« 月読神社から最福寺跡へ | トップページ | 平安絵巻 葵祭 路頭の儀 »

2015年5月15日 (金)

京都国立博物館 常設展が素晴らしい

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

Jms_3822a
※写真は全てクリックで拡大します。

GWが終われば行こうと思っていた「京都国立博物館」です。

今、博物館では特別展覧会として「桃山時代の狩野派 永徳の後継者たち」(17日まで)と、平成知新館(平常展示館)で特別陳列「葵祭の美術 千年の伝統」(31日まで)が催されています。
今日は「葵祭」。 葵祭見物の後に是非ともお薦めです。

綺麗に澄み渡った青空の元、旧帝国京都博物館正門から。

Jms_3876a

京都国立博物館
1888年(明治21)、宮内省に臨時全国宝物取調局が設置され、日本各地の社寺等の文化財(宝物)の調査が行われた。その結果、京都・奈良には特に文化財が集中しており、それらを収蔵保管する施設の整備が急務とされた。こうして当時の日本政府は京都と奈良に国立の博物館を設置することとした。

Amp_5620b

当時、東京には東京国立博物館の前身がすでに設置されていたが、1889年(明治22)、東京の博物館を「帝国博物館」と改め、「帝国京都博物館」と「帝国奈良博物館」の官制が定められ、京都国立博物館の前身である帝国京都博物館が発足。

1900年(明治33)帝国京都博物館・帝国奈良博物館は京都帝室博物館・奈良帝室博物館と改称、東京の帝国博物館総長の管轄下に置かれた。1924年(大正13)には皇太子(後の昭和天皇)の成婚を記念して京都帝室博物館は京都市に移管され、恩賜京都博物館と改称した。

Amp_5602a

1947年、京都市の所管下だった恩賜京都博物館は国立に移管され、名称は現館名の「京都国立博物館」となった。

博物館の本館、正門は片山東熊の設計になる煉瓦造平屋建て、フレンチルネサンス様式の建物で、1892(明治25年)年6月着工、1895年10月に竣工。
諸準備が整い、博物館が開館したのは1897年(明治30)5月。

Jms_3869a

明治古都館(旧・本館)にて
5月17日(日)まで、「桃山時代の狩野派 永徳の後継者たち」

Jms_3773a

光信、山楽、宗秀、孝信、内膳、長信、探幽、の作品が展示されています。

京都の寺院をいっぱいいっぱい廻っている私としては、結構このようなのは見ているので、早めに切り上げて・・・

Mk002a

平成知新館(平常展示館)へ、新築になって初めてです。

空いていてゆったり見れました。是非、平成知新館にも見に行って下さい。

Amp_5608a

巨大な仏像の荘厳さ、偉大さ、優しさに時間を忘れて佇みたいくらいでした。

奇怪な画で知られる「曾我蕭白 醜美と優美」展も始まっていました。

平成知新館の展示内容見て下さい。

Jms_3789a

中でも、特集陳列「葵祭の美術 千年の伝統」(31日まで)が展示。

葵祭。正式には賀茂祭と言われ、下鴨神社と上賀茂神社の例祭として執り行われます。 平安時代に宮中から勅使が派遣される勅祭となり、当時「祭」と言えば葵祭を指したほどでした。今日の葵祭に合わせて是非。

Mk003a

平成知新館の中から、うららかな博物館風景。

Amp_5592a

これからの夏の観光にピッタリかも。

Jms_3800a

ロダン作 考える人
フランスの彫刻家ロダンの作品。原作は1880年の作という。大正末期に輸入され、個人の手に渡ったのち京都国立博物館の所蔵となった。

Amp_5603a

ロダンの存命中かあるいは没後早い時期に鋳造されたもので、大変貴重なもの。

Amp_5619a

新緑が美しい季節になりました。

※今日もご覧いただき、ありがとうございます。ブログランキングの応援のクリックをよろしくお願いします。

  ★こちらを是非よろしく→   ブログ村→にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
-------------------------------------------------------------------

Jms_3824b

|

« 月読神社から最福寺跡へ | トップページ | 平安絵巻 葵祭 路頭の儀 »

 3 博物館~六波羅蜜寺 大和大路」カテゴリの記事

コメント

なつかしいレンガの色で~す。

投稿: Tacchan | 2015年5月15日 (金) 12:19

京都国立博物館は博物館自体が、
美術品になってるよね。いいレンガ色だよね。

投稿: munixyu | 2015年5月15日 (金) 12:35

なかなか見たい展示と時期が合わないんですよ~
東京国立博物館はよく行くんですが、年間パスを買うと、京都、奈良、九州の常設展は何度でも行けるんですよね~。でも年間スケジュールを見て、いつも躊躇してしまう。。。
今、トーハクは鳥獣戯画展なので見に行きたいんだけど、大混雑ってことなのでちょっと迷ってます~

投稿: ばるさろ | 2015年5月16日 (土) 00:24

★Taccha~n こんにちは♪
昨日は忙し過ぎて、遅くなりました。
昔、博物館はタダで入れたし、噴水のところによお行ったなあ。

投稿: りせ | 2015年5月16日 (土) 15:48

★munixyuさん こんにちは♪
東山七条あたりは広々してて、旧本館が絵になります。

投稿: りせ | 2015年5月16日 (土) 15:50

★ばるさろさん こんにちか♪
鳥獣戯画の人気の「甲乙」が東京博物館所蔵というのが、京都人としてはとっても悔しいです。
なんで、良い方を京都に残さなかったんだろうか。
京都博物館は月曜定休日、常設展も展示を変えていつも新鮮のようです。京都駅からも近いから是非。

投稿: りせ | 2015年5月16日 (土) 15:54

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 月読神社から最福寺跡へ | トップページ | 平安絵巻 葵祭 路頭の儀 »