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2015年5月31日 (日)

圓光寺 奔龍庭と十牛之庭

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

紅葉の頃には凄い人出になる圓光寺。詩仙堂のすぐ近くにあります。
今は青もみじ、緑が溢れる庭園です。地図です

圓光寺(円光寺)  山号:瑞厳山、臨済宗南禅寺派
慶長6年(1601)に徳川家康が文治政策として閑室元佶(かんしつげんきつ)師を招いて伏見に学問所を開いたのに始まり、のち相国寺の境内に移ったが、元和年間に焼失し、細川忠利の再建を経て、寛文7年(1667)幕命により今の地に定められた。
この寺が建てられたとき、家康は朝鮮文書や多数の書籍ならびに朝鮮の木活字十万を寄せてこれを和尚に管理させた。貞観政要や武経七書等の書は、これによって印刷出版されたものという。圓光寺版と呼ぶ図書も出版、当時の木活字(重文)が現存する。

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明治維新で荒廃したが、禅堂は12代住持南嶺尼(なんれいに)が尼僧の専門道場として再興されました。

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暫く来ていませんでしたが、新しいお庭が出来ていました。

奔龍庭 (ほんりゅうてい)
白砂を雲海に見立て、天空を自在に奔る龍を石組で表した平成の枯山水。

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龍の頭部と背中付近にそびえ立つ石柱は、かつての当寺の井戸の部材として使われていたもの。

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荒く切り立った石柱は龍の周囲に光る稲妻を表現しています。

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東福寺の塔頭・龍吟庵の庭園(重森三玲作)を思い出しました。記事です

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青もみじの今はゆっくり見れますよ。

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中に入らせて頂きます。

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振り返って奔龍庭です。

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本堂には本尊として千手観世音坐像を安置。寺宝には元佶和尚像一幅及び円山応挙筆の竹林図屏風六曲一双(重要文化財)がある。

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十牛之庭 (じゅうぎゅうのにわ)
書院前に広がる十牛の庭。牛を追う牧童の様子が描かれた「「十牛図」を題材にして、近世初期に造られた池泉回遊式庭園。

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「十牛図」(じゅうぎゅうず)
中国宋代の禅宗の書。仏道入門から悟りに至るまでの道程を、牧者と牛に託して10の絵と短文で示したもの。廓庵禅師のものが広く行われた。

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「十牛図」は以下の十枚の図からなります。(Wikipediaより)
ここで牛は人間が生まれながらにして持っている仏心をあらわしています。また或いは、牛を悟り、童子を修行者と見立てています。

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1 尋牛 - 牛を捜そうと志す。悟りを探すがどこにいるか分らず途方にくれた姿。
2 見跡 - 牛の足跡を見出すこと。
3 見牛 - 優れた師に出会い「悟り」が少し見えた状態。
4 得牛 - 力づくで牛をつかまえること。
5 牧牛 - 牛をてなづけること。悟りを自分のものにする為の修行。

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6 騎牛帰家 - 牛の背に乗り家へ向かう。悟りが得られて世間に戻る姿。
7 忘牛存人 - 家にもどり牛のことも忘れる。悟りは逃げたのではなく修行者の中にあることに気づく。
8 人牛倶忘 - 全てが忘れさられ、無に帰一すること。悟りを得た修行者も特別な存在ではなく本来の自然な姿に気づく。

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9 返本還源 - 原初の自然の美しさがあらわれてくること。悟りとはこのような自然の中にあることを表す。
10 入?垂手(にってんすいしゅ) - 悟りを得た修行者(童子から布袋和尚の姿になっている)が街へ出て、別の童子と遊ぶ姿を描き、人を導くことをあらわす。

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牧童が禅の悟りに至るまでの道程、懸命に探し求めていた悟りは自らの中にあったという物語です。

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修行道場として、これまで多くの雲水たちもこの十牛之庭を眺めました・・・。

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明日は緑の庭園の中を散策、境内山上からの景色などもお伝えします。

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水琴窟  あたりに美しい音色が響いていました。

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コメント

新しいお庭、だんだん馴染んでいくんだろうね。
5年ぐらいしたら、味が出てきそう。

投稿: munixyu | 2015年5月31日 (日) 16:13

★munixyuさん こんばんは♪
新しいお庭も2年くらい経ってるそうです。でも未完成にしてあって、柵というか囲いがされてないそうです。

投稿: りせ | 2015年6月 1日 (月) 00:30

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