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2015年7月 3日 (金)

萬福寺 蓮と普茶弁当

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

蓮の花と普茶料理を目当てに萬福寺に行ってきました。黄檗山・萬福寺は寛文元年(1661)に中国の僧・隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師によって開創されました。総門 瓦屋根の中央が高く2段になっているのは中国風で、日本の寺院では見られないそうです。 

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屋根の上に乗っているのは鯱(しゃち)ではなく、摩伽羅という(ワニに似た)想像上の生物でヒレの代わりに足が生えています。東南アジアの仏教建築の入り口に用いられています。

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総門を入って右手にある放生池の蓮はまだ咲いていませんでした。

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三門 延宝6年(1678年)建立の三間三戸の二重門です。「三間三戸」は門の正面の柱間が3間で、そのすべてが通路になっているものを指します。日本の禅宗寺院の三門は一般的には「五間三戸」だそうです。

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三門を入ると正面に天王殿が見えます。道の両脇には蓮の鉢が並べてあります。

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左手の道の両脇にも鉢が並べてありました。門の向こうは開山の塔所である松隠堂で、開山堂や舎利殿などがあります。

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正面が開山堂で、開山の隠元禅師を祀っています。

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門の内側では蓮が少し咲いていました。

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右にあるのが舎利殿です。

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ここの蓮が咲きそろうと見事でしょうね。

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4月3日に祥當忌、毎月3日には月例忌が営まれています。

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松隠堂から戻って振り返ると、向こうは三門

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天王殿の前には一輪だけ蓮が咲いていました。

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天王殿の石垣に隠元豆が植えられていました。

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隠元禅師が日本に伝えたものの一つで、小さな花が咲いていました。

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普茶料理を予約していた時間が迫っていたので、お堂の中には入らずに先を急ぎます。

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向こうに開?(かいぱん)が見えます。叩くと素朴な音がして木魚の原型といわれています。

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突き当りの右手に売店があり、その左奥にある黄龍閣が普茶料理をいただく場所です。

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普茶料理は5日前の午前中までに予約が必要で、7,000円、5,000円のコースは2人から、3,000円の普茶弁当は1人から予約できます。部屋がいくつかあって、ここは個人客用です。

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この日は普茶弁当をいただきました。これは、普茶料理の代表的な料理を松花堂弁当にしたもので、寿免(お吸い物)がついています。それぞれの味がしっかりしていて美味しい料理でした。

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普茶弁当は、数量限定で当日の予約が可能な場合もあるとのことです。予約先は黄檗山萬福寺(Tel:0774-32-3900、受付時間:午前9:00~午後4:30)です。

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コメント

蓮を見てからの普茶弁当。いいねぇ。
上品な夏の雰囲気がいいですよね。

投稿: munixyu | 2015年7月 3日 (金) 15:02

確かにこの形の門は日本にはないかも。。
カンフー映画に出てきそう!w
しかし ものすごくいい天気ですね~~抜けるような青空がお寺の開放的な感じと合ってていいかも!
卍型の柵は黄檗宗に多いんですかね。。。石峰寺でも見たなぁ
黄檗宗は日本では後発組の仏教だけど、なんとなくおおらかな雰囲気があるなぁ。。布袋さんのお祭とか、コミカルな絵とか。。。一番下の写真の人形も布袋さんかな?
普茶料理は一人ではちょっとハードル高そうだけど、チャレンジしてみたいです~

投稿: ばるさろ | 2015年7月 3日 (金) 20:52

★munixyuさん こんにちは♪
萬福寺を訪れる人のほとんどが、普茶料理が組み込まれたツアー客ばかりに思えました。

投稿: りせ | 2015年7月 4日 (土) 13:18

★ばるさろさん こんにちは♪
宇治の観光の中心の平等院辺りからは離れているし、三室戸寺のように季節の花で観光客を呼び寄せるお寺と違って、観光がメインの人はごく僅かでした。
私は大好きなお寺なのに淋しい限り。
コースの普茶料理にしたかったのですが、5日前までに予約せねばならないし、梅雨時の今5日後の天気を予想して申し込むのは出来ず、蓮と三室戸寺の紫陽花の具合で当日予約可能なお弁当にしました。
お弁当はイマイチでしたね。もどき料理はほとんど入ってなかったし、野菜のお弁当って感じでした。

投稿: りせ | 2015年7月 4日 (土) 13:26

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