鞍馬山 九十九折参道 義経の史跡
←目次 2006年1月27日から毎日更新しています。
鞍馬寺は、山を登る参道に沢山の見どころがあります。ケーブルカーを使えば2分で多宝塔まで行けますが、できりなら歩いて行くことをお勧めします。(もっとも、ケーブルカーは来年3月まで休止ですが)
竹伐り会式の場所に早く行きたかったので、いそいで写真を撮りながら登りました。
仁王門(山門)は明治44年の再建です。
両側に立つ仁王尊像は運慶の嫡男、 湛慶作と伝承。
門を入ると、浄域の結界へ・・・
牛若丸ゆかりの史跡などを見ながら九十九折参道登って行きます。
鞍馬山・・・標高569mメートル。東の鞍馬川、西は貴船川にはさまれ分水界をなし、全山老杉巨桧が生い茂る。古名は「暗部山」。
魔王の滝、滝口には魔王 下には放生池があります。
鬼一法眼社
鬼一法眼は京の一条堀川に住んだ陰陽師。『六韜』という兵法の大家でもあり、文武の達人とされます。
『義経記』で義経がその娘と通じて伝家の兵書『六韜』を盗み学んだという伝説で有名。また剣術においても、京八流の祖として、また剣術の神として崇められています。
少し上ると由岐神社
荷拝殿を潜ると・・・御神木の大杉です。
荷拝殿(重文)、豊臣秀頼再建
急な石段を上って・・・
大杉は樹齢800年、樹高53m
由岐神社の本殿
由岐神社の祭神の「靫明神」は、天慶三年(940)天慶の乱が起きたので朱雀天皇の勅により、鞍馬寺に遷宮し、北方鎮護を仰せつかった鎮守社です。
鞍馬の火祭は、そのときに里人がかがり火を持って神霊を迎えたことによるものだと伝承。
狛犬(重文 京都国立博物館で保管)
珍しく、子供を抱いています。子授け、子孫繁栄、安産祈願に御利益。
キーホルダーになってる天狗みくじです。
由岐神社をあとにして・・・
川上地蔵堂
牛若丸の守り本尊である地蔵尊が祀られています。牛若丸は日々の修行の時、この地蔵堂に参拝したといわれます。
義経公供養塔
800年あまり前、牛若丸が遮那王と名乗り、7歳の頃から10年間昼は学問、夜は武芸に励んだ時に住んでいた「東光坊」の旧跡。昭和15年供養塔が建立されました。
双福苑
この辺り一帯を双福苑と呼び、天に聳える杉を「玉杉大黒天」と尊崇し、傍らには、福徳の神である「玉杉大黒天」と「玉杉恵比寿尊」の祠があります。
九十九折参道
平安時代、清少納言が 「遠きて近きもの、くらまのつづらをりといふ道」 と綴ったことで有名です。
中門
元来、山麓の仁王門の横にあった四脚門で、朝廷の使いの通る勅使門でしたが、この場所に移築されました。
雪の下(ユキノシタ)が石垣などに密集して咲いていました。
転法輪堂・洗心亭が見えてきました。
本堂への最後の登り、ケーブルカーで来てもこの登りがあります。
転法輪堂の手水舎
寝殿に向かう法師たち。みんな勇ましい「僧兵」のようです。明日は金堂から山に入ります。
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転法輪堂の手水舎の屋根・・・緑の苔が美しい。
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コメント
苔のある屋根って涼しそうで、いいですよね。
日本中の屋根が、こうだと夏も涼しくいけそうだよね。
投稿: munixyu | 2015年6月22日 (月) 13:18
しっとりしてて緑が濃くていいですね~~
由岐神社の存在を、初めて行った時は知らなくて、
雪道をやや滑りながらドキドキしつつ下ってきた所に現れた姿が印象的でした。。。
朱塗りの橋の辺りで撮った写真や灯篭の写真がいまでもお気に入りです~
そうそう玉杉大黒天ってことで 杉の木だらけっぽいから、花粉症のオレには春は厳しい所だなぁ。。と思いましたw
投稿: ばるさろ | 2015年6月22日 (月) 21:11
★munixyuさん こんにちは♪
苔が綺麗な緑色。清々しいです。
投稿: りせ | 2015年6月23日 (火) 13:38
★ばるさろさん こんにちは♪
雪の日にも登ってるんですよ。ストックは必要でした。
京都の夏の避暑に良いコースです。杉の木だらけです。
帰りは貴船で川魚料理だったら最高です。
投稿: りせ | 2015年6月23日 (火) 13:40