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2015年4月11日 (土)

嵐山 法輪寺 桜と十三詣り

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

近畿地方は4月1日から10日までに雨の降った日が9日もありました。花見を躊躇された方もあるかと・・・お見逃しの方や十分堪能されていない方は、当ブログでお楽しみ下さい、晴れた日に凄く頑張りました。まだ暫く満開の桜記事が続きます。
今日は嵐山、渡月橋を渡って法輪寺に向かいます(4月4日)。

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法輪寺の起源は古く、約1800年前に遡ります。その頃既にこの地域に三光明星尊をお奉りした「葛野井宮(かずのいぐう)」がありました。

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祖神として信仰してきた「虚空蔵尊」と因縁のある「葛野井宮」をたよって、中国から秦氏一族が移住してきて、この地で農業をはじめ製糸、染織などの産業を盛んにしました。

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奈良時代の元明天皇の和銅6年(713)、この寺域に勅願により行基菩薩に命じて「木上山葛井寺」を建てました。この寺が現在の法輪寺の起源で、古義眞言宗(こぎしんごんしゅう)に属します。

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ここから下3枚の写真は3月26日の撮影です。狛虎

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古来より、数え年十三歳に成長した男女が、成人の儀礼として法輪寺に参拝しました。十三歳の厄難を払い、智恵を授けていただけるように虚空蔵菩薩に祈願します(十三詣り)。

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江戸時代の中頃からは、京都だけでなく近畿一円からお参りされるようになりました。かっては、本尊虚空蔵菩薩に最も縁の深い旧暦3月13日(現在の4月13日)に参詣するのが一般的でした。

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現在では、春は3月13日から5月13日(4月13日を中日とした2月間) 、秋は10月~11月が十三詣りの期間となっているそうです。

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この日は天気がよく桜が見頃でしたので、十三詣りの親子連れが大勢いました。

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この見晴台からは、市内一円が見渡せます。

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十三詣りの帰路、渡月橋を渡るまでに後ろを振り返ると、知恵が本堂に帰ってしまうという言い伝えはよく知られています。だだし、道路を歩くときに危ないので注意が必要ですね。

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手前には渡月橋が間近に見えます。

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向こうは比叡山、その手前は双ヶ丘、右手は東山が連なります。

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境内には、人形塚、針供養塔があり、毎年10月15日に人形供養、12月8日に針供養がおこなわれます。

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多宝塔

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狛山羊 虚空蔵菩薩の使いだそうです(下2枚は3月26日撮影)。

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石段の途中(右手)に電電宮(電気・電波を守護する鎮守社)があります。この日は、できるだけ多くの場所を巡るつもりなので、先を急ぎます。

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☆★ 2015 桜 3」カテゴリの記事

コメント

いい天気、満開の桜に十三詣り。
和な感じが、いいですよね。

投稿: munixyu | 2015年4月11日 (土) 12:24

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