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2015年6月23日 (火)

鞍馬山 義経修行の木の根道

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

鞍馬寺の「竹伐り会式」が終わって鞍馬山から貴船の方に向かいます。

本殿前の狛犬ならぬ「阿吽」の虎は、本尊毘沙門天のお使いである神獣です。「吽」の虎の横で香り豊かな菩提樹が満開でした。

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香りに誘われた蜂が飛び交っていました。

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本坊(金剛寿命院)
鞍馬寺寺務所や鞍馬弘教宗務本庁が置かれています。 前庭「瑞風庭」は、奥の院に護法魔王尊が降臨する様子を表現しています。

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本坊の横から奥の院に入ります。

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鐘楼にもちょっと寄り道。

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見晴らしのよい場所にあり、音が遠くまで届くはずです。

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少し行くと、霊宝殿(鞍馬山博物館)、先代管長信樂香雲の歌の師である與謝野晶子・寛の歌碑、移築された晶子の書斎、冬柏亭があります。
冬柏亭は閉まっていました。(この日だけ閉まっていたのかは不明)

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ここから、牛若丸が天狗に剣術を習ったという伝説の場所、僧正ガ谷を経て魔王殿に至る奥の院参道が始まります。

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義経 息つぎの水
牛若丸が、僧正ガ谷の天狗に兵法を習うために深夜、独りで奥の院道を急ぎ、途中で息つぎのために湧水を飲んだ場所とされています。 800余年後の今も湧き続けています。

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屏風坂の地蔵堂 

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鞍馬山の山道でも外人観光客を見かけるようになりました。

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義経公背比べ石と遮那王堂が見えてきたら峠です。ここから先は貴船への下りになります。

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義経公背比べ石と、右横に遮那王堂。ベンチがあって休憩できます。

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義経背比べ石
平家が父の仇であることを知った牛若は奥州平泉の藤原秀衡を頼って鞍馬寺を出奔します。その際、名残を惜しんで、この石と背比べをしたと伝承されています。

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ここから木の根道を通り、大杉権現社に寄り道します。

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木の根道
根が地表面でアラベスク模様を描くのは、この辺り一帯の砂岩が、灼熱のマグマの貫入によって硬化したために土壌層が薄くて根が地下に伸びることが出来なかったためとか。

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牛若も「木の根道」で兵法修行をしたと伝えられています。

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大杉権現社 このあたりが護法魔王尊が降臨した場所とされ、鞍馬山の信仰の原点となっています。ここには、かつて千年杉(天狗杉)が立っていました。

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護法魔王尊は、人類を救済するために金星から派遣され、魔物を征服し善神に転向させる転迷開悟、破邪顕正の力を持っているとされます。そして、人類が遠い未来に水星に移住するときには誘導してくれるそうです。

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ヒンドゥー教の神話に登場するサナート・クマラと類似するところが多く、鞍馬の地名の由来となっているという説もあります。

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この辺りは、大杉苑瞑想道場と呼ばれ、護法魔王尊のエネルギーの高い場所とされています。この日は、パワースポット巡りの団体の方を見かけました。

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鞍馬寺の本殿(金堂)には、毘沙門天、千手観音菩薩とともに、護法魔王尊が祀られています。護法魔王尊は、鞍馬寺の信仰の対象になっているのです。

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竹伐り会式の後の記念撮影には女の子も加わりました(本坊前)。

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 4 鞍馬 貴船」カテゴリの記事

コメント

ここは本当に、険しい道ですよね。
撮影おつかれさまです。でも、新緑に包まれて
いいところだよね。
涼しそう♪

投稿: munixyu | 2015年6月23日 (火) 12:42

木の根っこコワイ~~!昨年トレラン中に思い切り根っこにつまづいて爪が死んでしまいましたw
鞍馬にはしばらく行ってませんし、貴船に抜けれることも当時は知らなかったので、是非訪れたい場所です~!やはり初夏ぐらいが気分よさそうですねぇ~おこちゃまカワイイ!
地図で興味のあるお寺の位置を調べてたら、峰定寺がおもしろそう!となったのですが、いろいろ調べたら写真禁止どころか持ってはいるのすらだめなんですね。。。行って見たいけど迷い中

投稿: ばるさろ | 2015年6月23日 (火) 20:28

★munixyuさん こんばんは♪
市内からちょっとでこんなに山があって・・・良いですよ。

投稿: りせ | 2015年6月23日 (火) 21:31

★ばるさろさん こんばんは♪
根っこにひっかけたら恐いですね。私もこけないように常に気を付けています。
峰定寺だったかはそうらしいですね。私は撮影禁止の所には行きませんが、
でも、撮影禁止のところでもコネで撮って、ブログに堂々と・・・みたいな方もおられますね。
卑怯だなあと思います。

投稿: りせ | 2015年6月23日 (火) 21:39

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