長岡天満宮 八条が池とキリシマツツジ
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長岡天満宮のキリシマツツジを見に行ってきました。正面大鳥居は総御影石製で、平成14 年の菅公御神忌1100年大萬燈祭を記念して、平成10年10月に奉納 されました。総高9.75m、笠木 12m、総重量50トンだそうです。
長岡天満宮の祭神は,学問の神様として知られる菅原道真です。彼が太宰府へ左遷される途中に,かつて在原業平らと共に詩歌管弦を楽しんだこの地に立ち寄り,都を振り返って名残を惜しんだことから 「見返り天神」とも呼ばれています。八条が池の中堤が参道になっていて、両側のキリシマツツジが満開でした。
太宰府にお供した3人が別れ際に戴いた道真自作の木像を ご神体として祀ったのが長岡天満宮のはじまりとされています。
平安時代、この風光明媚な地は道真の領地でしたので、何度も通っていて名残惜しかったこともうなずけます。後でツツジを見て回ることにして、まずは本殿に参ります。
室町時代にはすでに社殿があったと考えられ、応仁・文明の乱(1467-1477)により焼失しますが、1498年に再建されました。
さらに、安土・桃山時代の慶長の大地震(1596)により社殿が倒壊しますが、1598年には再建されています。 江戸時代には、境内が八条宮智仁親王の家領となり(1623)、以後八条宮(桂宮)家によって造営・管理されます。
本殿は昭和16年に平安神宮の社殿を拝領移築したもので、三間社流れ造りの素木で端正な姿をしています。拝殿は平成10年に既存の素木の拝殿を朱塗りにし増改築したものです。
それまでの本殿は大歳神社(西京区)、拝殿は角宮(すみのや)神社(長岡京市)に移築されました。道真ゆかりの狛牛があります。
錦水亭 八条が池ほとりにある創業明治14年のたけのこ料理の老舗です。今の季節でしか味わえない、たけのこの会席料理は五月末までの予定とか。
八条が池を取り入れて、大小の数寄屋づくりのお座敷が点在し、 老松、つつじ、桜におおわれた大庭園はすばらしい景観です。ただし、見物するには料理をいただかないといけません。
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この八条が池は、 寛永15年(1638)に当時の領主・八条宮が築造した灌漑用の溜め池です。 中堤の中央にある石の太鼓橋は加賀前田藩の寄進といわれています。
外周は約1㎞、貯水量 は約35,000トンあり、南北に細長い形をしています。
ところで、八条宮(桂宮)家は安土・桃山時代から江戸時代の皇族で、八条宮智仁親王(1579-1629)が始まりです。
彼は学を好み書も秀で、桂離宮を自ら造営しました(その子・智忠親王が竣工)。 桂離宮が八条通の沿線上にあったことから、八条宮と称されたのです。
「キリシマツツジ」は樹高が約2.5mもあり、樹齢は130年前後と推定され、長岡京市の天然記念物に指定されています。市では、保全のため平成5年に中堤を拡幅して3本の通路が平行しています。
中堤と中ノ島は総檜造りの水上橋で結ばれ、「八条が池ふれあい回遊のみち」とよばれています。こちらは池の北側です。
中ノ島には露店が出ていて、ちょっとしたお祭りでした。長岡京市の白黒竹食街道のマスコットキャラクター「しろんちゃん」。他に「くろんパパ」もいるそうです。
右手は回遊のみち途中にある休憩所・六角舎、向こうは大鳥居です。
池の北端まで来ました。ここから、牡丹が満開の乙訓寺に向かいました。
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コメント
はやいもんだよね。
こないだまで桜っていってたのに今度はもう
キリシマツツジに揚羽蝶。
GWも近いことだし、もうすぐ夏だね。
投稿: munixyu | 2015年4月27日 (月) 13:36
青紅葉と真っ赤な霧島ツツジがキレイですねぇ
なにやら全部乗せみたいなゆるキャラも面白い!w
ここでも季節限定の筍会席やってるんですね~
嵐山の松籟庵の筍フルコースを食べるのが夢です~~
投稿: ばるさろ | 2015年4月27日 (月) 20:41