源光庵 2015秋
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市内でも北にあり山に近いので紅葉も少しは早いかも知れないと思って、鷹峯の源光庵に行ってきました。
源光庵は、室町時代の貞和2年(1346)大徳寺2世・徹翁義享(てつとうぎこう)国師によって開創されました。(山門を入って左に進み、振り返ったところ。)
江戸時代の元禄7年(1694)卍山道白(まんざんどうはく)禅師により再興され、臨済宗から曹洞宗に改められました。(2階建ての楼門があります。)
鐘楼
楼門から振り返ると
本堂は、再興の年に金沢の富豪・中田静家が寄進したもので、清人薫愛山師より贈られた「復古禅林」の額が掲げられています。
本堂の天井は伏見城の遺構で、「血天井」として知られています(写真は撮っていません)。
本堂の左手にある「開山堂」 江戸時代の享保4年(1719)に建立され、「復古堂」ともよばれます。卍山道白禅師の木像が安置され、その下に遺骨が納められているそうです。
拝観受付を過ぎると、まず書院に入ります。こちらからは本堂とその北庭が見えます。
本堂、書院の北庭はともに江戸時代初期に作庭された枯山水庭園です。
北山を借景として、飛び石が築山の石組(亀島)に続いています。
中央の一番高いところに灯籠があります。
本堂に入ります。東の窓からは書院の北庭が見えます。
本陣右手の「悟りの窓」(丸窓)と「迷いの窓」(角窓) 正面から見たところ。
「迷いの窓」は「人間の生涯」を象徴して、生老病死、愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦(ぐふとくく)、五蘊盛苦(ごうんじょうく)の四苦八苦を表しているとされます。
「悟りの窓」は宇宙を表し、「禅と円通」の心を象徴して悟りの境地を教えているとされます。(見る角度を少し変えると、紅葉が見えます。)
まず迷いの窓の前で自問自答し、次に悟りの窓の前で自己を見つめ直すと、純粋な本来の自分に戻ることができるそうです。(この角度からは、両方の窓に紅葉が見えます。)
楼門の西に小さな池があります。
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コメント
ところどころに出てくる芒が印象あっていいよね。
窓、爺はまだ、迷いの窓にいる感じかな。
投稿: munixyu | 2015年11月23日 (月) 14:24
もみじ狩りの人は、ほかの所に比べて、やや少ないですか~?ここはアニメ好きの人も来るので、少し参拝の人が増えたようですが、それも落ち着いたんですかね。。。丸窓の先に真っ赤な紅葉っていう写真がお寺にもあった気がしてますが。。。今年はちょっと薄いかもしれませんねぇ。。
ここまで来たら、きっとお向かいさんも行ってますよね~~。この辺りは2度ほど行ってますが、お寺はもちろん、バス通りの松野醤油さんがお気に入り!
投稿: ばるさろ | 2015年11月23日 (月) 16:25