲かせます。

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西の方が開けていて、双ヶ岡や西山が見えます。

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ここには、いいろな記念として約100本の桜が植樹されています。

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先ほどのテントで買ったお弁当をいただきました(時間が遅かったので半額)。

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南の方の斜面を少し下っていくと、

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神社の屋根の向こうに「若王子取水池」が見えます。、蹴上から流れて来た水は、ここから疏水分線の地下を通るパイプで松ヶ崎浄水場まで運ばれます。その水は市内北部に供給されています。

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南西の方角には南禅寺が見えます。

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南禅寺の三門の向こうに蹴上の浄水場が見えます。こちらは市内の南部に給水しています。

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2016 桜 1」カテゴリの記事

コメント

どんどん開花してきて嬉しいよね。
来週ぐらいから、お花見シーズンだね。
こないだまでは雪だったのに、
春は、移り変わりが激しいよね。

投稿: munixyu | 2016年3月27日 (日) 13:40

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