千本釈迦堂 おかめ桜
←目次 2006年1月27日から毎日更新しています。
もう桜が見頃と聞いて、西陣にあるいつくかのお寺に行ってきました。まずは大報恩寺(千本釈迦堂)です。
大報恩寺は藤原秀衡の孫の義空上人の開創で、真言宗智山派の名刹です。
本尊釈迦如来坐像(重文)、快慶作の十大弟子像、六観音像など多くの文化財を有し、霊宝殿で常時展示しています。2月はお亀の福にあずかる「おかめ節分」で、12月には諸病封じの大根焚きで賑わいます。
本堂前に大きな枝垂桜
本堂(国宝)は安貞元年(1227)の創建時のままで、京都市内で最古の建物。
「おかめ像」 「おかめ」の物語はおなじみですので簡単に。本堂創建のとき、大工棟梁長井高次が柱の一本を短く切ってしまい、深く悩んでいるのを見た妻の亀女が、名案をだして助けました。
しかし亀女は女の入れ知恵が世間に洩れては夫の名声に傷がつくと、上棟式を待たず自害したという話です。おかめ像の右の石造宝篋印塔が「おかめ塚」で、高次が亀女の冥福と、本堂の安全を祈って建立したとされます。
ちょっと信じられないお話ですが、時代が違うからなのでしょうか。「オカメザクラ」という桜の種類があるそうですが、ここの「おかめ桜」は「亀女」にちなんだ愛称です。
木の周りの柵には入れませんが、枝の内側には行けます。本堂
おかめ像
本堂に向かって左手にある観音堂 かって、近隣の北野天神(北野天満宮)の門前にあった「北野経王堂」を移築したものです。
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昨日も暖かくて一気に桜の開花が進んだようです。京都も本格的な桜のシーズンになりました。
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