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2015年4月15日 (水)

嵯峨野 広沢池 桜の風景

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

広沢の池の桜の風景です。のどかです。

昨日14日の天気予報の時に言っていましたが・・・京都で4月に入って2週間のうち、12日雨が降ったそうです。
朝から日没まで晴れた日は無かったです。「今日こそは」と期待した日でも昼過ぎから雲が増えてきたり、スッキリしませんでした。
1日だけ晴れて次は決まって雨が続く・・・そんな無情な桜の季節でした。

広沢の池・・・青空が綺麗です。地図です

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広沢池 (ひろさわのいけ)  周囲1.3km
この池は宇多天皇の孫、寛朝(かんちょう)僧正が、平安中期、989年(永祚元年)に遍照寺の建立にあわせ庭池として本堂の南に造営されたと伝わりますが、異説として、嵯峨野一帯を開墾した渡来系豪族の秦(はた)氏一族が溜池として造ったとも言われています。
池は遍照寺と共に廃れましたが、明治時代に地元の人々の協力で修復されました。

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遍照寺は、池のほとりに釣殿・月見堂などを設けた美しい風景を前にした大寺でしたが、早く荒廃し、いまは南の方へ約300メートルのところに遍照寺の名を伝える寺院があり、遍照寺創建当時の遺像といわれる十一面観音立像(重文)と不動明王座像(重文)を安置しています。
遍照寺はこちらの記事で見て下さい。

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広沢の池は、古来から観月の池として知られ、数々の歌に詠まれています。

西行法師 「やどしもつ 月の光の大沢は いかにいつとも 広沢の池」 

源従三位頼政 「古の人は汀に影絶えて 月のみ澄める広沢の池」

薩摩守平忠度 「あれにける宿とて月はかわらねど昔の影は なほぞこひしき」

松尾芭蕉 「名月や池をめぐりて夜もすがら」

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平成22年(2010)に農林水産省の「ため池百選」に選定。古都保存法の歴史的風土特別保存地区に指定されています。

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また現在は鯉の養殖が行われており、

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毎年12月には池の水位を下げ鯉を収穫する「鯉揚げ」と呼ばれる行事が行なわれます。

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四季の広沢の池、嵯峨野・田園風景は下のリンクから見て下さいね。

嵯峨野・田園風景 広沢の池   /★旧

遍照寺 児神社(ちごじんじゃ) 宇多野YH 佐野藤右衛門邸 印空寺 広沢の池 嵯峨野・田園風景 彼岸花 送り火「鳥居」

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山桜の若葉、柔らかそうです。

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湖畔にはサクラ、カエデ、ヤナギが植樹され、マガモ、ケリ等の鳥類やトンボも多くみられます。

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対岸に桜の木がたくさん見えています・・・

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茅葺き屋根の民家があって、舟も出ているようですよ。

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広沢の池の西側には池へ突き出るような形の小さな島「観音島」があります。

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観音島に向かいます。

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観音島には橋が架けられており、島の内部には石像の千手観音が祀られています。時代劇のロケ地としてよく登場しますね。

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先端には弁天堂もあります。

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先ほどの茅葺き屋根のあるところが正面に見えます。

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いつも気になっていたのですが・・・桜の頃に3日間だけ公開されます。

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明日はあそこを紹介します。桜満開の素晴らしい風景でした。

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広沢の池の前の茶店にある大きな枝垂れ桜。見事です。

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コメント

ここは、空間が広くていいですよね。
大きな京都感があるよね。

投稿: munixyu | 2015年4月15日 (水) 12:38

12日もですか!!そりゃ、オレが行った時も雨がふるわけですねぇ。。。(;´д` ) トホホ
広沢の池の写真も、途中からやや曇り気味に。。。
今年の桜はちょっとかわいそう~~
広沢の池ってため池だったんですね
川から水を引いてきてるのかなぁ
京都は地下水も豊富だから、池も作りやすいのかな。。

投稿: ばるさろ | 2015年4月15日 (水) 21:01

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