常寂光寺 2015春
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嵯峨野の竹林を抜けて次に訪れたのは、常寂光寺です。紅葉の美しさでは有名ですが、この季節に訪れたのは初めてかも知れません。
慶長元年(1596)に本国寺十六世日禎(にっしん)が角倉了以とその父栄可から小倉山の土地を寄進されました。拝観受付を入って左手の休憩所に大きな枝垂桜がありました(TOPの写真も)。
日禎は藤原定家の山荘跡に草庵を結び、その退隠後に寺に改めたとされます。寺域が小倉山の中腹にあり、天台四土のひとつ「常寂光土」にちなんで常寂光寺と名づけられました。
仁王門 元和2年(1616)に本国寺の南門を移築したものです。茅葺の屋根で、境内建築物の中で最も古く、仁王像は若狭小浜の長源寺から移されました。
本堂は改修工事中ですが、小早川秀秋の協力を得て慶長年間(1596-1614)に伏見城客殿の一部を移転したものです。ここは、紅葉の頃は素晴らしい眺めです。
石段を上って左手に妙見堂があります。能勢妙見を分祀した妙見尊が祀られています。洛陽十二支妙見めぐりのひとつ酉(西)で、「小倉山の妙見宮」とも呼ばれています。
妙見堂の前から市内が展望できます。
さらに奥に行くと、石段があり石仏が並んでいます。
坂道を上りつめたところに「時雨亭」跡があります。藤原定家が小倉百人一首を編纂した小倉山の山荘の跡とされる場所です(二尊院と厭離庵も候補地とされています)。
ここからは、さらに展望が開けます。
向こうは比叡山、手前左に多宝塔の相輪が見えます。そちらの方に下りていきます。
開山堂 2004年の建立ですが、江戸時代作の日禎像を安置しています。
多宝塔(重要文化財) 元和6年(1620)の建立で、檜皮葺の美しい形をしています。
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仁王門が見えてきました。
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