祇園祭 花傘巡行2015
←目次 2006年1月27日から毎日更新しています。
祇園祭・後祭の24日、河原町御池で山鉾巡行の最後を見届けると、まもなく花傘巡行がやって来ました。花傘巡行は午前10時に八坂神社を出発して、四条通、寺町通から御池通に入り、河原町通、四条通を通って八坂神社に帰ります。
行列の最初は5基の子供神輿です。
山鉾巡行はかって7月17日の前祭と7月24日の後祭の2回にわかれていました。昭和41年(1966)、後祭が17日に合流し、後祭の行事が無くなったために、花傘巡行が始められました。
山鉾巡行が17日に一括されたのは、交通渋滞を緩和するという名目からで、当時の八坂神社や山鉾町の皆さんは、逆らえない状況でした。
後祭の山鉾巡行は、還幸祭を祝いその神輿の順路を祓い清めるという意味があったので、それにかわる行事として花傘巡行が始められたのです。
花傘巡行は「祇園祭花傘連合会」が取り仕切り、女性や子供たちが前面に出た芸能色の濃い華やいだ行列となっています。
「神饌行列」 最後にお供え物の花車を引いています。
昨年ようやく後祭の山鉾巡行が復活しましたが、それまでの間、女性や子供たちがが中心となって後祭の巡行の伝統を守ってきたといえます。
昨年から、花傘巡行はそれまでのコースを変えて行われています。「祇園太鼓」
「金獅子」 女性消防団員の頭をかじっていました。「銀獅子」もいます。八坂神社青年会の皆さんです。
「馬長」が続きます。
馬長は、神事に騎乗して社頭の馬場を練り歩いた者で、小舎人童(こどねりわらわ)などを美しく着飾らせていた名残といわれています。
「八坂神社清々講社」 清々講社とは八坂神社の氏子区域全域にまたがる京都特有の町衆組織で、金銭面を含めて共同組合的は役割を果たしています。、
八坂神社婦人会
「久世六斎保存会」 京都近郊の六斎念仏は、能楽、歌舞伎等の影響を受け、楽器に笛、三種の太鼓、鉦を使用するのが特徴です。
花傘娘 「京都きものの女王ビューティーページェント」で「京都プリンセス」に選出された女性が、花傘娘の称号が与えられて参列できます。
織商鉾(TOPの写真も) 京都織物卸商業組合の鉾で、「京都きものの女王」に選ばれた女性達が上古、奈良、平安時代の装束姿で乗っています。
例年2花街が交代で参加していましたが、今年は花傘巡行50年目ということで、(上七軒を除く)4花街が総出です。祇園甲部
音頭は「雀踊」
宮川町 「コンチキ音頭」
万灯踊
「祇園囃子」
花傘巡行は八坂神社に戻り、午後から舞殿で舞踏の奉納がありました。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。お帰りの前に、ブログランキングの応援のクリック↓をお願いします。
★こちらを是非よろしく→ ブログ村→
-------------------------------------------------------------------
| 固定リンク
「2015~ 祇園祭」カテゴリの記事
- 祇園祭 還幸祭2015(2015.07.27)
- 祇園祭 花傘巡行2015(2015.07.26)
- 祇園祭 後祭・山鉾巡行 2015(2015.07.25)
- 台風の日 山鉾巡行 祇園祭 2015(2015.07.18)
- 祇園祭 2015 前祭 宵山(2015.07.17)
コメント
後祭に続いて八坂一周の花傘巡行。
大きな問題なく無事進行、よかったよかった。
天神祭も終わって、真夏。
早いもんですよね。
投稿: munixyu | 2015年7月26日 (日) 13:59