妙心寺 退蔵院・サツキの庭
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昨日京都は、33.6度を越えて5月の最高気温3番目だったそうです。そんな中、サツキが見頃だというので妙心寺の退蔵院に行って来ました。
退蔵院は妙心寺山内寺院の中でも屈指の古刹。国宝の瓢鮎図を所蔵するお寺です。
退蔵院 妙心寺塔頭
1404年(応永11)波多野出雲守重通が建立。方丈(重文)は慶長年間(1596-1615)の建立。庭園(名勝・史跡)は、狩野元信の作と伝え、回遊式に観賞式を加味した枯山水の優美な名園。水墨画の祖といわれる画僧如拙の描いた室町時代の名作瓢鮎(ひょうねん)図(国宝)を所蔵。
猫さんの横に、小さな布袋さんが加わっていました。
瓢鮎図は原品は京都国立博物館に寄託されています。
室町水墨画の先駆者・如拙の作。如拙筆の確証がある数少ない作品の一つで、日本の初期水墨画の代表作の一つである。画面上部の序文により、室町幕府4代将軍足利義持の命で制作されたことがわかる。
つるつるの瓢箪でぬるぬるしたなまずを捕まえるにはどうすればよいかという、およそ不可能な問いかけを図示したもの、禅の公案を絵画化したもの。現状、紙面の下半に絵があり、上半部には序文に続けて30名の禅僧による賛が書かれているが、当初は座屏(ついたて)の表裏にそれぞれ絵と賛を貼ったものであった。(Wikipedia)
元信の庭 (史跡名勝)
室町時代の有名な画家狩野元信の作庭と伝えられています。
枯山水の優美な庭園で、枯滝・蓬莱山・亀島と石橋など多数の庭石が豪快に組まれています。
つづいて・・・余香苑に入ります。 門の上にも「瓢箪となまずが2匹」
大きな枝垂れ桜の左右に、砂紋の美しい石庭が配置されています。
天気が良過ぎて、おまけに強烈に暑い日でした。
青もみじの下を進みます。
広々したお庭「余香苑」。中根金作氏作庭で昭和の名庭です。
「サツキの花で一面ピンク」とはなりませんが、今が見頃だとか。
藤棚が陽を遮り、憩いのひとときを与えてくれました。
藤棚の下から
花菖蒲、蓮、睡蓮・・・と、これからも花の季節が続きます。
暑くても水を見ると一息つきますね。
花菖蒲でしょうか?、それともカキツバタ?
藤棚の下で・・・時を過ごしました。
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コメント
暑くて涼しい夏の庭。
さつき、はやいもんだよね。
投稿: munixyu | 2015年5月28日 (木) 12:43
こんにちは!にゃんこと申します。ブログ拝見しました。
京都は何度か行ったことがあるのですが、妙心寺というこのお寺は初めて知りました。心が落ち着きそうな、いいお寺ですね~。他にも京都の記事をたくさんあげてらっしゃるんですね!旅行するときの参考にさせてもらいます♪
またお邪魔しますね!応援ぽち!
投稿: にゃんこ | 2015年5月28日 (木) 18:44
そうそう 入り口のこじんまりした感じからしたら、びっくりすぐらい奥が広いですよね
ここでもやぶ蚊に刺された記憶が。。。
額縁に入った瓢鮎図がレプリカだと知ってちょっとしょんぼり。。。庭の売店のコミカルなTシャツを買おうかどうしようかかなり迷いましたw
投稿: ばるさろ | 2015年5月28日 (木) 21:02
★munixyuさん こんばんは♪
まだ梅雨にもなってないのに、真夏の気温ですね。
投稿: りせ | 2015年5月28日 (木) 22:50
★にゃんこさん 初めまして♪
コメント有り難うございます。m(_ _)m
妙心寺は広いです。大きいです。ロケ地でよく使われています。
どうぞ参考にして下さいね。応援有り難う。(o^-^o)
投稿: りせ | 2015年5月28日 (木) 22:56
★ばるさろさん こんばんは♪
広大なお庭が素敵です。でも、やっぱり民家が見えてて・・・。
国宝の本物だったらえらいことですよ。ここはお土産の品数も多いし、花見、月見などで食事会もあって、いろいろ企画されていますね。
蚊は嫌だけれど、蛍は出るんでしょうか?
投稿: りせ | 2015年5月28日 (木) 23:01