上品蓮台寺 桜咲く境内
←目次 2006年1月27日から毎日更新しています。
千本釈迦堂を出て次に訪れたのは上品蓮台寺(じょうぼんれんだいじ)です。蓮華金宝山九品三昧院と号する真言宗智山派の寺です。
聖徳太子の創建と伝えられ、当初香隆寺(こうりゅうじ)と称しましたが、天徳4年(960)宇多法皇の勅願により、寛空僧正(かんくうそうじょう)が再建し、寺号を上品蓮台寺と改めたといわれています。玄関
当時は広大な寺域に伽藍(がらん)が建ち並び壮大なものでしたが、応仁の乱により焼失してしまいます。その後、文禄年間(1592~96)に性盛上人(しょうせいしょうにん)が復興しました。境内の南側に行きます。
当時は、十二の支院が建立され、俗に十二坊の名で呼ばれるようになりました。現在では三支院を残すだけですが、北区の「紫野十二坊町」という地名がかっての隆盛を伝えています。大師堂
紅枝垂は2~3分咲き程度(3月31日)でした。こちらも満開になると、一層華やかな境内になることでしょう。
本堂 村上天皇より賜った上品蓮台寺の勅額を掲げ、本尊として延命地蔵菩薩像を安置しています。
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今度は、山門から北の方に行きます。境がはっきりしませんが、隣接する塔頭・真言院の境内(前庭)になります。
かって、この地の西には「鳥辺野」、「化野」と並ぶ葬送の地「蓮台野(れんだいの)」が広がっていました。
化野念仏寺と同様に、掘り出された多数の石仏が寺に持ち込まれたのでしょう。
墓地の椋の木の根元にある源頼光朝臣塚(蜘蛛塚) 源頼光によって退治された土蜘蛛が埋められた場所とされます。
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コメント
石仏も、なんとなく春で、いいですよね。
春の光りの力かな。
投稿: munixyu | 2015年4月 2日 (木) 12:31
今年はさくらの咲いている期間が短くて
りせさん大忙しではありませんか?
投稿: 8mama | 2015年4月 2日 (木) 23:12
上品蓮台寺は、千本通り沿いで、一見桜があるような雰囲気ないところがいいですよね~
最古の絵因果経あるって話なんですが、拝観はできないのがちょっと残念!
投稿: ばるさろ | 2015年4月 2日 (木) 23:35